Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』には、現在20種類以上のマップがあり、始めたばかりの方は迷子にならないようにするだけで大変かと思われます。そこでEAA!!の「初心者講座」では今回、誰もが苦労すると思われるマップの覚え方について、そのコツを解説します。
マップの構造を知らないと何もできない
シージは従来のFPS同様、相手との撃ち合いが求められます。ヘッドショット一発が確定キルとなる過酷な環境の中、巧みなエイム力を見せつけて圧勝する。それもきっと楽しいでしょう。
一方、「タクティカル・シューター」と呼ばれるこのゲームでは、立ち回りも重要です。こっそりと敵の背後を狙い、簡単にキルを取るような戦い方もあります。
しかし、シージには現在20種類以上のマップが実装されており、どんな風に敵の背後を狙うせによ、そもそもマップの構造を理解していることが前提になります。むしろ敵が5人もいる建物内で、目的地にどうやって行けばいいのか分からなくなってしまうと、非常にストレスが溜まるでしょう。
そこで今回は最速でマップを覚えるためのコツについて説明します。同じテーマを扱った動画も用意し、テキストだけでは分かりにくい部分を補っていますのでぜひ合わせてご覧ください。
「マップを理解した」とは
マップに関する知識はどれだけ研究しても次々に出てくるので、「完璧に理解した」と言える人は世界でもごくわずかです。
初心者はまず、「行きたい部屋に最短ルートで行けること」を目標にしましょう。逆にプロリーグなどで使われているような細かいマップ知識は、今はまだがんばって集めようとしなくても大丈夫です(カジュアルな試合ではほとんど活用されないからです)。
まずは「名前」と「外観」から
最優先で覚えて欲しいのは、マップの「名前」と「外観(見た目)」です。
今回は「ニューカマー」にも採用されているマップ「領事館」を見ていきましょう。「銀行」や「山荘」ならともかく、「領事館」と聞いて、現実の領事館の見た目や内部の様子がすぐにイメージできる人の方が少ないはずなので、ある意味ではニューカマーの最難関マップです。
「爆弾」のある場所を中心に
シージでもっとも遊ばれている「爆弾」ルールを使って覚えていきましょう。最初にも述べたように、マップを覚える理由は、マップ構造を知らないと作戦を立てられないからです。
作戦を立てるのは、目標を達成するためです。「爆弾」ルールの目標は、「爆弾」を攻める、もしくは守ることなので、まずマップ内のどこに「爆弾」があるのかを覚えましょう。
2階の「領事オフィス」と「会議室」の爆弾について覚えます。1回やり方が身に付けば、あとは他の爆弾拠点やマップで同じことを繰り返すだけです。
各マップの爆弾位置はほとんどが4パターン、一部が3パターンしかありません。爆弾は必ずAとBの2つで1セットで、Aしかなかったり、A、B、Cの3つになったりするようなマップはありません。そしてAとB、二つの爆弾は必ず近い場所に配置されるので、「1階のW側に1つ、2階のE側に一つ」といった組み合わせもありません。
「訓練場」の爆弾には注意
訓練場には「爆弾解除」モードがありますが、オンライン対戦では登場しない場所にも爆弾が置かれるため、爆弾位置を覚える目的には使えません。あくまで「爆弾」ルールの流れを覚えるためのものです。
まずは各階の爆弾をイメージするだけでOK
最初から部屋の名前まで完璧に覚えるのは大変なので、まずは「2階の領事オフィスと会議室の爆弾」ではなく、漠然と「2階の爆弾」で覚えて、頭の中で部屋の様子がぼんやり思い浮かぶようにしましょう
カスタムゲーム
「カスタムゲーム」は、本来は自分で設定したルールで友達を集めて対戦ができる機能ですが、誰もいない試合を作成してマップ研究に使うこともできます。
建物の外側の様子を覚えよう
爆弾のある部屋のイメージがつかめたら、次に建物のN側、E側、W側、S側、それぞれの見た目を覚えましょう。頭の中でハリボテの箱を作るイメージです。
