ロジクールは、ゲーミングブランドASTRO Gamingの新作となるPlayStation 4ライセンスコントローラー「Astro C40 TR コントローラー」を国内向けに正式発表。2019年11月28日(木)に発売することを明らかにしました。PS4の純正コントローラー「Dualshock 4(DS4)」とほぼ同じ使い勝手を実現しながらも、「TR(Tournament Ready/トーナメント対応)」の名が示す通り高度な機能とカスタマイズ性を備えた高品質なコントローラーです。
PS4競技向け本格コントローラー「C40 TR」
北米で2019年4月に販売されてからゲーマーからなかなか高い評価を受けている「C40 TR」ですが、このたびめでたく日本でも発売されることになります。
純粋な性能面を見ると「C40 TR」はライセンス品コントローラーの中でも特にスティックの感触などが「DS4」と類似しており、元々「DS4」に慣れているプレイヤーも自然と手にフィットしやすくなっています。このあたりの感想は近く実機レビューもお届けしたいと思います(追記:レビュー公開)。ワイヤレスモードの通信速度も5msを達成、有線と比較してもハンデは存在しないと言っていいでしょう。もちろんPlayStation 4だけでなくPCにも対応。
ただそれだけの機能ならわざわざ「DS4」の代わりにするには及びませんが、競技に必要不可欠な高性能さを備えているからこその“TR”ラベル。早速そのハイレベルな仕様を見ていきましょう。
Dパッドとアナログスティックを入れ替え可能
コントローラーのカスタマイズ性と言えばまず思い浮かぶのはスティックの感度調整などですが、「C40 TR」はまずコントローラー本体を付属のドライバーで解体しパーツを付け替えることができる仕様になっています。
フェイスプレートを取り外せばアナログスティックとDパッドのソケットが見えてくるのですが、このソケットを取り外して自由に動かすことで、なんとXboxコントローラーと同じレイアウト、通称オフセットポジションでPS4をプレイすることが可能に。
更にはアナログスティックを付属品のコンケーブスティックやFPSスティックと交換することができ、サードパーティーのグリップやカバーを付けずともより競技向きの設定にカスタマイズすることが可能です。
パソコンに繋いで感度をチューニング、豊富な制御オプションも
そしてソフトウェア面のカスタマイズももちろんバッチリ。コントローラーの背後についている2つのリアボタンにはそれぞれ好きなキーを割り当てることが可能で、瞬発的な操作が求められる競技需要にマッチ。
更にPCに繋げば公式ソフトウェアの「Astrp C40 TR Command Center」で自分にあったコントローラーにチューニング可能。スティックとトリガーの感度調整、ボタンのマッピングや、オーディオの設定まで細かく自分好みにカスタマイズすることができます。
スティックを傾かせている度合いでそれぞれ感度を決めることができる機能ですが、例えばプロの方だと精密射撃時はブレ幅を小さく、腰撃ち時は大きく振り向けるようにと、浅い角度は感度を下げて深い角度は極端に感度を上げるという使い方をされている方もいるそうです。
一方トリガーの感度調整、本体についているトリガーストップをオンにすれば40%の押し込みでトリガーを引くことが可能になるのですが、その上で押し込み深度別の感度を調整し、例えば軽くトリガーを押し込むだけですぐ発射してしまうという暴発祭りな設定や、他にもある程度までは押し込んでも全然反応しないけれど一定の深度を超えたら即反応するという、セーフティーロック的な設定も作れます。
高機能なライセンスコントローラーの強み
ここまで読んで「そんなカスタマイズ機能とか、実際に強くなるの?」と疑問を持った読者の方向けに、一旦「競技向け」と呼ばれるこれらコントローラーがなぜ強いとされているかの解説に入りましょう。
まずハードウェアのFPSスティック、いわゆる長いスティックですが、これは付けることで振れ幅が大きくなり細かい調整が有利になり精密なコントロールが高頻度で求められる競技プレイヤーにとっては必須とも言える機能です。
そして次にコンケーブ、凹面スティックは物理的な構造上親指にフィットしやすいため、スティックを大きく動かす際に要する力が通常の凸面スティックより減るという利点があるとされています。他にもへりに引っ掛けて使用することに慣れているプレイヤーにとっても重要な機能だと言えます。
