Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』は、8月22日に新シーズン・アップデートとなる「オペレーション・ブルータルスウォーム」の全貌を公開しました。
この記事では、新攻撃オペレーターのGrim(グリム)について、先行プレイで得た情報とともに詳細を解説していきます。
「蜂ボット」で敵をスキャンする新オペレーターGRIM
日本時間9月7日リリース予定の新シーズン「オペレーション・ブルータルスウォーム」では、ナイトヘイヴン所属の新攻撃オペレーターGrim(グリム)が登場します。
本名はチャーリー・ソー・ケン・ブーン。シンガポールのジュロン出身で、ナイトヘイヴンのエージェントとしてKali(カーリー)の目に留まるまでは、シンガポール軍(SAF)の「目と耳」として、ステルス行動、情報収集、正確かつ時宜を得た機密情報の提供などの訓練を受けてきました。
固有ガジェットのカワンハイヴランチャー(後述)は、ビーボットと呼ばれる虫のような小型ボットを大量に発射して防衛側オペレーターをスキャンすることができ、攻撃側の戦術にさらなる選択肢をもたらします。
Grimのロードアウト
- スピード3/体力1
- メインウェポン
- 552 COMMANDO(アサルトライフル)
- SG-CQB(ショットガン)
- サブウェポン
- P229(ハンドガン)
- サブガジェット
- ブリーチングチャージ
- クレイモア
- 固有ガジェット
- カワンハイヴランチャー(5発)
メインウェポンはアサルトライフルの552 COMMANDOと、ショットガンのSG-CQBの組み合わせです。Grimの552 COMMANDOには各種1.0倍サイトしかついていませんが、新リコイルシステムとなったアサルトライフルの中でもクセが無く、取り回しやすい性能です。
SG-CQBはGIGNオペレーターとLion(ライオン)のショットガンで、ゲーム中の典型的なショットガンであるM59A01と比較すると、ベースダメージが高い代わりに距離減衰が始まるのが早いという違いがあります。とはいえダメージではM59A01も近距離で容易にワンショットキルが狙えるので、むしろ中・長距離のダメージで劣るSG-CQBの方が取り回しに注意が必要です。
固有ガジェット「カワンハイヴランチャー」
Grimの固有ガジェット・カワンハイヴランチャーは、その名の通りミツバチの巣(ハイヴ)のようなものを撃ち出すガジェットで、そこからビーボットと呼ばれる虫型ロボットを散布して索敵を行います。
ランチャーから発射されたキャニスターは、床、壁、天井、任意の場所に接着し、展開してカプセルをその場に落とします。するとカプセル内から一斉にビーボットが放たれ、半径3メートルほどの効果範囲を形成します。
範囲内に防衛オペレーターが入ると、その敵を即座にスキャンし、専用の赤アイコンを表示します。ビーボットの群れはその場に8秒ほど留まり続けます。
防衛オペレーターがビーボットに一度でもスキャンされると、その体に無数のビーボットがまとわり付きます。このとき相手の画面には無数の虫型ロボットが映り込み、さらに羽音によって聴覚もわずかに妨害されます。
虫がまとわりついた状態になると、その場を離れてもビーボットの大群に追いかけられ、合計3回の追加スキャンを受けてしまいます。ビーボットの効果範囲に入った瞬間にスキャン。その1秒後、次の3.5秒後、次の6秒後にもスキャンされる仕組みです。
なお、ビーボットの羽音は不快感を催すようなリアルなものではなく、金属がこすれるような機械音になっているので、虫が苦手な方でも安心して(?)Grimと戦うことができます。
カワンハイヴランチャーの強み・使い方
カワンハイヴランチャーは用途に応じてさまざまな使い方があり、まずZofia(ゾフィア)のコンカッショングレネードのように、角待ちポジションや展開型シールドの裏、ブラックミラーの裏など、敵がいそうな場所に撃ち込む索敵ガジェットとして使えます。
