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『オーバーウォッチ2』シーズン3のバランスは? サポート・タンク・ダメージヒーローの勝率、マッチング改善など

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本日2023年2月25日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 のニュースページを更新。オーバーウォッチ2のゲームディレクターAaron Keller氏より、シーズン3初期における各ロールの現状やマッチメイキングの調整などについて発表されています。

CONTENTS

ヒーローとマッチメイキングのバランス調整

今回お伝えする2つのトピック、シーズン3のバランスとマッチメイキングについての内容に入っていきましょう。シーズン3のスタートは、シーズン2開始時点と比較して、かなりバランスが良い状態だと感じています。プレイヤーの皆さんからは、いくつもの変更のおかげでゲームが新鮮に感じられ、「オーバーウォッチ 2」リリース以来で最高のバランスになったという声をいただいています。

皆さんに様々な議論を交わしていただいていることを大変嬉しく思うとともに、そのような基盤を醸成するためにも、今回はもう少し詳しく、控えめに解説をしていきます。

OW2 S3のサポートヒーロー

  • 良い点としては、大半のスキル・ティアでほとんどのサポートが活躍できていることが挙げられる。
    • 今シーズンはブリギッテが本当に好調であり、トップ500を除くほぼすべてのスキル・ティアで最高の勝率を記録している。
    • トップ500帯ではゼニヤッタがリードしており、両者の平均勝率は55%近くに達している。
  • 一方、勝率が低いのはキリコとモイラで45%前後となっている。
    • しかし、勝率の高いヒーローは必ずしも最もプレイされるヒーローとは一致しない。
    • 実際にプレイされているヒーローを見てみると、シルバーとブロンズより上のほぼすべてのスキル・ティアでアナ、キリコ、マーシーが上位を占めており、シルバーとブロンズからはモイラがかなり選ばれている。
  • 最高レベルの環境でピック率が高いキリコの勝率が低く、ピック率が低いブリギッテの勝率が高いのは、直感に反しているようにも感じられるため、スキルが高いプレイヤーがそのヒーローを選び続けているのには、何か理由があるはずだと考えている。
    • これを検証・分析するため、マップ、チーム構成、チームファイトに関する指標を追加で取得している。検証が上手く進んだ頃に、続報を公開予定。

OW2 S3のタンクヒーロー

  • パフォーマンスが良くないタンクを選ぶのが難しいくらいにタンクは現在絶好調。
    • ほとんどのティアでタンクの中で最高勝率となっているのはラインハルトで、ブロンズからプラチナで約58%に達している。
    • 一方マスター以上では、シグマがラインハルトを引き離しており、トップ500では勝率55%を誇っている。
    • ロードホッグはまだ活躍できる場面もあると考えているが、少し苦戦が見られる。
    • ウィンストンとザリアは一部のランクで活躍中であり、他のヒーローもすべてのスキル・ティアで堅実な働きを見せている。
  • 今コミュニティ内で話題の的となっているレッキング・ボールについては、強すぎると思う方、ちょうどいいと思う方、どちらとも言えないと思う方など、意見は様々。
    • レッキング・ボールの勝率は、ほとんどのティアで全タンク中3~4位で、51~55%の間
    • ピック率は、低ランク帯では低いが、プレイヤーのスキルが上がるにつれて高くなっている。
    • その実例として、トップ500帯におけるレッキング・ボールのピック率は圧倒的1位
    • レッキング・ボールの台頭によって存在感を増してきた他のヒーローも何人かいるので、これからもレッキング・ボールの動向には(プレイヤーの疲弊を含め)注意していく。

