先日発表され、リアル系の新作タクティカルシューターとして期待が集まる『Ready Or Not(レディオアノット)』。発表時の記事でも大きな反響が寄せられた本作の、その際には伝えきれなかった「他作品と一線を画すスゴイところ」をデベロッパーブログよりご紹介。
リアルさを追い求めた柔軟すぎる操作、弾道計算、武器、果ては血痕の飛び散り方まで、FPS玄人も舌を巻くそのこだわりを見ていこう。
『Ready or Not』のスゴイところ13選
『Ready or Not』は米警察に配備されている特殊部隊SWATを題材とした、局所的な戦闘を主体とした一人称視点のシューター(FPS)。舞台は貧富の格差が広がり大混乱となった現代のアメリカで、8人での協力プレイや、局所戦闘で敵チームと闘うPvP、そしてAIに指示を出すシングルプレイヤーモードまでもが搭載されている。
段階式のリーンシステム
「Ready or Not」で特徴的な機能のひとつが、無制限の戦術的な位置取りを可能にする障害物周りでの機動。低めの遮蔽物に隠れることで攻撃を避けたり、高めの遮蔽物上から覗くことで敵を発見し攻撃することが可能で、登録されたキーをタップするだけでどんな順番でもこの「覗く」動作を行うことが可能。
さらに通常のシューターゲームで多く見られる、従来のリーン動作であるクイックリーンシステムも搭載。従来のリーンを簡単に行いたいプレイヤーもフォローしてくれる。
段階式のドア操作システム
引き戸やスイングドア、回転ドアなどの複数タイプのドアを、マウスホイールを使って段階的に操作することが可能。もちろんドアが施錠されていないのが条件となる。
モジュール式のスピード操作
『Ready Or Not』ではマウスホイールを使用してプレイヤーの移動速度の調整が可能。一瞬の判断が生死をわける近接戦闘での精密な移動速度は重要な要素で、プレイヤーの好みに合わせてキーの割当を変えることもできる。
三人称視点での持ち物の詳細な再現
現実世界と同様にロードアウトの各装備の収納を再現。マガジンやグレネード等のアイテムは固有のポーチに格納されており、リロードを行うときやアイテムを取り出すとき、さらには回収するときにもポーチのフラップがシンクロして開閉する。「チームメイトが何をしているのか」が正確かつ一目で分かるようなディテールは、詳細なアニメーションとシステムによって実現される。
正確でリアルな防弾計算
弾丸とアーマーの衝突は、プレイヤーとのメッシュが重なった範囲をベースに計算されており、正確でリアルな防弾計算を実現している。
貫通、跳弾、減衰などの弾道計算
それぞれの弾丸は、リアルな射程、抵抗やタンブルを考慮した速度が設定されている。弾丸が対象にどれぐらい突き刺さり、どれくらい貫通するかは、弾丸のタイプと口径が影響するようになっている。
すべての弾丸は跳弾するようになっていて、当たった表面の素材や衝突確度をベースに計算される。さらに最近、弾丸の進路がそれる「ディフレクション」が機能として追加された。
致死性ではない弾丸は貫通する可能性が低いものの、距離や着弾位置によってはキルすることも可能。
リアルなダメージシステムと効果
プレイヤーが「足」を撃たれるとダメージの度合いによって移動速度が遅くなり、「腕」にダメージを受けた場合は射撃精度が低下し、アイテムを取り出す時間も遅くなってしまう。また「頭部」へダメージを受け生き残った場合、プレイヤーの視界へ断続的にかすみがかかった状態となる。プレイヤーのすべての状態は画面下部のインジケータに表示される。インジゲーターは平常時には隠されているので、プレイの没入感を妨げることはない。
リアルなゴア表現
プレイヤーにとっての「デス(死亡)」はインパクトある出来事となる必要があり、デスのインパクトを他に無いレベルで実現するために真剣に取り組んでいる。キャラクターが被弾すると、肌に奥行きのある弾傷が刻まれ、表面を覆っている衣服に血が滲み出していく。さらに弾傷がある部分(身体)をオブジェクトにぶつけた場合は、衝突時の速度によって血が小さく飛び散るようになっている。今後は体全体が破壊可能となるシステムを計画中。
