Steamストアにて現地時間8月25日にリリースされる新作FPS『Selaco(セラーコ)』。『Doom』の互換エンジン「GZDoom」を使い、『F.E.A.R.』から強い影響を受けているこのゲームは、クラシックFPSとモダンFPSの良いところを併せ持った期待作です。今回はそんな『Selaco』の特徴や魅力を紹介していきます。
クラシックかつモダンな新作FPS『Selaco』
今回紹介する新作FPSは、現地時間8月25日にSteamにてリリースされる『Selaco』(ストアページ)。インディーズ系デベロッパー兼パブリッシャーのWesley de Waartが開発を手がけています。
SF世界を舞台にしたPvEであるこの『Selaco』の特徴は、『DOOM』のようなクラシックなFPS体験と、『F.E.A.R.』で確立されたモダンな要素をうまくミックスさせている点です。
「GZDoom」というDoomシリーズの互換エンジンによって描写されるゲーム体験は、昔のFPSゲームのような味わい深いものでありながら、一方で銃器のアクション描写、破壊表現は細かいところまで作り込まれており、敵AIの挙動も一筋縄ではいかない現代的なものとなっています。
ストーリー主導で没入感の高いFPS
『Selaco』はストーリー主導タイプのFPSです。プレイヤーは宇宙施設のセキュリティ主任を務めるDawn(ドーン)となり、かつて滅亡した惑星・地球の生存者たちからなる謎の武装組織「Selaco(セラコ)」の侵略に立ち向かいます。宇宙規模の戦いを通して、徐々にSelacoに隠された秘密、そしてDawn自身の物語が描かれていきます。
カスタムAIを搭載した厄介な敵
『Doom』のクラシックFPS体験を受け継ぐこの『Selaco』ですが、敵の挙動は『F.E.A.R.』から影響を受けたタクティカルなもので、敵AIは知的に連携しながらプレイヤーに襲いかかります。
たとえば闇雲に撃ってくるだけでなく、敵はプレイヤーがリロードしているタイミングを察して距離を詰めてきたり、遮蔽物に隠れたら爆発物を投げ込んできたり、仲間同士の距離感を計算しながらプレイヤーに囲い込みをかけたりと非常に厄介。何も考えずに目の前の敵を撃つだけのPvEシューターとは、明確に異なるデザインです。
こだわりの破壊描写とユニークな武器
3DモデルこそクラシックFPSを思わせるものですが、デモ用に公開されている戦闘シーンを見れば、その破壊表現のきめ細かさがすぐに分かるでしょう。
銃の発砲音や挙動はもちろん、小物が爆発したりガラスが割れたり、火花が飛び散ったり煙が立ちこめたりと、銃弾1発がもたらす周辺環境のリアルな変化が、プレイヤーを『Selaco』の世界に引き込みます。
武器もライフルやショットガンといったおなじみのものがある一方で、7月末には開発中の新たな武器として、貫通性能に優れたPenetrator(ネイルガン)という武器も紹介されています。
他にも、タクティカル・バナナというトリッキーなアイテムもあり、床に設置し、踏んだ敵が転倒するトラップとして使用できます。登場武器の全貌は明かされていませんが、これらの他にも面白い武器やアイテムが期待できます。
要求スペック
- 最低:
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS:Windows Vista
- プロセッサー:Intel i3 2100 or higher
- メモリー:2 GB RAM
- グラフィック:1 GB of VRAM with OpenGL 3.3 (GeForce GTX 630またはそれ以上)
- ストレージ:600 MB 利用可能
- 追記事項:要求スペックは変更の可能性あり
- 推奨:
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS:Windows 10 (64-Bit)
- プロセッサー:Intel i5-3570k
- メモリー:4 GB RAM
- グラフィック:1 GB of VRAM with OpenGL 3.3 (GeForce GTX 630またはそれ以上)
- ストレージ:600 MB 利用可能
- サウンドカード:(指定無し。十分なゲーミングサウンド体験が得られるもの)
- 追記事項:要求スペックは変更の可能性あり
上記の通り、『Selaco』の要求スペックは現代のFPSタイトルと比較すると低めに設定されています。最新GPUのパワーを活かしたリアルなFPSが開発され続ける昨今ですが、時には『Selaco』を通して『Doom』シリーズなどのFPSの原点に立ち返ってみてはいかがでしょうか。
- 『Selaco』関連リンク
Source: Steam
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