「ここを曲がるとどんな景色が見えてくるか」をイメージできるようにします。シージのマップはどれも、小物に至るまで細かく造り込まれているので、ひょっとしたら楽しい発見があるかもしれません
東西南北=NEW
この初心者講座では、方位の呼称を「東西南北」ではなく「NEWS」にしています。実際の対戦でも、(個人差はありますが)味方には「北側」や「東側」ではなく「N側」や「E側」で伝えてあげると、画面の下方のあるコンパスが「NEWS」表記なので伝わりやすいようです。
最短ルートを覚えよう
爆弾のある部屋のイメージをつかみ、建物の四方のイメージもつかめたら、次は建物の外から爆弾のある部屋に行くための最短ルートを覚えましょう。このとき、下から歩いて行くときと、上から行くときの2パターンを覚えると良いでしょう。
領事館の2階「領事オフィス」に下から行きたい場合は、「ガソリンスタンド」から出撃して、北西の「非常口」から建物の中へ。「非常階段」をそのままのぼっていき、戸口からまっすぐ進んで行ったところにあります。
外から入るなら、西側の壁にラペリングすると窓から直接「領事オフィス」に入れます。
同様に、2階のもう一つの爆弾部屋である「会議室」に行きたい場合は、東側の「ビザ申請エントランス」から「ビザ申請オフィス」を通り、「従業員用階段」を上っていきます。もしくは真正面のバルコニーの窓から入ってすぐのところ……、といった具合です。
あとはスキマを埋めていく
マップの外から爆弾のある部屋までのイメージが、頭の中でつながったかと思います。
あとは他の階段や、二つの爆弾の間にある小さな部屋などの存在を覚え、さらに、壊せる壁、落とし戸、遮蔽物(しゃへいぶつ)にできる家具、ドローンが通れる穴など、大きいものから小さいものに注目していくようにしましょう。
次はカメラに挑戦
マップの大まかな構造を覚えたら、次は各マップに複数ある固定カメラ(デフォルトカメラ、略してデフォカメともいう)の場所を覚えましょう。固定カメラは防衛側が攻撃側の動きをチェックするために使われ、どんな対戦でも例外なく同じ場所に出現します。一度に覚えてしまいましょう。
対戦中は敵の存在に警戒しなければならないので、カメラを意識しながら動くのは最初のうちは難しいと思います。固定カメラは必ず天井にあり、目線より下に置かれたものはないことは覚えておいてください。
防衛側になったときは、攻撃側の動きをチェックしながらカメラ位置も確認しておきましょう。固定カメラは左から右へ、上の階、下の階、外カメラという順番に並んでいます。
気づきにくいカメラ
「ニューカマー」モードに登場する他の2マップから、気づきにくい固定カメラを紹介します。まず「銀行」の外カメラ。建物のすぐ手前にあるのですが、周囲に樹木や街灯など他の柱状オブジェクトが多く、また背景の建物も白いため、角度によっては見えにくいカメラです。
こちらは「山荘」2階のカメラです。下から来た場合は頭上にあるので当然目に入らず、2階の廊下を歩いてきても、梁(はり)があって見えません。
楽しむのが一番
以上は最高効率でマップを覚えるための一つの方法ですが、マップを覚えるためにゲームをやっているのでは面白くないでしょう。研究も大切ですが、マップの構造は「何度もオンラインで対戦しているうちに自然に覚えた」という人が多いと思います。どうしても迷子になるマップや、細かいところをチェックしたいときに、訓練場などでゆっくり歩いてみましょう。
また今回は、とりあえず全マップのイメージだけでも知っておきたいという方のために、イヤー5シーズン2の時点で存在する21マップの解説も作成していますので、合わせてご覧ください。
https://wp985974.wpx.jp/archives/361353
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