『PUBG』や『Fortnite』を筆頭に『BFV』や『CoD:BO4』などビッグタイトルにも導入が決定したバトルロイヤル。そんな中、6月6日に新たなバトルロイヤルシューター『Realm Royale(レルム ロイヤル)』が早期アクセスを開始しました。
本タイトルは基本プレイ無料のFPS『Paladins』のバトルロイヤルモードとして開発されていましたが、単独タイトルとしてのリリースになりました。
本記事では実際に『Realm Royale』をプレイ。感想を交えつつ特徴や解説、現時点の強武器などをお伝えします。
独自のクラスとスキル制で超次元バトルロイヤル
これまでのバトルロイヤルゲームの多くは、無人島で武器や防具を調達し、敵を倒しながら生き残りをかけて戦うというものでした。本タイトルも概要はその通りなのですが、他のタイトルと決定的に違う点が「クラス」と「スキル」の存在です。
執筆時点では「ウォーリアー」「エンジニア」「アサシン」「メイジ」「ハンター」の5クラスに、クラス固有の武器と回避スキルがそれぞれ1つずつと変更可能なスキルが4つずつ存在します。試合開始時には回避スキルがセットされており、これは変更できません。戦場に降り立つとまずは武器とスキルを集めることになります。
ゲームの流れ
それでは、独自のシステムに注目しながら1試合の流れを見ていきましょう。
ゲーム開始から序盤
マッチング形式は「SOLO(1人チーム)」「DUO(2人チーム)」「SQUAD(4人チーム)」の3種類。サーバーは「North America」「Europe」「Australia」「Brazil」「Southeast Asia」の5種類あるため、日本からのプレイならば「Southeast Asia」サーバーが無難でしょう。
ゲームを開始すると待機ロビーでクラスを選択します。ここには武器も置いていなければスキルも使用できないため、試し打ちできるようになればいいなーという個人的な要望。
試合が始まるとお決まりの上空スタート。降下地点を決めて降り、物資を漁ります。最序盤では武器やスキルをチェストから取得。チェストは「ポーションチェスト」「通常チェスト」「武器チェスト」の3種類と試合中にランダムで降ってくる「ゴールデンチェスト(救援物資)」があります。
- ポーションチェスト: ヘルスポーションかシールドポーションを獲得できる
- 通常チェスト: エピックまでのランダムなスキルか武器を獲得できる
- 武器チェスト: 100%武器を獲得できる(スキルは出ない)
- ゴールデンチェスト: ランダムなレジェンダリー武器を獲得できる
武器や防具、スキルには等級が設定されており、コモン(白)<レア(緑)<エピック(紫)<レジェンダリー(黄)となります。また、エピック以上の防具には追加オプションが付いており、特に頭のクールタイム減少効果は非常に強力です。
- 頭: スキルクールタイム減少
- 胴: ヘルス自然回復
- 手: 武器持ち替え&リロード時間減少
- 足: 移動速度増加
戦闘
武器やスキルが整ったら、強力なクラス武器をクラフトするためにチキントロフィーを集めましょう。チキントロフィーは敵をキルすることで獲得でき、所持上限は1つです。
敵と遭遇したら、武器とスキルを惜しみなく使って倒しにかかりましょう。ちなみに武器はリロードこそ必要ですが、弾薬は無限です。非常に思い切った設定ですが、30発フルオートで撃てるアサルトライフル~のような武器はないため、良いバランスでゲームのアクセントになっていると思います。
敵を倒すと、なんと敵が「ニワトリ」に変身します。30秒以内にトドメを刺さないとSOLOモードであっても復活してしまうため、注意しましょう。パーティーでプレイしている場合は、人間のプレイヤーが守るかたちになります。
敵を倒すとチキントロフィーをドロップ、クラス武器をクラフトできるようになります。このチキントロフィーはドロップしてから60秒で消失するため、早めに確保しましょう。所持上限は1つのため、大規模な戦闘が起きた後を見てみると余り物を盗める…かもしれません。
鍛冶場でのクラフト
マップには「Forge(鍛冶場)」が18箇所に点在しており、その場所はマップからいつでも確認することができます。
