香港を拠点にするDuoyiが開発した、PC向けローグライク動物シューター『Gunfire Reborn(ガンファイア リボーン)』(Steam)。早期アクセスゲームとして配信されている『ガンファイア リボーン』ですが、Steamでのレビュー数6,400件以上で評価は「圧倒的に好評」。そして価格はわずか¥1,220です。
EAAでも実際にやり込んでみたので正直レビューをお届けします。結論から言うとアーリーアクセスの時点で非常に高い完成度で、価格も相まって充分オススメできます。
主人公は動物!?ダンジョンに挑め!
『ガンファイア リボーン』の主人公は猫のヒーロー「太子」。キャラクターを操作して毎回ランダム構造になるダンジョンを進み、装備を集めてボスに挑むという流れのゲームになっています。
キャラクターデザインはカジュアルでかわいらしく、ゴア要素は一切なし。パンドラ星のようなブッとんだ世界感でもないので大人から子供まで気楽に楽しむことができるでしょう。スタート時から使える弾数無限の銃「かまど」とスキル「煙手榴弾」「エネルギーオーブ」の他に、ダンジョン内の宝箱や敵のドロップ品で弾数有限の銃2丁が基本装備です。
キャラクターは攻撃を受けると「シールド → 体力」の順で消費していき、体力が尽きてしまうとゲームオーバー。シールドは時間経過で回復しますが、体力は「マジック肉まん」を食べなければ基本的に回復しないので、戦闘時はなるべく攻撃を回避しながら敵を倒していきましょう。
挑む度に変化するダンジョン
『ガンファイア リボーン』では5つステージで構成されたダンジョンを進み、最終ステージのボスを倒せば次のダンジョンに進むことができます。ダンジョンは基本的に1本道のステージなので迷うことはなく、敵をせん滅することで先に進むことができます。
もちろんローグライクなのでデスしてしまうと全てのアイテムをロストしてしまいますが、ソウルエッセンスという経験値でキャラクターを天武(永続強化)することができます。
そのためダンジョンを周回する度にキャラクターが強くなるので、今まで苦戦したボスが楽に倒せるようになったりと、プレイヤーが成長を感じやすいシステムとなっています。
また、実績を解除すると武器がアンロックされてドロップ品が増えていくため、常に新たな発見と遭遇することになるでしょう。思っていた以上に早いペースで周回できるので、インスタントに遊べて止め時も見つかりません。
最適なビルドを作りだそう
ダンジョンで入手できるアイテムは完全ランダムですが、攻略の上で最も大事な要素が「アセンション」と「オカルトロール」です。
アセンションはステージの終わりに宝箱で必ず入手でき、ランダムで選出された3つの中から好きなのを選び、キャラクターのスキルなどを強化します。
「オカルトロール」は宝箱や隠し部屋で入手でき、これを集めればキャラクターに「体力満タンの時は攻撃力+25%」や「装備の持ち替えでリロードされる」など、いろいろな特殊効果を付加できます。オカルトロールにもレア度が存在しており「通常→レア→伝説」の順に優秀な効果が備わっていたりします。
ただしメリットと共にデメリットも発生するタイプが存在するため、プレイスタイルに合わせて捨てたり最適なビルドを構成しましょう。中には「呪われた」というデメリットだけの捨てられないオカルトロールもあるので、絶対に拾わないようにしましょう。
これら2つの要素は周回する度にリセットされるので、ダンジョンで収集しつつ最適なビルドを探すのも楽しみです。
実際にプレイした所感
良いところ
- リプレイを継続したくなるやりこみ要素
- 100種類以上の装備とビルド構成の幅の広さ
- 難しいけどちょうど良い難易度と達成感
- 図鑑機能
- お手頃なお値段
- CO-OPはもっと楽しい
攻略難易度は高いですが、周回を重ねる事で自然と強くなります。敵の弱点を見つけ、プレイスキルを上達すれば得られる達成感とバランスの良さは中毒性を生み出しています。このリプレイ性の高さが序盤のユーザー離れを抑えていると言えるでしょう。
そしてアイテムを見つけるワクワク感。眺めるだけでも面白い銃の数々や、見つけたアイテム、敵の詳細な図鑑まで完備。これほどのクオリティが「¥ 1,220」(2020/07/17の時点)で購入できます。LV10でCO-OPモードが解放されて最大4人でダンジョン攻略、画面いっぱいに弾丸が飛び交う爽快感もあってもっと楽しむことができます。
レベル30になると猫ではなく犬のヒーローも選択できるようになり、癖のあるスキルと体力構成でダンジョンに挑むことができます。
いまいちなところ
レビューなので悪いとことも書くべきですが、正直あまり思いつきません。以下は提灯記事にならないよう無理やり捻り出した感覚です。
- 初見殺し
- CO-OPマッチング解放
- 日本語字幕に違和感(日本語に対応したばかり、プレイに大きな支障なし)
- 現時点でのやりこみすぎ注意
- ミニマップの情報量が少し少ない(アイテム回収忘れ注意)
攻略情報を何も得ずにダンジョンを進むと、初見殺しとなる攻撃方法を持つザコ敵が増えてくるので「デスしては最初からやり直し」になります。もちろんキャラクターは周回で「天武」されるので攻略は楽になりますが、同じ場所まで戻るのに少々時間がかかってしまします。
CO-OPのマッチング解放には、周回して天武をLV10まで上げる必要があります。筆者は達成まで約2時間ほどかかり、マッチングによるCO-OPが遊べるまで少し長く感じますが、フレンドを招待してプレイする場合はLV制限なく最初から一緒に遊ぶことができます。
早期アクセスだからか、やりこみ尽くすと新たな発見はなくなってしまいますが、プレイ経験を生かしてCO-OPでやりこみ途中の仲間を探して大先輩として活躍できます。
総評:1人でも4人でもインスタントに楽しめるダンジョンを大冒険!
「やりこみすぎ」な領域に到達するまでに十分遊び尽くせる「Gunfire Reborn(ガンファイア リボーン)」。正式ローンチ後はより多くのダンジョンや装備、新しいヒーローなども追加されるそうです。
さまざまなプラットフォームに展開してからのクロスプレイでも楽しめるポテンシャルを秘めており、サイコ野郎しかいない惑星の住民や、憧れが止められない探求心を持った方にもオススメできます。友達と遊ぶのも楽しいですが、オンラインマッチで新たな仲間を見つけるのも良いかもしれません。もちろんかわいい動物好きな方にオススメです。
TESTをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント
コメント一覧 (1件)
サイコ野郎しかいない惑星の住人って、ボダランの事やんけ