1発ごとのリロードも不要なので、ドローンを回すよりも手早く、そしてコンカッションと違って装弾5発、かつ相手の人数も分かる点が強みです。ランチャーを撃ちながら味方とともに押し込むことで、重要エリアをスピーディーに確保できるでしょう。
また、「ビーボットの作る効果範囲は8秒間その場に残る」という性質を活かし、Capitao(カピタオ)のようなエリア阻止ガジェットの簡易版として使えます。ディフューザー設置のタイミングで戸口に設置することで、防衛側の動きを抑止できるでしょう。
さらに、Nomad(ノーマッド)やGridlock(グリッドロック)のような、裏取り防止ガジェットの簡易版のようにも使えます。経験豊かなプレイヤーなら、背後が気になったタイミングでビーボットを展開しておくことで、8秒間裏取りプレイヤーをけん制できるでしょう。
ビーボットは銃弾や爆発物で破壊できないのも強みです。ただしビーボット展開前であれば破壊して無効化することができます(後述)。
カワンハイヴランチャーの弱み
防衛側のアンチピックは以下の通りです。
- Mute(ミュート):
- シグナルディスラプターでカプセルからビーボットが展開するのを阻止できる
- 展開しているビーボットに向かってディスラプターを設置すると、ビーボッドを停止させられる
- ビーボットがまとわりついているときにディスラプターの効果範囲に入ると、ビーボットを停止させられる
- 防弾カメラのEMPバーストも同様に機能する
- Wamai(ワマイ)とJager(イェガー):
- それぞれのガジェットが、ランチャーのキャニスターを引っかける
- MAGNETでは無効化はされず、キャニスターがその場に落下してビーボットの展開位置が変化するのみ
- 爆発物:
- 発射された直後のキャニスターであれば、爆発物で破壊可能。(直感に反しているものの)キャニスターの中から出てきたカプセルや、カプセルから出てきたビーボットは爆発物でも破壊不可能
- =破壊可能なタイミングが1秒程度とシビアなので、爆発物は有効な対策にならない
その他の弱みとしては、効果範囲が半径3メートルで、使ってみると想像以上に狭く感じる点が挙げられます。
たとえば訓練場のテロリストのような、居場所がパターン化されている敵への索敵を試みたときですら、ビーボットの範囲にぎりぎり入っていなかったという状況がよく生じました。他にも、カフェ1階の「手荷物一時預かり所」のような小さな部屋ですら、棚に乗ったり壁に張り付くことで索敵から逃れられてしまいます。
また、キャニスター発射からビーボット展開まで2秒ほどかかる点も、瞬時に敵に反応するコンカッションと比べるとやや頼りないでしょう。ランチャーの音を聞いた防衛オペレーターが身を引き、スキャンを回避される状況も生じ得ます。
壁を一発だけ殴ってその穴からキャニスターを通すこともできません(穴に引っかかってしまう)。キャニスターを壁の向こうに撃ち込むには、もっと大きめの穴を作る必要があります。
まとめてみると、ZofiaやCapitaoやNomad、それぞれの下位互換のような印象を受けるでしょうが、逆に言うと複数のオペレーターと似たような役割を一人でこなせるため、ハイヴランチヤーの使い方に習熟することで、その脅威度も増していくでしょう。難易度は1と表記されていますが、うまく使うにはやはり練習が必要なオペレーターです。
テストサーバーは8月23日、シーズンリリースは9月7日
新シーズン「オペレーション・ブルータルスウォーム」では、新オペレーターGrimや復刻マップ「スタジアム2021」が登場。そしてオペレーターのロードアウトに大量のバランスアップデートが入ります。
テストサーバーは日本時間8月23日からスタート、シーズンリリースは日本時間9月7日です。多くの変更がなされた新シーズンを、新鮮な気持ちでぜひお楽しみください。
- Y7S3オペレーション・ブルータルスウォーム関連記事
Source:
TESTをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント
コメント一覧 (1件)
詰める直前に打って鮮度の高い情報得るのが一番強そう
索敵タイプだけど、セットか追い込みに使う感じかな
クラブとか便利そう