Microsoftは開発している新型Xbox「Project Scorpio」の性能テストとして、スペック検証で有名なDigital Foundryをラボに招待。Eurogamer上で独占公開しました。「史上最強の本体」というスローガンの通り、ライバルのPlayStation 4 Proを上回る性能となっています。
Project Scorpio、史上最強の本体
Eurogamerで性能が公開されるにあたり、Project ScorpioとXbox One、そしてPS4 Proとの大まかな比較が掲載されています。
Project ScorpioはHDDのサイズを除き、表に記載されている以外の面でもライバルであるPlayStation 4 Proを上回るスペックを搭載。Microsoftがパフォーマンスだけでなく、全ての面でコンソールのデザインクオリティを次のレベルに押し上げるという意思を体現しています。
これだけの性能を搭載した理由は主に2つあります。4Kでのゲームプレイ体験と、開発者です。
4Kゲームプレイのパフォーマンスの強化
4Kでのゲームプレイの定義について、ディレクターのKevin Gammill氏は次のように語っています。「4Kとはただ800万ピクセルを画面に表示するだけではないと思っている。800万ピクセルをHDRやより豊かな色調といった4K用のアセットを用いて表示し、1080pと比べて一切のフレームレートの低下がないこと。これが非常に重要だ」
Project Scorpioのエンジン開発にあたり、まず「4K画質でもフレームレートが低下しない」という点に重きを置いた開発チームは、PIX(Performance Inspector for Xbox)というフレームレート検証ツールを用意。このツールを用いて数多くの900p以上のXbox One用タイトルが、どの程度のスペックであれば4Kモードでもフレームレートの維持が容易かと徹底的に調査し、そこから各スペックの設定が始まったと明かしています。
この時に得たデータにより、AMDとのエンジン開発が円滑に進み、最新のデモ用の『Forza Motorsport』がネイティブ4K画質で60fpsを維持出来るようになりました。
『Forza』のデモは物理計算、AI処理などはXbox One用の設定を維持しつつ、車の描写には4Kテクスチャを利用という多大な負荷が掛かる環境でありながら、Project ScorpioはGPUの66.19%しか使用せず、まだまだ余力があることを実証しています。
エンジンが強化されたことにより、Project Scorpioは4K/60fps HDRのクリップ保存に対応。Retroactive Screen Captureという機能では、過去のクリップを遡り、フレームを1つずつ確認して、簡単に最高の瞬間を保存可能となっています。
失った開発者達を取り戻す
Project Scorpioの開発目的のもう一つが、「開発者達を再びXbox界隈に呼び戻すこと」であると、Xbox/Windows Gaming PlatformのVPであるMike Ybarra氏が明かしています。
かつて、MicrosoftはXbox 360でPlayStation陣営から多くの開発者を取り込むことに成功しました。しかし、戦いの場が現行機へ移ると、その性能差と開発環境の差から、約2年の間に今度はPlayStation陣営に多くの開発者が移行するという逆転劇が起きてしまいました。
この事態を重く見たYbarra氏は、最高のゲームを作れる最適な開発キットを用意することで開発者達の心を掴み、再びXbox 360時代の蜜月関係を取り戻すべく、Project Scorpio始動に踏み切ったと明かしています。まさに、PS3での反省を活かし、PS4の礎としたSonyと同じ戦略を辿ったわけです。
1080p環境でもXbox Oneより上の体験を
4Kに力を入れているProject Scorpioですが、4K環境がないユーザーへの配慮も忘れていません。PS4 Pro同様に、4K画質をフルHD画質にダウンサンプリングする際に、より高品位なフィルターを通すことで、従来の1080p画質よりも美麗な描写を可能としています。 Microsoftは全てのデベロッパーに、Project Scorpioで動作する全てのタイトルは、Xbox Oneと同等、もしくはそれ以上のフレームレートを維持することを要求しています。
性能よりもタイトルを
性能という面では間違いなく史上最強の本体というスローガン通りの存在となったProject Scorpio。しかし最も重要なのは、プレイヤーを満足させる魅力的なタイトルを提供できるかです。正式な発表があると推測されている今年のE3まで後2ヶ月となったタイミングでスペックを公表し、あえて自分自身からハードルを上げたMicrosoft。果たして、その自信を裏付けるだけの隠し玉があるのか、2ヶ月後のE3を楽しみにしたいと思います。
Project Scorpio Exclusive: Final Specs Revealed!
関連記事: 新型Xbox「Project Scorpio」のお披露目? MicrosoftがE3カンファレンス2017の開催日を発表、ファンイベントも開催決定
Source: Eurogamer, Eurogamer, YouTube
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コメント
コメント一覧 (25件)
ゲハ脳ほんとクソ
でも結局Proと同じでオンラインは箱1と一緒の鯖だからどうしても箱1に合わせる必要が出てきちゃうのがね。
PS5が楽しみだぜ全く
で、いつ出すのこれww proよりだいぶ後発で性能勝った大勝利って恥ずかしすぎる
一方性能を求めるゲーマーはゲーミングPCを購入した
ビルゲイツがゲーム好きなら金の力で世界最強のハードが作れそう(馬鹿)
「ぶおぉーーーーーんん!!!!」
部屋に響く爆音…
これだけはPS4PROも完敗だろうね
動作中の音が一番うるさいのは、ps4なんですけどね。
箱360の方が絶対うるさいよ
どっこいどっこいでしょ。BF4のマルチで処理重くなった時の音とか凄いぞ
Wiiの場合
女「あ~wiiだ~対戦しようよ~*^^*」
男「おーしやろっか^^」
PS3の場合
女「あ~これプレステ?映画が綺麗なんでしょ~?*^^*」
男「そうそう一緒に見よっか^^」
XBOX360の場合
女「なにそれ?」
男「GK乙!!!」
箱○「ブオオオオオーーン!!!!!!!!」
女「ヒィィィィィィーーーッ!!!!!」
下の住人「夜中に掃除機かけんなゃゴラァッ!!!」
このコピペほんとすき
スコルピはCSよりもPC側とのつながりを強くしてくれると更にPCの規模が大きくなりそう
去年、MSとsteamが提携する話があったけどsteam対応とかあるかもしれない
消費電力は?