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CoD:ヴァンガード&ウォーゾーン:「目を覚ませActivision」、100 Thievesオーナーが年末に競技シーンの現状嘆く

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Sledgehammer Gamesの『Call of Duty: Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)』では「シーズン1」が進行中。2021年も終わりを迎えたCoDですが、ここで100 ThievesのオーナーによるCoDの今後を憂うようなツイートが、コミュニティからの注目を集めています。

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100Tオーナーが年末に不穏なツイート

2020年3月に基本プレイ無料のバトロワ『ウォーゾーン』をリリースし、CoDフランチャイズはこれまでにない規模の新規プレイヤー獲得に成功しました。その後の『CoD:BOCW』や『CoD:モバイル』も商業的に成功し、2021年の終盤にはその勢いが『CoD:ヴァンガード』へと受け継がれるなど、この2年で大きな変化と拡大を見せています。

遠目には大成功ににぎわっているCoDですが、現在コミュニティではとある懸念が広がっています。12月31日にはそれを象徴するように、北米のCoDプロチームLA Thievesとその運営母体である100 ThievesのオーナーNadeshot氏による、不穏なツイートが注目を集めています。

「毎週末、選手たちは256から512のチームによるブラケットの中で、各回1,000ドルをめぐって、10万人の前で誇りと尊厳を賭けて戦っていたのに、ゲーム(『CoD:V』)がリリースされてから3ヵ月後までトーナメントが開催されないという事態に、文字通りなってしまいました。目を覚ませActivision

「コール オブ デューティは、最もエンターテイメント性が高いと言っても過言では無く、どんなeスポーツコミュニティよりも、ずけずけした個性的な選手たちを擁しています。ストーリーやライバル関係は文字通り10年以上続いています。なのに『CoD:V』がリリースされても、リーグ側は『2月まで一緒に配信で対戦してはいけない』と言うんです」

「取締役会に、CoDの競技シーンを再開するよう請願しました。お金をかけましょう、コミュニティが求めているものを提供しましょう、とにかく私を信じてください、LA Thievesを必ず成功させます、と言いました。2年後、私は愚か者になっていたようです

競技シーンへのアピール不足か

『CoD:V』のリリース以降、競技シーンであるCDL(コール オブ デューティリーグ)に関わる人々や、ハイレベルのプレイを求めるファンからは、新作『CoD:V』に競技シーンをプロモーションするコンテンツが欠けていることへの非難が出始めているようです。

eスポーツ市場は北米でも昨今急速な拡大を見せており、競技シーンを通じて新規のプレイヤーやファンを獲得し、フランチャイズ全体を成長させていくという手法が、オンライン対戦型ゲームの主流になりつつあります。

そんな中CoDでは、Nadeshot氏がパブリッシャーであるActivisionに向けてツイートしているように、『CoD:V』環境での公式戦は2月まで行われず、『CoD:V』にはまだリーグプレイも実装されていません。片や、リリースされたばかりの『Halo Infinite(ヘイロー・インフィニット)』の方には、既にプロeスポーツチームをモチーフにしたアーマースキンが実装されている点と比較され、CDL競技シーンファンの不満を招いています。

HALOeスポーツ
『Halo Infinite』ではリリース時からeスポーツシーンを意識

トッププロとも距離が近いストリーマーのコミュニティに目を向けると、『ウォーゾーン』にランクマッチを求める声が根強く見られます。FaZeのストリーマーNickmercsも、以前自身の動画の中で『ウォーゾーン』のランクマッチの必要性を訴えており、ランクマッチがあることでトッププレイヤーのモチベーションが保たれ、より長くプレイされるゲームになると主張していました。

当のNickmercsはこの動画に前後して、『ウォーゾーン』からランクマッチのある『エーペックスレジェンズ』へと移行しています。最近の配信の中でも視聴者に向けて「ウォーゾーンを止めてエーペックスに来い」と発言していることからも、CoD系のインフルエンサーだった者の一人として、ウォーゾーンの現状を嘆いていることがうかがえます。

開発側にも落ち度が

これらがすべて、単に配信者とActivisionとで目指す方向が違うだけであれば仕方のない話ですが、たとえば『CoD:BOCW』と『CoD:V』ではそれぞれ、プレイヤーの要望に応えてランクマッチを実装するかのような発言をしていたことが、Crimsixへのリプライで確認されています。これらの話が結局「言うだけ」に終わったことも、ファンからの失望を招く一因になっているようです。

これまで『ウォーゾーン』を含むCoDシリーズに、リーグプレイ以上の本格的なランクマッチがなかった理由の1つとして、チーターの蔓延によって対戦が破壊される懸念が挙げられます。しかし『CoD:V』のリリースとともに、新たなアンチチート「RICOCHET(リコシェ)」が稼働しており、1日で48,000のアカウントをBANするなど、チーター問題にも徐々に吉兆が見られ始めています。

Activisonと傘下の開発スタジオ、プロ選手とチーム運営企業、インフルエンサーとそのファン、それ以外のカジュアルプレイヤーたちの間で、「今のCoDに求めるもの」はそれぞれ異なっていると思われますが、2022年以降のCoDフランチャイズはどのように展開していくのでしょうか。2022年も引き続き、最新ニュースをチェックしていきたいところです。

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 毎年新作出して一年たったらお勤めご苦労様なんだから土台無理では?

  • そもそも競技シーン自体、運営や開催にも結構な金額と準備期間必要だろうから費用対効果としてパブリッシャー的に旨味あるのかね
    大多数を占めるカジュアル~一般層からしたら全く興味ないし、XXのチームが優勝!となっても宣伝にもなってるかどうかも怪しい

  • ランクあろうが無かろうが、カジュアルはカジュアルのままです
    そもそものゲーム性がカジュアルだもの

  • ランクマッチ実装はカジュアルマッチの死を意味するからマジで実装しないでほしいわ
    apexの現状を考えてくれ、カジュアルは即降り即死即抜けの無法地帯でプレイする価値ないゴミと化してる
    トップ層でガチプレイしてるような人達には分からんと思うけどな

  • 今日も20キル以上してて、
    相手がいるとこにしかエイムしないやついたけどな。

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