Ubisoft(ユービーアイソフト)の『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』競技シーンでは、X-MOMENT主催の日本プロリーグ「Japan League 2023」シーズン2が開幕。9月2日から3日にかけて、グループステージの8試合が行われました。
世界大会「BLAST Major Atlanta 2023(アトランタメジャー)」の出場権をかけ、プロ8チームが2試合ずつ対戦。DAY2時点で、NORTHEPTIONとCYCLOPS athlete gamingが2連勝に成功し、メジャーに向けて弾みをつけています。
『R6S』RJL 2023 Season 2 DAY 1 & DAY 2 結果
「X-MOMENT Japan League 2023 Season 2(以下、RJL 2023 Season 2)」の構成は、こちらの記事でご確認ください。
現在はプロ8チームを2グループに分けての「グループステージ」が進行中。9月2日にDAY1、翌3日にDAY2の各試合を終えました。
グループAではCYCLOPS athlete gaming(CAG)が2勝。グループBではNORTHEPTIONが2勝。グループステージの順位によって、その後の「ノックアウトステージ」のスタート地点が決まるなか、両チームはその優位を確保しつつあります。
- DAY1の結果(配信ログ)
- IGZIST vs YOKOHAMA DONUTS VARREL:8-6
- KAWASAKI SCARZ vs FNATIC:7-0
- Crest Gaming Lst vs CAG:2-7
- NORTHEPTION vs SAITAMA FAV gaming:7-4
- DAY2の結果(配信ログ)
- NORTHEPTION vs IGZIST:7-4
- VARREL vs FAV:3-7
- CAG vs FNATIC:7-2
- SCARZ vs Lst:5-7
DAY1スタート、SCARZは初戦完勝
シーズン2の記念すべき第1試合は、IGZIST vs VARREL。マップは「クラブハウス」でした。防衛からスタートしたVARRELは0-4でリードしますが、その後はIGZISTが追い上げ、6-6でオーバータイムに持ち込みます。
攻撃では、VARRELに加入した韓国出身RIN選手が、新チームに初戦での勝利をもたらすべく力を発揮します。対してIGZISTからは、Solty選手がリワークされたGrim(グリム)を巧みに使い、青階段の突破に成功するなどの好プレイが。結果としてIGZISTの柔軟さが相手を上回り、オーバータイムを経て8-6での勝利を得ました。
コペンハーゲンメジャーをベスト8で終え、世界にも存在の知られたSCARZ。初戦では「国境」を舞台に、FNATICと対面しました。試合後インタビューでRec選手が言うには、「国境」はオフシーズン中に練習してきたマップだったそうで、FNATICの防衛を完全に破壊して0-6で攻防交代。防衛では「税関」守りをきっちり成功させ、スコア0-7と完勝。勝ち点を手早く掴み取り、すぐさまDAY2へと向かいました。
第3試合は機材トラブルでスケジュールが変更され、先にLst vs CAGの試合に。使用マップは再び「国境」でした。CAGは、Arcully選手が単独で拠点にスニークインし、Lstの脇を刺すなど、意外性のある組み立てを見せ攻防を2-4でリード。防衛では各選手がそれぞれ強みを発揮し、SuzuC選手がエースの活躍。スコア2-7でCAGも3ポイントを獲得します。
第4試合。NORTHEPTION vs FAVの試合は「銀行」で実施されました。この日はNORTHEPTIONに加わってまだ日の浅いSylvia選手が、攻撃で1v2クラッチを決めて4-2で攻防を交代。第7ラウンドの防衛でも、Sylvia選手が再びチームを救います。さらに第11ラウンドでも三度チームを救い、7-4でNORTHEPTION勝利の立役者となりました。
DAY 2:CAG復活、NORTHEPTIONも好調2連勝
DAY2はIGZIST vs NORTHEPTIONからスタート。「山荘」を舞台にしたこの戦いでも、IGZISTは引き続き創造性のある作戦を持ち込んでポイント確保を狙っていきます。しかし、NORTHEPTIONからは、Nina選手が遊撃で存在感を発揮。相手の思惑を撃ち合いで阻み、MVPの活躍でチームを2連勝へと導きました。
グループAではCAGとFNATICが「銀行」で対決。攻撃からスタートしたCAGは、着実にオープニングキルを取りながらスピーディに攻め込み序盤をリードします。FNATICからもMugi選手やMag選手が粘りを見せ、4-2で攻防交代。
しかし抵抗も長くは続かず、CAGはChibisu選手がエースを取るなどして勝勢をつかむと、そのまま7-2で試合終了。シーズン1ではコペンハーゲンメジャーへの出場を逃したCAGでしたが、内容・結果ともに充実の2試合で復活をアピールしました。
DAY1で惜敗したVARRELは、同じく1勝目が欲しいFAVと「カフェ」で対戦。防衛からスタートしたFAVは、VARREL側の仕掛けをいなしつつ、2-4で攻防交代。攻撃に回ってからは、Candy選手がぎりぎりのカバーでプランターを守る場面もあり、3-6でマッチポイント。続く第10ラウンドも制し、スコア3-7で1勝目をあげることに成功しました。
DAY1を悠々と終えたSCARZは、DAY2で「オレゴン」を舞台にLstと対戦。防衛からスタートし、フローレスラウンド(チーム全員が生き残った状態で勝利)を3回も挟みつつ、4-2で攻防を交代します。しかし防衛に回ったLstは、LuA選手が古巣のチームであるSCARZ相手に奮戦します。5-6と逆転マッチポイント獲得に成功すると、最後の地下防衛も成功させて、5-7でSCARZに黒星をつけることに成功しました。
戦いはグループステージDAY3へ
- グループステージDAY3:
- NORTHEPTION vs VARREL:午後4時
- Lst vs FNATIC:午後5時20分
- FAV vs IGZIST:午後6時40分
- SCARZ vs CAG:午後8時10分
- 配信:
2023年から刷新された競技シーンは、レギュラーシーズンが短期決戦であることが特徴(代わりにメジャーの日程が長め)。グループステージも、次回9月9日に開催されるDAY3で最終日を迎えます。
このグループステージを勝ち抜けた6チームが、9月16日から始まる「ノックアウトステージ」に進出。そしてノックアウトステージの上位2チームが、アトランタメジャーへの出場権を獲得します。
運命のDAY3は、メジャー出場チーム同士であるNORTHEPTION vs VARRELからスタート。NORTHEPTIONは既にグループの突破が決まりましたが、一方でVARRELは2戦0勝でグループ最下位。アトランタメジャーに出場する日本3チームを占ううえでも、ここが重要な一戦となるでしょう。
最後の試合SCARZ vs CAGにも注目。CAGはノックアウトステージ進出を決めていますが、SCARZは現在の日本王者として、ここでCAGにその力を見せておきたいところ。どのような試合展開になるのか、今から期待が高まります。
オープン予選のエントリー開始
アトランタメジャーには、RJLのプロチーム以外にも出場のチャンスがあります。
9月16日からスタートするオープン予選は現在エントリー受付中。ライバルの中から勝ち上がり、RJLのプロチームも交えたメジャーLCQ(最終予選)で優勝することで、たとえ非プロのチームでも、国内リーグを飛び越して世界デビューを果たせます。
日程のタイトさはもちろん、RJLチームに勝つことが必須であるため、一般参加チームには過酷な「メジャーへの道」であることは間違いありません。しかし競技シーンでは常に、才能ある選手やチームが求められています。『レインボーシックス シージ』のスキルに覚えのある方は、ぜひ日程やフォーマットをご確認のうえ、オープン予選へのエントリーをご検討ください。
Source: X-MOMENT
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