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BFH:ストーリー作家が語る『バトルフィールド ハードライン』誕生秘話 「戦争モノに飽き飽き」

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BF公式サイトにて、『Battlefield Hardline(バトルフィールド ハードライン)』の作家Tom Bissell氏が本作の誕生秘話やストーリー・シナリオについて述懐しています。以下battlefield.comより。

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バトルフィールドとハードライン

およそ18カ月前の事になりますが、『バトルフィールド ハードライン』クリエイティブディレクターのIan Milhamと私は一連のメールをやり取りしていました。

もともとの内容は私がGrantland(英語)のために書いた「Dead Space 3」のレビューに関するもので、私自身このゲームがとても気に入っていました。その中で私は彼に、今はどんなプロジェクトを進めているのか、と尋ねたのです。そして返ってきたのが、「その質問をされるとはね…ところでスケジュールに空きは?」という思わぬ答えでした。

ちょうど関わっていたゲームが発売されたばかりで、大作タイトルの嵐のようなスケジュールにまた飛び込むのもどうかとは思ったのですが、Visceralと仕事ができる機会とあっては見過ごすわけにいきません。わずか数日後、私は共同執筆者のRob Autenとともに、Electronic Arts社のロビーに立っていました。

Robと私は、Ianが提案するプロジェクトは一体どんなものだろうと延々議論し合っていました。『Dead Space 4』か? はたまた『ダンテズ・インフェルノ2』か? それとも新しいシリーズなのか?

そしてついにIanがプロジェクトを明らかにしたのです。「『バトルフィールド』だよ」と。

バトルフィールド ハードライン:シングルプレイ12分プレイ動画

たぶんその時、私とRobはお互い信じられないという表情で顔を見合わせていたと思います。確かに私は軍事物のシューターが好きで、いくつもプレイしていますし、Robも同じです。ですが、そのジャンルに少々飽きを感じていたもの事実で、記事まで書いています(英語)

ゲームライターとしては、軍事物シューターには大きな悩みどころがあり、リアル性との兼ね合いが困難なだけでなく、ストーリーの場としての幅が狭いと感じていました。

簡単に言えば、また中国やロシアやイランに侵攻してどうなのか、という問題です。

私たちはIanに、「ウィスキーに敵、敵を排除」というようなセリフを書くのはもうたくさん、なのでプロジェクトの話はこれで…と切り出そうとしました。しかしIanは笑って手を挙げ、私たちを押しとどめました。そして「それをするつもりはない」と言ったのです。

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Ianは警官と犯罪者が織りなす世界について語り始めました。世界の登場人物たちは互いが見知らぬ味方や敵ではなく、日頃から知り合っている間柄。他のゲームよりも80%は爆発が少なく、すべての人物が半ば善良であり半ば悪である。

ストーリーにおいては筋よりも人物を優先する。Ianの目標はTVドラマや映画のように人物たちが語ることでした。

何かの「作戦」ではなく、任務でもなく、あるいは敵がいかに悪人であり邪悪であるかではなく、そして世界を救うためでもなく、登場人物自身とその住む世界に根差した物語。Ianは犯罪小説家のエルモア・レナードの名を挙げました。「まさに彼が生み出したような作品を目指してる」そう言ったのです。

レナードは『ジャッキー・ブラウン』、『アウト・オブ・サイト』、『ゲット・ショーティ』、『JUSTIFIED 俺の正義』などの映画やドラマの原作、小説を書いたことで有名な作家ですが、私は彼をアメリカ文学史上紛うことなき最高の大衆小説家だと考えていました。

私とRobはふたたび顔を見合わせ、今度は頷きあいました。もうこのバトルフィールドに関わることに何のためらいもありませんでした。

[後半へ]


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コメント

コメント一覧 (3件)

  • BFといえば軍事ものだと思っていたのに・・・正直BFずっとやってきた側からしたら今作は魅力がない・・・

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