ディティールに富んだ武器、キャラクター、環境
ギャラリーやティーザーでも分かるように、『Ready or Not』のアセットはとても映えるものとなっている。武器のエッジはスムーズかつシームレスで、環境のデティールも綿密に構築。リアルでディテールに富んだアセットはプレイヤーを没入させるために必要な要素となる。
豊富なアイテム
プレアルファの時点で合計30を超えるアイテムがあり、今後は月ごとに選択肢を大幅に増加していく計画だ。バランスを心配する声も出てくると思うが、各アイテムは外見だけが違って機能が一緒といったアイテムの存在を避けるため、それぞれ考え抜かれた用途と価値を持っている。
アイテムには武器、デバイス、グレネード、設置アイテム(計画段階で選択可能なアイテム)が含まれる。
Amazon Gamelift APIを用いた競技用サーバーを全面サポート
他プレイヤーとの対戦を通して自らの実力を試せるよう、『Ready or Not』は競技的なゲームモードを複数用意している。リッスンサーバー(ゲームクライアントから起動できるサーバー、クライアントとしてもサーバーとしても機能する)の機能もサポートしており、カスタムしたゲームルールでのプレイも可能。
Amazon GameLiftとはAmazon Web Serviceが提供する、ゲーム開発者向けのクラウドサービス。Amazon Web Serviceの基盤を利用してデディケイテッドサーバーを提供することが可能。『Ready or Not』ではサービスの利用が有料となるかは現時点では明確にされていない。
小隊による競技プレイを計画
フレンドと最大10人の小隊を作り、プレイヤーとの対戦や協力プレイが可能。小隊向けの報酬を入手できるほか、年間のリーダーボードで上位を争うことでユニークなスキンを入手可能だ。仲間と強力してレベルアップし小隊ポイントを稼ぐことで、プランニングフェーズでの選択肢が増えていく。
戦術分析
すべてのミッションは先述分析とプランニングフェーズで始まる。現在は配電網の遮断、侵入口の封鎖、新たな侵入口の作成と選択、さらに防弾シールドやヘビーラム、伸縮式のはしごなどのユニークなデバイスをスポーンさせられる。
2016年6月から開発が続けられている本作。開発期間はまだ1年にも満たないものの、明確な方向性と意思を持った本格的なタイトルであることが感じられ、シューターファンの期待を煽ってくれる。
プレイできるようになるのはもう少し先になりそうだが、リアル系FPSが好きなプレイヤーはいまのうちに唾を付けておきたいところ。ともすれば「面倒なだけ」という罠に陥ってしまうリアル系FPSだが、『Ready or Not』がブレイクスルーとなることを期待しよう。
『Ready or Not』の発売日は未定で、PCでのリリースは確定しているものの他機種での展開はまだ不明。
Source: Ready or Not
TESTをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント
コメント一覧 (25件)
三人称視点の詳細な再現はいるのだろうか…R6Sくらいで十分な気が…笑
緻密なダメ計はうれしい
跳弾もあるのか…どこぞの山猫みたいな事が出来るのかな?
良いセンスだ
グロイ...
面白そうだけどまぁこの通りには行かないだろうね
そりゃコンシューマー無いわな
これは買いですわww
あ^~いいっすね^~PCゲー限定なのかな?しょうがねぇなぁ~PC新調しますよ~するする
動画サムネがTHE ANAL STAIR CASE
凄く面白そう!
CQB対戦ものとしてはR6が先行していくんだろうけど
こっちはCOOP物としてがっつり作り込んでほしいなー
楽しみです:)