ライアットゲームズの超能力×タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』では競技シーン「IGNITIONシリーズ」が盛り上がりを見せる一方、リリースから2カ月を経た今エージェント間のバランスに関する論点が明確になってきました。
今回は競技シーンでは必須ピックとなっている「サイファー」の今後の調整についての噂です。
サイファーのピック率は高すぎる?
サイファーは「ワイヤートラップ」や「スパイカメラ」などの情報収集アビリティを駆使し、マップコントロール能力に優れたセンチネルタイプのエージェントです。
競技シーンにおける彼のポテンシャルは非常に高く評価されており、北米で現地時間7月22日から26日にかけて開催された「PAX Arena Invitational」でも、サイファーのピック率は92%という驚異的な数字を叩き出していました。
リード・キャラクターデザイナーが語る
『ヴァロラント』のリード・キャラクターデザイナーであるRyan “Morello” Scott氏は、Twitch上で不定期ながら配信も行っています。
7月30日な行った配信の中では視聴者とのQ&Aコーナーを設け、さまざまな質問に答えていました。その中で「PAX Arena Invitational」におけるサイファーのピック率はライオットゲームズ側の関心を引いたと語っています。
「彼(サイファー)はとても流行していますね。こちら(ライアット)でも良い論点の1つになっていまして…、私なら彼のパワーを別方向へシフトさせるか、もしくはうまくナーフをしていきたいですね」
開発サイドでもサイファーの調整について議論が始まっていることがうかがえる発言ですが、現時点では具体的な部分は決定していないようです。
一方でMorello氏は、開発側は次回のパッチではセージとブリーチへのバランス調整に重きを置いていると述べ、これがサイファーのピック率の高さに対するバックアップの役割を果たし得るのかもしれません。また、これから競技シーンの研究がさらに進み、自ずとメタが変化していく可能性もあるでしょう。
『ヴァロラント』に限らず、オンライン対戦ゲームのバランス調整は非常に繊細な問題で、他タイトルでは「ピック率が高すぎるキャラクターを調整したところ、競技シーンではほとんど使われなくなってしまった」というケースもありました。
長らく『リーグ・オブ・レジェンド』の運営を行いeスポーツシーンにおけるティア1の座をキープしてきたライアットゲームズなので、8月はいよいよその調整力が見られるでしょう。
トリプル・センチネル戦法への懸念
8月にスタートする小規模アップデート「ACT2」では、新エージェント「キルジョイ」が登場します。
ボットやターレットなどのロボットを駆使する彼女は「センチネル」に分類され、情報収集に秀でたサイファーよりもさらに積極的なマップコントロールの役割を果たすことが想像されます。
しかしMorello氏は配信の中で、サイファー、セージ、キルジョイによるトリプル・センチネル戦法が固定ピックになってしまうことを最も懸念していると述べていました。
8月に予定されているセージとブリーチへのバランス調整。サイファーのピック率。そしてキルジョイの登場。これらは今後の対戦環境にどのような影響を与えていくのでしょうか。また、サイファーのナーフ案について思うところがあれば、ぜひコメント欄にお寄せください。
無料FPS『VALORANT(ヴァロラント)』の発売日は2020年6月2日で、対象機種はPC(Riot Games)。
Source: DOT ESPORTS
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コメント
コメント一覧 (3件)
スモーク入った時の音はいらんと思うけど
最大ヘルス70でよくね?スキル弄っても絶対に微妙になるだけだから、撃ち合い弱くしたらいい。
サイファーはいると楽なだけで強いわけじゃない。
レイナをどうにかしてくれ。