これまでにも”A40 TR”や”A50”シリーズといったヘッドセットや、”ASTRO MIXAMP”などプロゲーマーにも愛用されていることから高い人気を誇るゲーミングブランドのASTROが、現在ドイツで開催されているLogitech Gのゲーマーとクリエイター向けイベント”Logi Play”にて、新しいワイヤレスヘッドセットの”A30 Wireless Headset”を発表しました。
Astroのラインナップに”A30”が追加
今回発表された新しいワイヤレスヘッドセットのA30 Wireless Headsetは低遅延が自慢のLogitech 2.4GHz LIGHTSPEEDワイヤレスとBluetoothに対応。 PC、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch、スマートフォン、携帯ゲーム機に接続できます。 PlayStation 4とXbox Oneについては記載されていませんが、ASTROは他製品の紹介でも両機種の記載がなくても問題なく使用できることからA30も対応していると思われます。
PlayStationとXboxはそれぞれ専用のUSB-A トランスミッタードングルが用意されているため、PS用A30 Wireless HeadsetとXbox用A30 Wireless Headsetに分けて販売されています。 ただし、別機種用のドングルも別売りされるのでそちらを購入すれば1つのA30でPSとXboxどちらにも接続ができるとのことです。
ドングルを用いた2.4GHz接続とBluetoothの同時接続も可能なので、例えばPlayStation 5にドングルを挿してゲームをプレイしながらスマートフォンにBluetoothで繋いでDiscordでボイスチャットもできます。
A30 Wireless Headsetのバッテリー持続時間は27時間。15分でスリープモードに入り、1時間経過すると自動で電源がシャットダウンされます。 また、付属している3.5mmのAUXケーブルを使えばバッテリーが切れていても有線接続できます。
スマホアプリでイコライザが可能に!
これまでASTRO A40TRやASTRO A50がプロシーンでも人気だった理由の一つが、ASTRO COMMAND CENTERソフトウェアを用いたカスタマイズ性の高さでした。
しかし、この要素を利用するにはWindows PCが必要だったことから、PCが使えない環境ではポテンシャルをフルに発揮できないという問題がありました。 この傾向はASTROのみならず他社のヘッドセットにも見られます。
そこでASTROは、A30 Wireless HeadsetからはLogitechのスマホアプリのLOGITECH G MOBILE APPを使うことで、PCがなくてもスマホからカスタマイズを可能にしました。 LOGITECH G MOBILEはiOS/Android向けにリリースされています。
1から設計した新デザイン
新型ワイヤレスヘッドセットということもありデザインを1から設計しなおしたことにより、両耳と頭頂部への負荷を軽減し、今までのASTRO製ヘッドセットを超える装着性と快適性を実現したとのこと。
また、これまでのASTRO製ヘッドセットと同様に、耳あての外側のカバーのスピーカータグも着脱してカスタマイズ性を高めています。
マイクは本体内蔵マイクと着脱式のブームマイクの2つを搭載。 状況によって使い方を変えられる贅沢な作りです。
カラーリングはホワイトとネイビーの2色展開。 価格は229.99アメリカドル(約33,223円)で2022年10月4日からアメリカで販売開始。 記事執筆時点では日本での販売予定については不明です。
技術仕様
- 密閉型ヘッドセット
- トランスデューサーの原理:ダイナミック
- 周波数特性:20Hz ~ 20,000 Hz
- 感度:105 dBSPL/mW @ 1 KHz
- 公称インピーダンス:320hms
- 全高調波歪:< 1% @1 mW(20Hz~10kHz)
- トランスミッションタイプ: 無線 2.4 GHz
- 無線接続距離: 15メートル
Source: ASTRO
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