鍛冶場では「ヘルスポーション」「シールドポーション」「アーマー」「クラスアビリティ」「クラス武器」をクラフトでき、それぞれに生成までの時間と必要な「Shard(かけら)」の数が設定されています。かけらは敵をキルしたりアイテムを分解することで獲得できます。クラス武器のクラフトにはチキントロフィーが必要になりますが、その分非常に強力なので優先して作っておきたいです。
先述したとおり、エピック以上の防具には追加オプションが付いているため、こちらもクラフトできると有利に戦えるでしょう。なお、防具クラフトではランダムな部位が生成されますが、クラフト開始時点でレジェンダリーを持っていない部位が優先されます。
終盤からクラウンロイヤルまで
マップの移動には馬を活用しましょう。馬はZキーを押すことで、屋外ならばどこでも1秒で召喚することができます。普段の移動はもちろん、戦闘中や離脱の際にも非常に便利です。乗馬中に攻撃を受けると強制的に降ろされてしまうため注意しましょう。
見事、最後の1人に残ればクラウンロイヤル(優勝)です。各クラスやその所持スキルによって、得意な地形やレンジが明確に分かれています。自分の力が遺憾なく発揮できるポジション取りができると、クラウンロイヤルにグッと近づきます。
その他、嬉しいポイント
ピンが見やすい!
バトルロイヤルゲームにおいて味方との連携は必須とも言えます。そしてほとんどのバトルロイヤルゲームではマップに「ピン」を立てることができますね。『Realm Royale』でもマップをクリックすることでピンを立てることができるのですが、なんとピンを立てた実地にも光の柱が立つんです。以下の画像を見ていただければ一目瞭然ですが、これがかなり見やすい。チーム戦での報告が捗ります。その逆に不満は、マップ上のピンが見づらいことと、一緒にやるフレンドがいないので使うことが無いことでしょうか...。
Your match is ready
ゲーム画面がアクティブではないとき、マッチングが完了した際やゲームが始まった際にポップアップが表示されます。これ、地味に嬉しい機能です。
プレイ動画
以下は実際にプレイした動画になります。使用クラスはエンジニアで、後付けですが感想を中心にお話しています。果たしてクラウンロイヤルは取れたのでしょうか…?
Realm Royale | 話題の超次元バトルロイヤルをプレイしてみた | EAA
今後の期待
チキントロフィーによって、敵をキルすることが明確なメリットになるため積極的に戦闘が起こるのがこのタイトルの魅力。バトルロイヤルゲームにありがちな中盤から終盤のにらみ合い、戦闘の停滞が起こりにくい設計になっています。
悪い点にも触れておくと、積極的な戦闘とスキル制によって初心者と上級者に大きな差が生まれてしまっているという印象です。特に装備の整っていない序盤は、上級者が次々と敵を倒していくことでどんどん装備差ができてしまいます。倒せば倒すほど強くなれるシステムは良い面が多いですが、慣れない初心者にとっては厳しいものになりそうです。ただし、このタイトルには既にスキルレートが存在するため、しばらくして新規参入の上級者が高いレートに到達すれば、自分の腕前に合ったマッチングになることも期待できます。
早期アクセスが始まって間もないタイトルですが、既にチキン関係や各スキル・武器の調整が頻繁に行われています。今後のアップデートによっては『PUBG』『Fortnite』に続く第3のビッグタイトルになるかもしれません。
『PUBG』のリアルさや『Fortnite』の建築要素が合わなかったプレイヤーもそうでないプレイヤーも、一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
『Realm Royale(レルム ロイヤル)』の対象機種はPCで、現在Steamで早期アクセス実施中。
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コメント
コメント一覧 (6件)
ナニコレ
めっちゃ落ちる
個人的に、PUBGよりもフォートナイトよりも楽しかった。
Cliff bの作ってたゲームとシステムめっちゃ似てんな。
個人的に、PUBGよりもフォートナイトよりも楽しかった。
Cliff bの作ってたゲームとシステムめっちゃ似てんな。