最後に、トリガーストップボタンは単純に「トリガーが浅い分、入力が純正品のDS4よりコンマ数秒早くなる」という利点があります。0.2秒もあれば敵プレイヤーを倒せるFPSの競技の世界では、弾が僅かに早く出るだけで勝負の明暗を分けるには十分。リアボタンも薬指や小指で素早く入力を行うことができるため、プロレベルの戦いになってくるとこれらの機能がついていないコントローラーを使う選手はそれだけで不利になります。
日本のプレイヤーにこそ使ってもらいたいコントローラー
「世界に出ると皆背面ボタンなどの機能がついているライセンスコントローラーを使っているので、ほぼ純正コンしか使っていない日本の選手はハンデを背負っているんですね」と語るのは、コントローラーの話をお伺いしたベテランCoDキャスターのK4sen氏。
「この(C40 TR)コントローラーはスティックがめちゃめちゃ純正に近いので、すごいスピードで順応できるんですよ」と続ける氏。どんな手を尽くしても勝利を追い求め続ける競技の世界。実況者として誰よりもそのハングリー精神を理解している氏は、海外との差を少しでも縮めるためにも選手の皆にはこのコントローラーを試して欲しいと語りました。「11月頃(※インタビュー時は発売日未定)にコントローラーが出て、例年通りならば12月頃にシーズンがはじまると思うんですよ。なのでギリギリ間に合うか、第2シーズンぐらいで使い始めてくれたらなと」
PlayStation 4ライセンスコントローラー「ASTRO C40 TRコントローラー」の発売日は2019年11月28日(木)で、参考価格は29,920円(税込)。『CoD:MW』も発売が近づいて来ましたが、様々なFPSタイトルでのステップアップを目指している方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
製品仕様
- 製品名(日本語):ASTRO C40 TR コントローラー
- 製品名(英語):ASTRO C40 TR Controller
- 型番:C40TR
- 価格:オープン価格
- オンラインストア価格:29,920円(税込)
- 販売開始:2019年11月28日(木)
- 保証期間:2年
- 本体サイズ(幅×奥行×高さ):168mm x 108mm x 53mm
- 本体重量:310g (C40TR本体のみ)
- ケーブル長:2m
- カラー:ブラック
- 電池:充電式リチウムイオン電池
- 充電時間:最大12時間の連続使用 *使用環境により異なります
- オーディオ;3.5mmステレオミニプラグ対応
- 必要システム
- PlayStation®4 もしくはPC: Windows®8/10
- インターネット環境 ASTRO C40 TR構成ソフトウェアダウンロード時)
- 接続I/F:Micro USBまたは2.4GHzワイヤレス接続
- パッケージ内容
- C40TR コントローラー(以下装着済み):アナログスティックモジュール 2個、標準高コンケーブキャップ 2個、Dパッドモジュール 1個、Dパッドプラスカバー 1個、C40 TRフェースプレート 1個
- キャリングケース(キャリングケース内):USBケーブル 2m、C40 TRツール、標準高ドーム型キャップ 2個、トールコンケーブキャップ 1個、トールドーム型キャップ 1個、USBワイヤレストランスミッター、クイックスタートガイド、保証書、重要情報書類
【製品に関するコメント】ASTRO Gamingブランドアンバサダー/「コール オブ デューティ(CoD)」公式キャスター k4sen氏
今、日本のCoD競技シーンにおいてカスタムコントローラーの需要が高まっています。国際大会のプレーヤー達はカスタムコントローラーの使用が当たり前の中で、日本は純正のコントローラープレーヤーが99%を占めており、歴史がまだ浅い日本シーンのプレーヤーたちはゲーム前からハンディキャップを背負う苦境に置かれています。
この ASTRO C40 TRコントローラー」は”土俵”を世界基準に挙げる革命的コントローラーであり、トーナメントレディーの名に恥じない最大限のカスタマイズ性と操作性を兼ね備えた究極の一品です。スティックレイアウトの転換は以前競技プラットフォームに選ばれていたXbox、そして現在のプラットフォームであり日本で根強いプレーヤー層をもつPS4®の両レイアウトに対応しているため、ほぼすべてのプレーヤーたちにとって最適な選択になります。トリガーストップや大会への持ち込みを前提に考慮されたケースなど、ここでは語り切れないほどのポテンシャルを内包しています。
