『Apex Legends』の原点となった『タイタンフォール』の販売終了、サブスクから削除もサーバーは稼働継続

今では誰もが知っているゲームとなったRespawn Entertainmentの『Apex Legends （エーペックスレジェンズ）』ですが、そんなRespawn Entertainmentのデビュー作である『Titanfall (タイタンフォール)』の販売終了が告知されました。

『Titanfall』販売停止、サーバーはそのまま稼働

Respawn EntertainmentがTwitter公式アカウントにて「『Titanfall』について」というツイートを投稿しました。

要約すると、初代『Titanfall』の販売を同日をもって終了。 海外時間の2022年3月1日をもって、EA Playのようなサブスクリプションサービスからの削除も決定したと発表されました。 既に本作を所有しているファンのためにサーバーの稼働は継続して行うとのことです。

A note about Titanfall. pic.twitter.com/Ew232HkUIo

— Respawn (@Respawn) December 1, 2021

『Apex Legends』の世界観を生んだ『Titanfall』

2010年に設立されたRespawn Entertainmentが4年の月日をかけてリリースしたのが『Titanfall』です。 本作は「パイロット」と呼ばれるプレイヤー同士が機動力の高い高速戦闘を繰り広げつつ、「タイタン」という巨大ロボットを召喚して無双するロマン溢れるマルチプレイヤー専用タイトルとなりました。

ただし、当時は一部のファンには人気があったものの、時限独占タイトルであることや新作タイトルという点などから、多大なる人気を獲得するには至りませんでした。特に大きかったのが「キャンペーンモード非搭載」という点でした。

2016年には、前作の反省をふまえキャンペーンモードを搭載した『Titanfall 2』を発売。 より洗練された操作性だけでなく、ジャック・クーパーとタイタン"BT"の絆を描いたストーリー性の高さから、前作をプレイしていない、もしくはPvPゲームをプレイしない層を取り込む事にも成功して、『Titanfall』シリーズに大きなファン層を形成するほどの成功を果たします。

そして2019年に『Titanfall』シリーズの世界観を引き継ぐ『Apex Legends』をリリース。 Respawn Entertainmentはかつてないほどの躍進を遂げることなります。

ところが、これほどの栄光を歩むキッカケとなった『Titanfall』とお別れの時が来てしまいました。やはり、発売から7年も経過したゲームであることや、晩年はチーター問題やサーバー問題、DDoS問題などメンテナンスコストの方が収益を上回ってしまったのかもしれません。

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しかし、『Titanfall』から始まり『Apex Legends』へと繋がった世界はこれからも広がり続けることをRespawnは約束しています。 いつか、『Titanfall』シリーズの正統続編が登場することを夢見ていてもいいのかもしれません。

Respawnからのメッセージ

パイロット達へ。

『Titanfall』はRespawnのDNAの一部です。7年以上前に発売されたこのゲームは、スタジオの野心を示したゲームであり、私たちがすべてのゲームで目指している革新の道しるべであり続けています。

このたび、『Titanfall』の新規販売を本日をもって終了し、2022年3月1日にはサブスクリプションサービスからも削除することを決定しました。ただし、現在もプレイされている熱心なファンの皆様や、ゲームをお持ちの方で対戦を希望される方のためにサーバーは稼働し続けます。

『Titanfall』はRespawnのDNAの核であり、この素晴らしい世界はこれからも続いていきますのでご安心ください。現在の『Titanfall 2』や『Apex Legends』でも、そして未来でも。このフランチャイズは私たちがRespawnで作り続ける体験の質を高めるためのノーススターです。

Respawnチーム一同よりお礼申し上げます。

Source: Respawn Entertainment