『BATTLEFIELD 4(バトルフィールド 4)』に関して、エンロン社の裁判でその名が知られるRobbins Geller Rudman & Dowdが、エレクトロニック・アーツ(EA)に関する集団訴訟の手続きを開始しました。
一部の幹部社員はEA株を高値で売却
数週間前、アメリカの法律事務所がBATTLEFIELD 4に関してEAの調査を開始したニュースが流れた。そのEAに今回更なる訴訟トラブルが舞い込んだ。エンロン社の裁判でその名が知られるRobbins Geller Rudman & Dowdが、EAと一部の社員を相手取り集団訴訟の手続きを開始したのだ。
2013年12月17日、Robbins Geller Rudman & DowdはEAに対する連邦証券法違反の訴えをカリフォルニア州の裁判所に提起した。訴えでは訴訟対象期間の7月24日から12月4日の間に、被告がBATTLEFIELD 4に関する誤った情報を公言したことを指摘している。
訴状によると、BATTLEFIELD 4のリリースに対する高まる期待から、訴訟対象期間にEAの株価は上昇した。2013年8月23日の時点で1株 28.13ドルに到達。そして特定の幹部社員は人工的につり上げられたEA株を売却して利益を得たという。
以下はRobbins Geller Rudman & Dowdが公開した公式文書から。
株価下落と新規プロジェクトの停止
バグが山積するPlayStation 4版のBATTLEFIELD 4に関しても現在調査が行われている。ゲームの問題が明らかになったことでEAの株価は下落し、また問題が解決するまでEAは将来のプロジェクトを停止することを決定している。
訴えはBATTLEFIELD 4が多くのバグと問題を抱えているにもかかわらず、EAは無謀にもその事実を考慮しなかったことを指摘する。結果として、EAがマーケットに説明した通りの財務上の道筋をたどることはできなかった。
重要なことなのだが、現段階では申し立てが開始されただけで、実際の集団訴訟が開始したわけではない。Robbins Geller Rudman & Dowdは60日以内の2014年2月15日までに、訴訟対象期間内にEA株を購入した人が主要な原告として今回の訴えに参加することを必要としている。
EAは訴訟に関してこのような公式コメントをメディアに発表している。
“今回の訴えにはメリットがない。私たちは自分たちの身を守るために争うつもりであり、裁判所も適正手続きに則って訴えを退けるだろう。”
Source:IGN,Robbins Geller
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集団訴訟がはやってんのか