最近Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』を始めたばかりという方に向けてお送りするEAA!!の「シージ初心者講座」。今回は攻撃・防衛を問わずあらゆる試合で応用できるバリケードの知識をお届けします。バリケードの性質や小技を覚えておけば、一瞬の判断が求められる対戦の中でより素早く立ち回ることができるでしょう。
すべての対戦で応用できるバリケード知識
この「シージ初心者講座」では、これまで「おすすめのオペレーター」や、「役職用語」など、大きな枠組みの中から上達に役立つ情報をお届けしてきました。
第12回では、どんな対戦でも見かける「バリケード」に焦点をあてた知識や小技をお届けします。中には練習が必要なものもありますが、そういう小技があると知っておくだけで、敵に使われるケースをあらかじめ警戒できるでしょう。
今回もテキストだけでは分かりにくい部分は、動画を使って補足しています。あわせてご覧ください。
バリケードが壊れるしくみ
- バリケードは小さな破片の集合体
- 銃で破片を10枚以上はがすとバリケード全体が壊れる
バリケードは横長の板が縦に連なってできているように見えますが、この横長の板は、さらに見えない境界線によって3つの破片に分かれています。
1枚の破片は、ほとんどの銃弾を2発当てることではがせます(Kali(カーリー)のスナイパーライフルなど、一発でバリケード全体を破壊できる武器もあります)。
破片を銃で10枚以上はがすことで、バリケード全体が壊れます。
この点を押さえておくと、銃のリコイルに任せて下から上に向かって破片をはがしていくことで、最短時間・最低限の弾薬消費で壊せるようになります。
バリケードを効率良く破壊できているかは、Hibana(ヒバナ)のType-89など、最大装弾数が21発の武器で試してみてください。ワンマガジンでバリケードを破壊できるようになればOKです。
殴ってバリケードを壊す
- パンチ一発で最大6枚の破片がはがせる
- 破片を6つはがすと「跳び越える」ができるようになる
- 銃とは異なり、殴った場合は13枚以上の破片をはがすと全体が壊れる
バリケードを殴って破壊する場合は、銃とはやや異なり、3回殴る必要があります。
ここで重要なポイントは、パンチ一発で最大6つの破片をはがせるということです。目に見えない破片と破片のすき間を狙ってパンチすることで綺麗にはがせます。
バリケードを2回殴って「跳び越える」プレイヤーが多いと思われますが、破片が6枚以上はがれていればパンチ1回で「跳び越える」モーションが可能になります。多少の練習が必要ですが、急いで建物内に入ったり、逆に急いで外に出たいときは、この小技をマスターしておくことで時間を短縮できます。
(更新:20年9月19日)Y5S3「オペレーション・シャドーレガシー」時点のビルドでは、この小技は使えなくなっています。ご注意ください。再度変更が入った際には更新いたします。
バリケードを壊さずに出入りする
バリケードの破壊音は大きいため、マップ構造や音の伝わり方を熟知している敵プレイヤーには自分たちの居場所を察知されてしまいます。ドローンをまわしながら進めば急に背中を撃たれることは避けられますが、それでも爆弾部屋に近い場所ほどリスクも高くなります。
そこで、バリケードを破壊することなくバリケードを出入りする方法を覚えておきましょう。
上で説明したように、バリケードを2回殴って破片12個分の穴を作ります。具体的には下から3番目の横板と、下から6番目の横板を殴るようにします。
このような形にすれば、しゃがんだ状態のままバリケードを出入りできます。攻撃ではこっそり建物の中に入って敵を背後から撃ったり、防衛ではこっそり外に出てラペリングしている敵を撃ち落としたりするのに役立ちます。
殴る場所を見極めるのが難しいという方には、別の方法を紹介します。
画像のように下から8パネル分を壊すことで、伏せた状態で出入りできます。ただし伏せて移動する音は、しゃがみ歩きをする音よりも大きいので注意してください。
補足: 音について
シージをプレイするときは、なるべくイヤホンまたはヘッドホンを使うようにしてください。(高価なオーディオ機器は別として)小さな卓上スピーカーやモニター内蔵スピーカーなどと比べると、敵の足音や、わずかな衣擦れの音、それらの方向がよく聞き取れるようになるはずです。
すぐ後ろにいる敵に気付けなかったり、ディフューザーの設置音や解除音に気付けないケースが多いようなら、試しにイヤホンまたはヘッドホンに切り替えてみましょう。
慣れてくると、固定カメラやPulse(パルス)の心拍センサーがなくても、バリケードの破片を踏むわずかな物音だけで近くに敵がいることを察知できるようになるでしょう。
外を走っている敵の音や、壁をラペリングしている音は、バリケードがあると建物内にあまりはっきりとは響きません。
そこでヘッドラインよりやや上の方のパネルを一枚分破壊しておくという手があります。こうすることで建物の外にいる攻撃側の物音がより良く聞こえるようになります。ただし外にいるオペレーターにも建物内の物音が聞こえやすくなっている点に注意してください。
飛び出しの成功率を高める
防衛側には「飛び出し」という奇襲戦法があります。文字通りに建物の外へ飛び出し、油断している攻撃側の側面をつくというものですが、タイミングを読み違えると返り討ちに遭うだけなのでリスキーな戦い方です。
試合中に近くのバリケードを殴って穴を開けると、攻撃側にはその音を聞かれ、「飛び出してくるつもりだな」と警戒されてしまいます。
そこでバリケードの下の部分を殴る技を覚えておきましょう。窓枠の下は建物の外からは見えないので、あらかじめ殴っておけば攻撃側には分かりませんし、この部分を殴ったときの音は、普通に穴を開けたときよりもこもって響くので、攻撃側には聞き分けるのが難しくなります。
さらに、バリケードの左右の枠の部分、それも同じ場所を2回殴る技も覚えておきましょう。この方法でも(なぜか)「跳び越える」モーションが可能になります。破片を殴るより枠の部分を殴った方が音も小さいので、敵に気付かれにくくなります。
リスキルについて
建物に向かって走っている途中でどこかから撃たれて倒されてしまった、という経験は誰しもお持ちかと思います。
ラウンド開始直後に攻撃側を窓から一方的に撃ってしまうこの戦法を「リスキル(リスポーン・キル)」と呼びます。シージにはルール上リスポーンがないので「スポーンキル」と呼んだ方が誤解がありませんが、「リスキル」でも意味は伝わります。「スポーンピーク」という呼び方もあります。
開始直後に5対4にできれば一気に有利になるので誰でも挑戦したくなりますが、一方でこのリスキルは定番の場所が決まり切っているので、安易に使わないよう注意してください。リスキルをカウンターされて、逆にラウンド序盤で4対5になってしまう恐れがあります。
リスキルはあくまで戦い方のバリエーションの一つとして捉え、敵チームがリスキルの可能性を忘れているであろうタイミングを見計らって使ってみると良いでしょう。
まとめ
ここまでバリケードに関連する小技をたくさん紹介してきましたが、実際にはオペレーターたちの固有ガジェットと組み合わせたもっと多くの小技があります。どれも用途が限定的なのですべては紹介できず、また一度に覚えるのも難しいはずなので、今回はとりあえず、バリケード単体の知識だけ覚えておきましょう。必ず次の対戦で役に立つはずです。
TESTをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント
コメント一覧 (2件)
PLの試合みてたときにバリケを1回叩いてエントリーしていたあの方法が気になっていたのでとてもためになりました!
滅多にされないけど、弾を一発だけ撃ち込んだ弾痕の小さい穴からのピークやリスキルが厄介なんだよな