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オーバーウォッチ: エコー/トレーサー/ゼニヤッタ弱体化、6つの変更をテスト(エクスペリメンタル)

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本日2021年1月22日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch(オーバーウォッチ)』のライブサーバーにて、テスト環境「エクスペリメンタル」を実施しました。テスト内容は、ヒーローのバランス調整となっています。

CONTENTS

ヒーローのバランス調整(エクスペリメンタル)

今回のエクスペリメンタルは、2/2/2のロールキュールールでプレイ可能。エクスペリメンタルでの変更点は本モード限定で、クイック・プレイ、ライバル・プレイ、アーケードへの影響はありません。

JANUARY EXPERIMENTAL CARD 1.56 IN TWO MINUTES (Comparisons)

エコー(弱体化)

  • トライ・ショット
    • マガジンサイズを15から12減少
  • フォーカス・ビーム
    • ビームの照射時間を最長2.5秒から2秒に短縮

“トライ・ショット”は1回の射撃で3発の弾丸を発射しますがマガジンの減少量は1なので、純粋に射撃3回分の減少、継戦能力の低下となります。

攻撃対象の残り体力、残り耐久値に応じて威力が変化(50/秒 or 200/秒)する“フォーカス・ビーム”は、“トライ・ショット”や“スティッキー・ボム”で削った敵に対してのトドメとして使われるのが一般的(現性能でも200族への2.5秒照射で176ダメージとキル不可)。そのため0.5秒の短縮は、実質アビリティ1回あたり100ダメージの低下と考えられます。

この調整は「対タンクでのパフォーマンスが高すぎた」とパッチノートにも記載されている通り、元々の体力が多い対タンクの場面で特に影響し、相手のヒールや事前の削りが甘いと受け切られる可能性が増加します。また、単純にアビリティの持続時間が短くなったため、エイムの重要性が増しています。

とは言え、残り体力及び耐久値が半分以下で“フォーカス・ビーム”の2秒照射(400ダメージ)を素で受けられるのは、ラインハルトの“バリア・フィールド”のみなので、状況判断や取り扱いを誤らなければ依然として強力なアビリティです。

トレーサー(弱体化)

トレーサー(パルス・ピストル)
  • パルス・ピストル
    • 威力減衰距離を13m~23mから12m~20mに変更

現在の“パルス・ピストル”の性能は、13m以内の標的に対して1発6ダメージ(2丁同時射撃なので実質12)。それよりも遠い標的に対しては、離れるに連れてダメージが徐々に低下、23mを超えると1発1.8ダメージにまで低下します。今回の調整ではこの基準となる距離(13mと23m)がわずかに短くなり、リスクの高いインファイトやそれに伴う“ブリンク”の使用回数の増加が予想されます。

ゼニヤッタ(弱体化)

ゼニヤッタ1
  • 調和のオーブ
    • 発射速度を120m/秒から90m/秒に低下
  • 不和のオーブ
    • 発射速度を120m/秒から90m/秒に低下
    • 付与対象の被ダメージ倍率を1.3倍から1.25倍に低下

“調和のオーブ”と“不和のオーブ”が共に弾速が低下し、アビリティの使用から付与(効果発動)までの遅延が増加します。“調和のオーブ”の弾速低下に関しては、元々の30/秒という回復性能の低さもあり、弱体化が目に見える場面はそれほど多くないと考えられます。

一方“不和のオーブ”の付与速度低下の影響は大きく、弾速90m/秒への変更は“破壊のオーブ”と同速になる事を意味します。これにより、遠方の敵に対して“破壊のオーブ”を先に撃ちそれを追い越すように“不和のオーブ”を付与する不意打ち的な使い方ができなくなります。

また、GOATs環境期にも一度行われた“不和のオーブ”のダメージ倍率低下もテストされており、ゼニヤッタ自身のキルタイムが大きく変化する事はありませんが、チーム全体の火力という面からみると決して小さくはない弱体化となります。

今回の調整傾向と現環境

今回もライバル・プレイ上位レート帯を意識した調整揃いとなっており、調整対象になりにくい事で有名なトレーサーに対しても弱体化がテストされています。

トレーサーは、ここ数ヶ月ダメージヒーローのピック率1位をキープ。厄介な相手の1人であったアッシュが先日のパッチノートで弱体化され選出率が大きく低下、今後さらに暴れる可能性が高い事を考えると妥当とも言える調整なのではないでしょうか。

同じくエコーもアッシュに泣かされていたヒーローであり、その弱体化の恩恵を受けたヒーロー。現在のピック率もダメージヒーロー中3位に浮上しています。今回複数の弱体化がテストされていますが、対タンク以外の場面では相変わらず十分な火力を供給する事ができるので、ピック率にどの程度の影響が現れるのか気になる所。

ゼニヤッタは、続くマーシーやアナ、ブリギッテに比べ頭一つ抜けたピック率を誇り、現在もサポートヒーロー枠のマストピック。後述しますが、彼に注目してメタが変動している節が見られるなど、間違いなくメタの中心に存在するヒーローの1人です。高い選出率を保ち続けるトレーサーの存在や、レッキング・ボールの台頭など向かい風気味の環境ではありますが、組み込んだ際の構成の滑らかさは変えの効かない魅力です。

前回のアップデートからの環境の変化は、多くの方が予想したとおりレッキング・ボールは弱体化を受けつつも首位をキープ。相方として選出されていたシグマは順位を落としタンク中3位となっています。代わりに活躍が目立ち始めたヒーローがザリアで、シグマやロードホッグを抜きタンク中2位となっています。

様々な要因が考えられますが、わかりやすいのが対ゼニヤッタの場面。“不和のオーブ”を簡単に外せる“パーティクル・バリア”や“バリア・ショット”の使い勝手の良さが目立ちます。加えて、優先的に落としたいヒーローであるゼニヤッタを高機動ヒーロー(レッキング・ボールやトレーサー)で強引に叩く際、クラウドコントロール系のアビリティや“不和のオーブ”、少々の被弾を気にする必要がなくなるのは古典的ながらやはり強力。逆に味方のゼニヤッタが強引な攻めを受けた時の一時しのぎとしても有効です。

ダメージヒーローのピック率トップ2であるトレーサーとマクリーのUltが“心頭滅却”を貫通できるため、“グラビトン・サージ”が腐りにくい点も追い風と、今後の動向に注目が集まるヒーローです。

今回のエクスペリメンタルは、現地時間で1月25日(日本時間ではおそらく26日)までの予定とフォーラムより発表されており、前回のエクスペリメンタルと同様に短期間となっています。例年通りであれば、まもなく(1月下旬~2月上旬)旧正月イベントが開催されるので、そのタイミングでの実装となるのではないでしょうか。

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Source:Overwatch


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コメント

コメント一覧 (2件)

  • とあるゲームは弱体化してもなお使われ続けるキャラだっているんだぜ

  • 30キャラ以上いて全員が納得のいくバランスにするのは無理だとは思うけど、弱体化ばかりでバランス取るのは寂しいな

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