5月12日からシーズン14「永夜のシーズン」が開幕し、5月23日には前作から金星レイド「ガラスの間」が復活するなど盛り上がりを見せる『Destiny 2(デスティニー 2)』。
そんな中、日本コミュニティとの繋がりを強くするために開催されたBungie公式イベント”JAPAN FIRENDLY MATCH”への参戦レポートと、開発スタジオBungieのコミュニティマネージャー”Cozmo”氏とのインタビューをあわせてお届けします。
JAPAN FIRENDLY MATCH & 開発者インタビュー
現在『Destiny 2』では、全プレイヤーを対象としたイベント「ガーディアン・ゲーム」が開催されています。 ゲーム内でのプレイヤーはガーディアンとして地球を守ります。 そんなガーディアンを讃えるイベントという設定が「ガーディアン・ゲーム」です。 そのイベントに併せて「日本との繋がりを強くしたい」という想いのBungieがJAPAN FIRENDLY MATCHを開きました。
第1回目は日本の『Destiny 2』コミュニティから有名な配信者の方々8名を招待し、メディア枠として2枠、そしてBungieからはAPACのコミュニティマネージャーJames氏と、ヨーロッパのコミュニティマネージャーのLoic氏が参加。 総勢12名によるPvPの大会がPlayStation 4/5で開かれることとなりました。
- JAPAN FIRENDLY MATCH参加配信者 (リンク先は各々のチャンネル)
- 参加メディア
- Bungie
- James Kozanecki氏(APAC コミュニティマネージャー)
- Loïc Ralet氏 (ヨーロッパ コミュニティマネージャー)
PCからクロスセーブで参戦
筆者はメディア枠として参加。 普段はPCでキーボード/マウスでプレイしているため、約3年半ぶりにパッドを握ることに。 『Destiny 2』はクロスセーブに対応しているのでPC版のキャラクターをPS5版に移行することはとても簡単です。 今年の秋からはクロスプレイも予定してるので移行がより簡単になります。
しかし、当日になり「DLCはプラットフォームごとに購入必須」と気がつき、現在のPvPで覇権を握る暗黒のサブクラス「ステイシス」が使用不可ということに気がつきパニック。 結局、本来は光の力だけで戦うガーディアンらしく光のサブクラスで装備を整えて参加。
関連記事: 『Destiny 2』光の超越:闇の力“ステイシス”を設計した日本人開発者インタビュー、ステイシスは新シーズンごとに進化 / NARUTOやヒロアカから影響など
JAPAN FIRENDLY MATCH 開始!
第1試合 コントロール
当日はゲーム内のPvPで合計4試合を敢行。 第1試合はコントロール。マップに設置されている3つのエリアを奪取/防衛しつつ相手を倒すルールです。 通常は合計で150点を先取したチームが勝利しますが、今回は制限時間もあるので合計100点というカスタムルールに。
パッド操作に不慣れなため、撃ち合いは勝てないと最初から割り切っていた筆者。開幕時に相手チームの旗に殴り込みをかけて爪痕だけでも残そうと突撃。 が、何も残せずズタボロになるだけでした。
第2試合 レア武器縛り
第2試合からは縛りルールが追加されこの試合は全ての武器が「レア武器」縛りに。 レア武器はレジェンダリー武器に比べ性能が劣り、パークも少ないのでクセが強いですが、そもそもがパッドでプレイしていて全ての武器の挙動が普段と違うために逆にクセの強さはそこまで気にならず。
それよりも、2017年にキャラクターのレベルを上げている最中だけ使っていたレア武器の名前を各々がコールすることで押し寄せる懐かしさが印象的な試合に。
第3試合 HUD非表示
第3試合はHUDを全て非表示にした中での試合に。 敵も味方どこにいるかも分からない上、マップは広大な「ウィドーズ・コート」でどこから誰に撃たれるかも分からないドキドキの展開。 おそらく参加者全員がいちばん絶叫し、最も盛り上がった試合ではないでしょうか。 そんな中、1試合目から薄々気がついていたある疑惑が確信に変わったのもこの試合でした。
Bungie社員のLoïc氏、猛者です。
レーダーが非表示な中での試合は音で相手の位置を予測するのが重要。 そんな中、常に筆者はフュージョンライフルのチャージ音にチェイスされていました。 もちろん、追ってくる相手はLoïc氏。 フュージョンライフルはトリガーを押したらそのまま弾が出るのではなくチャージしてから発射という「間」があります。 それをいつ敵と出会うかが分からないHUD非表示の中で使いこなすLoïc氏、只者ではありません。
それもそのはず。『Destiny 2』は毎週末にPvPの最難関コンテンツ「オシリスの試練」が開催されます。 そのコンテンツには限定の装備が用意されているうえに、7連勝しないと辿りつけないライトハウスでしか手に入らない装備もあります。 そして、Loïc氏が着ている装備は全てオシリスの試練装備。 実はLoïc氏は毎週オシリスの試練でしっかり7連勝してくるガチのPvP勢です。 当然の結果なのか、この第3試合の成績トップはLoïc氏です。
第4試合 即終了!
