本日2023年12月13日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 のアップデートを実施。現行シーズン「シーズン8:コール・オブ・ザ・ハント」で登場したタンクヒーロー「マウガ」に対し、バランス調整が行われた。約一週間は強いマウガを楽しめたことになる。
マウガ(弱体化)
- “焼夷チェーンガン”と“ヴォラタイル・チェーンガン”
- チェーンガンのダメージが5から4に減少
- 敵を炎上させるのに必要な〈焼夷チェーンガン〉のショット数が10から15に増加
- “ケージ・ファイト”
- アルティメットの持続時間が10秒から8秒に減少
“焼夷チェーンガン”と“ヴォラタイル・チェーンガン”の弱体化
1発あたりのダメージ量4という値は、多くのプレイヤーが「弱い」と評した先行プレイ時の4.5を下回る数値。メイン武器の弱体化は、一般的に「キルタイム」や「アルティメット・アビリティの回転率」に作用するが、マウガの場合は特に重大な弱体化となる。
それは先述の2点に加え、マウガは与えたダメージ量に応じて効果が変動する“バーサーカー”と“カーディアック・オーバードライブ”を所持しているため。字面上は火力の低下のみとなっているが、耐久面も低下することになる。
“焼夷チェーンガン”での点火に必要なショット数も増加しており、こちらも“カーディアック・オーバードライブ”のリターン、“バーサーカー”の起動効率などを低下させることになるだろう。遠距離での点火も難しくなるため、よりインファイトに特化したヒーローになりそうだ。
“ケージ・ファイト”の弱体化
アルティメット・アビリティ“ケージ・ファイト”の弱体化は、シンプルな時間短縮。開けた場所での展開であれば多くの場合8秒を待たずしてケージ内の一方が壊滅するが、狭い場所では「時間切れ」という場面が出てくるかもしれない。
それ以上に大きな影響が予想されるのは「拘束アビリティ」としての運用時。「拘束アビリティ」として発動した場合“ケージ・ファイト”はマウガが倒れても持続するため、拘束された相手は1500のバリア耐久値を削りきらない限り、効果時間いっぱいをケージ内で過ごすことになる。
タンクヒーローのアルティメット・アビリティには、同じように相手を拘束するものがいくつかあるが、拘束時間だけを見た際“ケージ・ファイト”は中でも頭一つ抜けた性能となっていた。
- 拘束効果を持つタンクのアルティメット・アビリティ
- “グラビトン・サージ”:2秒(拘束)
- “アースシャター”:2.75秒(ノックダウン)
- “グラビティ・フラックス”:2.3秒(拘束)+0.6秒(スロー状態)
変更後も類似アビリティに比べ十分な効果時間に期待できるが、発動者のリスクに見合った効果時間になるだろう。
その他運用方法への影響
その他効果時間短縮の影響が出そうな運用方法は「マガジンの無限化」や「敵の進行けん制(後から入っても拘束されるため)」に期待した中距離運用。こちらは必ずしもケージに相手を取り込むわけではないので相手と向き合う時間は限られているが、ペイロード上にケージを設置するなどして有効な効果時間を延ばすことは可能であった。
一方、対“タクティカル・バイザー”などピンポイントでの受けとしての運用に関しては、効果時間の関係上大きな影響はなさそうだ(ケージ:8秒、バイザー:6秒)。8秒以上の受けを要求するアビリティはそれほど多くないが、アッシュの“B.O.B”(効果時間:射撃を開始してから10秒)には注意。もっとも、弾数無限の射撃でさっさと処理してしまえば大きな問題にはならないが。
ライバル・プレイ実装までに追加調整の可能性も
マウガは実装後1週間で早速の弱体化となったが、これには「できる限りベストな状態」でライバル・プレイに実装したいという狙いがあるようだ。マウガのライバル・プレイ実装は12月20日に予定されており、それまでに調整を実施、期間を設ける事で追加の調整が必要か判断するとリードヒーローデザイナーのAlec Dawson氏より語られている。
Source: Overwatch
TESTをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント
コメント一覧 (8件)
予想通りの過剰バフからの過剰ナーフだったな
今後出したら戦犯扱いされるから…。大好きだったよマウガ。さようなら…。
ただでさえ被弾を抑える意識がないプレイヤーが多いのに、ヒールをバカ食いするマウガ投入はアカンて
ヒール回らへん
ランクマに向けて、あえてやり過ぎた性能にして調整してるんやろ
まじでただの気分で調整してるやんw
これもう誰が使うの
他タンクより遠距離に対応できるという個性だけは消さないでほしい。
タンクでマウガ見れなかったからな