ASTRO C40発売記念イベント『ASTRO Gaming Presents Libalent Vertex/k4sen/ボドカ ファンミーティング』
また、「C40」の発売を記念して、発売前の「C40」を使ってPS4版『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』をプレイできるファンミーティングも開催されます。
「C40」の発売を記念して、『ASTRO Gaming presents Libalent Vertex/k4sen/ボドカ ファンミーティング』を開催します。当日はゲストとの交流会や、発売前の「C40」を使ってPS4®用ソフト『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』をプレイできます。
- 日時 2019年11月12日(火) 19時~21時(予定)
- 場所 e-sports SQUARE AKIHABARA 東京都千代田区外神田3-2-12 Box’R AKIBAビル2F
- ゲスト コール オブ デューティー」eスポーツチーム Libalent Vertex」
- ASTRO Gamingブランドアンバサダー k4sen
- eスポーツストリーマー ボドカ
- 参加費 無料
- 応募フォーム https://forms.gle/MP3xJhTcdA5a4tAM6
- 応募期間 10月23日(水)~11月2日 土)23:59まで
- 募集人数 70人
抽選結果は、当選者のみ11月6日(水)21時までにイベント運営事務局よりメールにてご連絡します。
イベントの模様は、Logicool G のYouTubeチャンネル、Twitterにて配信する予定です。
購入する際は2年のメーカー保証が付く正規品を推奨します。「並行輸入品」には保証はない点に注意してください。
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Source: PressRelease
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コメント
コメント一覧 (28件)
見苦しすぎて草
改造コンは普通に使うのはいいならコンバーターもいいってことだなCoDMWの開発がいいって言ってるし
マウサーも見に来て草
どうせ当の昔からコンバーター使ってるくせに今更何言ってんだか
気になってるので、出来ればSCUFとの比較もやってほしいところ。
ほぼ変わらないなら、SCUFのままでいいかなあ
持ってたけどL1R1撃ちの人はマジで使いにくいから注意。手が大きい人はまだ使えるかもしれんが、俺には合わなかった。参考までに
こんなんやるからコンバーターを排除が不可能になったな。しかも、ps5が発売決まったと言うのに
まさかの入れ替え可能か
公式ライセンスにケチつける奴いるんだ
自分個人輸入したんですが、左スティックすぐ逝かれました(涙)
Astroの公式ホームページではスティック等単品で販売されていたのですが、日本ではどうなんでしょうかね?
本体のみの販売なんですか?
いつもらEAAさんの記事を楽しく読ませてもらっています!ところで予約サイト等はあるのでしょうか?
ここまでやるとスカフもそうだがハードウェアチートだよなぁ
純コン以外ハードウェアチートの様なものだ。というか、スカフとか海外では公式なのに、日本では非公式とか意味分からんのがあるよね。
まあそれは日本だけのローカルなeスポにだけ乗っ取ってやればいいだけであって、普通のオンラインで使うのはどうでもいい。だって海外と普通にマッチングしてるのに、海外では認められて日本では認められないデバイスがあってはおかしな話だよね。
そろそろライセンスコントローラーという言葉の意味を理解して欲しいですね。
もうカスタマイズ性のあるコントローラーは標準になりつつあるんですよ。
海外では当たり前に使えるのに、日本ではダメなライセンスコントローラーがあるんだが?
パッド勢 -> 一応パッドですから!ドヤァ
マウス勢 -> カスタマイズ可能パッドもハードウェアチートやろ!ドヤァ
技適取ってないからだよ
技適認可されてないのは知ってるけど、そういうことじゃなくて、ライセンスコントローラーなのに、認められた北米と認められて無い日本、フェアじゃないのにカスタムコントローラーは標準化してるとか語れるのかって話。
もう全部ライセンスとか技適取得されれば、いいのにね。カスタムコントローラー背面パドルあるのにモンハン持ちでプレイするプロもいるくらいなんだから