そして迎えた最終ラウンドとなる第4試合。 もともとイベントは第3試合までは実行を決定しており、第4試合は時間に余裕があれば開催という流れでした。 しかし、どの試合もスムーズに進んだために第4試合をプレイするだけの時間が作れました。
ところがここでまさかのハプニングが発生。 これまでの試合は両者が均衡のある戦いを繰り広げていましたが、第4試合だけ開幕から一方的なゲーム展開に。 そして開始から2分でコールド判定が入ってしまいあっけない幕切れに。 ある意味では第1回目のイベントらしい終わり方となりました。
JAPAN FIRENDLY MATCH総括
試合が終了したのち、Bungieから参加している2名との質疑応答では、これまでBungieは日本で大きなイベントを開けなかったので、これからはゲーム内で大きな変化があるときはこのようなイベントを開催して、日本のコミュニティとBungieの結びつきを強くして皆に喜んでもらいたいと回答をいただきました。
JAPAN FIRENDLY MATCHの開催が発表された際には、「配信者同士のなれあい」という心無い声もありましたが、これはBungieが日本のコミュニティに歩み寄ろうとした第1歩です。 初回のため完璧にスムーズとはいかなかったものの、今後は様々な改善を施して、いつかは『Destiny 2』ファン全体を巻き込んだイベントになるかもしれません。
そんな期待をよせつつ、筆者が参加したJAPAN FIRENDLY MATCH第1回目のレポート終了です。
『Destiny 2』は5月12日からシーズン14「永夜のシーズン」が始まり、23日からは金星レイド「ガラスの間」が復活します。 金星レイドはDLCを所有していないプレイヤーでも遊べるうえ、『Destiny 2』は2019年から基本プレイ無料となっているので、この機会に復帰してみたり試しにプレイしてはいかがでしょうか。
コミュニティマネージャー”Cozmo”氏とメールインタビュー
なお、JAPAN FIRENDLY MATCHにあわせて当サイトEAA!!はアメリカのコミュニティマネージャーCozmo氏ともメールインタビューを行うことができました。
EAA: シーズン13も終盤にさしかかっていますがこの時期にJAPAN FIRENDLY MATCHを開催した理由は?
Cozmo氏: このイベントを開催するのは、これまで『Destiny 2』に関する素晴らしいコンテンツを作ってくださった日本のコンテンツクリエイターの皆さんと、直接交流する機会をもちたいと思ったからです。また、これによって私たちが日本のプレイヤーの皆さんを大切に思っていることが伝わればと期待しています。シーズン終盤に合わせることを意図して日程を決めたわけではありませんが、ガーディアン・ゲームも間近ですし、準備を始めるにはちょうどいいタイミングだと思います!
EAA: 日本では『Destiny 2』の広報はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIEJ)が受け持っていましたが、最近になってBungieが広報活動を引き継ぎました。それによって何が変わりましたか?
Cozmo氏: SIEJとの協力は素晴らしいもので、何年にもわたって『Destiny 2』コミュニティのために素晴らしい仕事をしてくれました。しかし、私たちチームが世界的に拡大したこともあり、日本にもインハウスの広報を設立する運びとなりました。私たちAPACチームは弊社の日本エージェンシーと緊密に協力し、日本のメディアが世界の主要マーケットと同等の機会を得られるように尽力しています。
EAA: 日本のユーザーはどういう方法でBungieにフィードバックを届けるのが良いでしょうか?
