CoDシリーズでは、基本無料のモバイルFPS『Call of Duty: Mobile(コール オブ デューティ モバイル)』がサービス継続中。2023年内には援軍として『ウォーゾーン モバイル』のグローバルリリースも予定されています(オーストラリアではリリース済)。
しかしCoDシリーズを手がけるActivisionの買収に関連して新たに公開された文書によると、『ウォーゾーン モバイル』のグローバルリリース後は、『CoD:モバイル』の方は徐々に終了させる予定なのかもしれません。
『CoD:モバイル』が『ウォーゾーン モバイル』と入れ替わる?
3月14日追記:サービス終了の噂は、『CoD:モバイル』公式Twitterより暗に否定され、今後も長期間に渡るサービス継続が約束されました(関連記事)
『ウォーゾーン モバイル』はCoDシリーズの次世代構想「CoD2.0」のうち、モバイルの分野を担う重要なタイトルです。
『ウォーゾーン モバイル』の詳細はこちらの記事にまとめられていますが、注目は『CoD:MWII』や『ウォーゾーン2.0』とのクロスプログレッション機能があることで、3タイトル共通のコンテンツにどこからでもアクセスできる点が大きな魅力です。
2023年内のグローバルリリースに向けて期待が高まっているところですが、一方では『ウォーゾーン モバイル』と『CoD:モバイル』を入れ替える計画があるようです。
Activision買収の流れでMicrosoftから伝えられる
この話は、MicrosoftによるActivisionの買収交渉の中から出てきたものです。買収の正当性を調査している規制当局の1つ、英国のCMAから新たに公開された文書には、ソニーにCoDシリーズのライセンスを10年供与する提案があったことが確認できるほか、『ウォーゾーン モバイル』に関する記述も見られ、注目を集めています。
これらのモバイルゲームを売却範囲から除外することは、以下の理由により実現不可能である。
- 『CoD:モバイル』はテンセントの子会社であるTiMiスタジオによって開発、および所有されている。【削除】。このゲームのいかなるスピンアウト作品も【削除】。『CoD:モバイル』は(中国以外では)『ウォーゾーン モバイル』のリリースによって、時間をかけて徐々に終了していくことが見込まれている。
- 『ウォーゾーン モバイル』は2023年後半にリリースが予定されており【削除】。『ウォーゾーン モバイル』は【削除】。
公開された文書は一部内容が削除されているものの、Microsoftによるこれらの発言からは、確かに『CoD:モバイル』のサービス終了の計画のあることがうかがえます。
個性的だった『CoD:モバイル』の世界も終了か
『CoD:モバイル』はActivision傘下のスタジオが開発する本家とは異なり、CoDシリーズのプレイ体験をそのままに、よりカジュアルな表現やコンテンツが数多く採用されてきたゲームです。
これはこれでCoDシリーズの1つとして興味深いのですが、一方で『ウォーゾーン モバイル』にも、まだ小規模ながらチームデスマッチやドミネーションなどの6v6モードもあるため、コンテンツが重複していることに気付かされます。
Activisionの次世代「CoD2.0」構想のことを思うと、新しいタイトルである『ウォーゾーン モバイル』が優先されるのはもっともな話ではあるものの、今日まで膨大なオリジナルコンテンツに触れながら『CoD:モバイル』をプレイし続けてきた方には、いずれ残念なお知らせが待っているのかもしれません。
なお、今回の文書に関してActivisionはコメントを発していません。
Source: CharlieIntel
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