OW2 S3のダメージヒーロー

  • ダメージロールには大きな振れ幅があり、二極化しているが数字の面から見ると、ダメージは全体的にかなりバランスが取れていると感じられる。
    • ソジョーンに行われた変更と、他の何人かのキャラクターの強化により、ヒーローの組み合わせの選択肢が増加した。
    • キャスディ、ファラ、ウィドウメイカー、トレーサーはいずれもプレイタイムが上がっている。
  • シーズン3は、多くの方から「ヒットスキャンのシーズン」(キャスディのシーズン)と呼ばれている。
    • 実際、キャスディはトップ500を除くすべてのランクで圧倒的な差をつけて最も選ばれているヒーローであり、トップ500でもトレーサーと同率。全マッチの30%程度で、両チームにキャスディが見られ、今後も上位に居続けると予想される。
  • シンメトラ以外では、中~高ランク帯での最強のダメージヒーローを決めるのは難しく、ダメージヒーローの勝率は大半が47% - 53%のあいだに収まっている
    • ファラ、ウィドウメイカー、トレーサー、シンメトラなどが上位を占めているが、ほぼ毎日入れ替わりが見られる。
    • 低ランク帯における高勝率ヒーローは、シンメトラとトールビョーンの二強
    • また、シンメトラはマスター以上を除く全ランクの全ロールにおいて、ゲーム内で最も高い勝率を誇る。
  • ソンブラはパワーの低いヒーローではあるが、今シーズンは大きく持ち直し、ダイヤモンド以上の勝率は46%前後となっている。
  • 現状では、ミッドシーズンパッチまでにバランス調整を行うことは考えていない。

OW2 S3のマッチメイキング

ライバル・プレイ
  • 今シーズンは、マッチメイキングシステムに大きな変更を行った。
    • 第一の目標は、同じロールの中でMMRの差が最小になるように、プレイヤーの組み合わせを最適化すること。
    • 例:マッチングを行う際、一方のチームのダメージプレイヤーともう一方のチームのタンクプレイヤーが互角であることよりも、両チームのダメージプレイヤーのスキルが近いことを重視。
  • これは功を奏し、試合では同ロールのプレイヤー同士のスキルの差はかなり縮まった
    • 加えて、ライバル・プレイでは待機時間が短縮し、特に高スキルのマッチにおいては大幅に軽減された。
    • 平均的なマッチの質も全体的に向上。また、待機時間が長いマッチでは、通常は以前よりもマッチの質が高くなった。
    • 以前は待機時間が長ければ長いほど、スキルの差の制約が緩くなる可能性があり、今でも変わらないがスキル差は縮まっているはず。

マッチングの予期せぬマイナス面

  • アンランクでのマッチでは待機時間が少し伸び、スキル差の大きいグループではかなり時間がかかるようになってしまった。
    • この点についてはすでに変更を行っており、アンランクでの待機時間は改善傾向にある。
    • また、ゲーム内で連勝・連敗が長く続くことがあるという声も見られるが、プレイヤーの勝率を意図的に操作し、連勝を起こしたり、防いだりするようなことはない。
    • このような報告については現在調査中であり、詳細が分かり次第発表する。
  • プレイヤーから最も多く聞かれるのは「ライバル・プレイでの対戦でスキルレベルが大きく異なる人たちと遭遇してしまう」問題。
    • シーズン3開始前、グランドマスターの下位5%の試合では、7ディビジョンの差があるマッチメイキングが行われていた(これはゴールド3とシルバー5の差に相当)。
    • シーズン3開始当初は、これが12ディビジョン差以上に跳ね上がってしまっていた
    • その後、何度も変更を重ね、今もほぼ毎日変更を行っている結果、現在は9ディビジョン差まで短縮することができた。ミッドシーズンパッチでは、この点をさらに改善するための追加変更を予定。
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Source: Overwatch 2


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コメント

コメント一覧 (3件)

  • > 7ディビジョンの差があるマッチメイキングが行われていた(これはゴールド3とシルバー5の差に相当)。
    > 現在は9ディビジョン差まで短縮することができた

    つまり現時点でも「ゴールド3とシルバー5」以上の差でマッチングが行われているということか。2ランク近くの差がつくのはもはや仕様なんやな・・・

  • "「オーバーウォッチ 2」リリース以来で最高のバランス"……
    まあシーズン1はソジョーンがぶっ壊れてて、シーズン2はラマットラとオリーサが調整でぶっ壊れてたからな 確かにそれに比べれば"最高のバランス"かもしれない
    でもそれは誇るべきことなのか?
    ヒーローの性能バランスも然りだけど未だに感じるマッチングの不公平感や、タンクのストレスとかウィドウワンパンのストレス、ランク変動の不透明性とか調整必要なところがまだまだあると思う 特にランクははよSR出せや
    絶対的評価ではなく、あくまでも相対的に最初よりはまだマシになっているだけ、ということを鰤が理解していると良いが……

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