Cozmo氏: フィードバックをお送りいただく方法はいくつかあります。@Destiny2jp で直接ツイートしもらっても良いですし、フォーラムへ投稿することもできます。頂きましたフィードバックには真摯に向き合っていますので、アイデアをお持ちの方はぜひお送りください!
EAA: 次の大型拡張コンテンツである「漆黒の女王」のリリースは2022年に延期となりました。シーズン15をはじめとする今後のシーズンに関する予定はどうなっているのでしょうか。こちらも同様に延期となるのでしょうか?
Cozmo氏: こちらからの発表があるまで、今後のシーズンについて細かいことはお話しできませんが、これだけはお伝えできます。ガーディアンの皆さんにとって、とても楽しい1年になることは間違いありません!
EAA: 金星レイド「ガラスの間」が復活するわけですが、それはつまり金星レイド限定武器の「ベックス・ミソクラスト」が『Destiny 2』に登場すると期待していいのでしょうか?
Cozmo氏: 「ガラスの間」はまもなく実装されます。ぜひ実際にプレイしてどうなるかお確かめください。
関連記事: Destiny 2:金星レイド「ガラスの間」が前作から復活! 5月23日午前2時に解禁と同時に世界最速攻略レース開催
EAA: シーズン13では「ボトム・ダラー」のような、アクティビティ限定の報酬が追加されました。そして望みの報酬を手に入れるために必死になる人も出てきました。次のシーズンでは別の報酬に変更されるのでしょうか? それともそのままとなるのでしょうか?
Cozmo氏: 次のシーズンにおいても、それらのアクティビティ限定報酬は引き続き入手可能です。(注: シーズン13の武器はシーズン14でも入手できますが、解禁されるのはシーズン後半になるとのこと)
EAA: オシリスの試練の見直しについて新しい情報はありますか?
Cozmo氏: 現在、オシリスの試練の変更作業を行っています。今のところ、今年の年末までにはリリースできる予定となっています。今公開できるできる情報はありませんが、リリース日時が近づきましたら詳細をお伝えさせていただきます。
EAA: Bungieからコスモドロームに新たなリソースを追加する予定はないとの発表がありました。ということはコスモドロームで行われるチュートリアルにも変更が行われないということでしょうか? チュートリアルクエストだけでは、新規プレイヤーには十分ではないように思えるのですが(例: チャンピオンMODの使用方法など)。
Cozmo氏: 新規プレイヤーは大事にしたいと考えているので、新規プレイヤー体験に関するご意見は大歓迎です。お伝えしたように、コスモドロームの全エリアをまた自由探索できるようにすることは考えていませんが、システムをアップデートするとともに改良を加え、新規プレイヤーにとってDestiny世界への導入となるようなものにしたいとは思っています。
EAA: 公式ニュースの「今週のBUNGIE」の翻訳がとても早くなっていますね。これまでは数日から1週間かかっていましたが、今では数時間で翻訳が公開されている。素晴らしいです。その秘密は何でしょうか?
Cozmo氏: 私たちは記事作成のプロセスをいくつか改善するとともに、ローカライズチームにより早く情報を伝えるようにしています。素晴らしい仕事をしてくれていますので、ローカライズチームの努力を話題にしてもらえて嬉しい限りです!
EAA: 「Destinyグリモア集 第一章」がリリースされてから2年半が経ちました。既に米国では第三章までが発売されています。日本語版は未発売のままです。これに関して何か新しい情報はありますか?
Cozmo氏: 今お伝えできる新しい情報はありませんが、グリモア集の日本語版が強く求められているということを、消費者製品部門にお伝えしておきます。
EAA: 最後に、日本のガーディアンに向けてメッセージをお願いします。
Cozmo氏: 皆さんの変わらぬご支援、ご愛顧、誠にありがとうございます。私たちは日本の皆さんに向けてもっと素敵なアクティビティをお届けしていこうと考えています。現在計画中の内容をお伝えできる日が待ち遠しいです。ガーディアンの皆さん、どうぞお楽しみに!
基本プレイ無料FPS『Destiny 2』の対応機種はPS5 / PS4 / Xbox Series X | S / Xbox One / PC。
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