2021年1月に発表され、Steamで最もウィッシュリストに登録されていた期待作の3人称視点サバイバルシューターの『The Day Before』ですが、発売日を2023年11月10日に延期すると発表しました。
著作権問題が関与?
開発スタジオであるFntasticが発表した声明によると、今回の延期は著作権問題に起因するものとのこと。
2021年1月に『The Day Before』を発表したとき、まだ本作のタイトルの商標権は誰にも所有されていませんでした。しかし、2021年5月21日にSun Jae Leeという人物が商標申請を提出し、2022年11月に正式に受理されたことで、『The Day Before』という名前はSun Jae Lee氏の承認なしでは使えなくなってしまいました。
ところがFntasticはその事実を知らずに制作を続けており、今年1月19日にSun Jae Lee氏から商標権の侵害ならびに連絡の要求が届いたとのこと。
この事態を受けて、Fntasitcならびに販売元のMytonaが『The Day Before』の発売日を2023年11月10日まで延期を決定することにしました。
しかし、本当に著作権問題が発売延期の原因なのか、コミュニティからは疑問の声があがっています。それは、発表以降の不信感に寄るものです。
メンテナンスで削除? 信頼を失っていく開発スタジオ
本来は2023年3月1日にPC向けに発売を予定していた『The Day Before』ですが、本日1月25日に突如としてSteamから製品ページが削除。
ゲームレビューで有名なYouTuberのSkillUpことRalph Panebianco氏が「開発陣は『Steamのメンテナンスで製品ページが削除されてしまっただけ』としているが、メンテナンス完了後も他のゲームタイトルで同様の現象は見られない」と疑問を呈するツイートを投稿しました。
その後、開発スタジオのFntasticが公式ツイッターアカウントにて、今回の事態の説明とあわせて発売延期を発表しました。 どうやら実際はSun Jae Lee氏から連絡を受けたSteam運営元のValveが製品ページを削除したようです。
相次ぐ延期や進捗の見えないトレーラー
実はFntasitcは過去にも発売延期を発表しています。 元々2022年6月21日の発売を予定していましたが、発売1ヶ月前の2022年5月にゲームエンジンをUnreal Engine 5に移行すると発表。2023年3月1日まで発売を延期することが明らかにされました。
エンジン変更発表の1年前の2021年4月と、旧発売日の5ヶ月前となる2022年1月に2本のゲームプレイ動画を公開したのみで、開発状況がどうなっているのか長らく疑問視されていました。
エンジン変更後のトレーラーに不安の声
そしてついに、Unreal Engine 5移行後初となるゲームプレイトレーラーが2023年1月4日に公開。これはNVIDIAの基調講演で1年ぶりにリリースされた最新映像でしが、初要素などがほとんどわからず、盛り上がりもないデモリールのような短編トレーラーだったことから、本当にリリースできるのかと不安の声が大きくなりました。
また、開発スタジオの様々な業務を、無給のボランティアに任せているという運営体型も不安視されています。
なお、今回の声明でFntasitcは、NVIDIAが公開したトレーラー以外にも別のゲームプレイトレーラーを2023年1月末に公開を予定していたものの、今回の商標権問題のせいで公開を延期せざるをえないとしています。 その公開時期は「できるだけ早く」としています。
はたして『The Day Before』は本当に無事リリースできるのか、失墜していくファンの信頼を取り戻せるのでしょうか。
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Source: @FntasticHQ, @SkillUpYT, uspto
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コメント
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ディビジョンみたいなクソゲーの予感
pvpとpveを分けてくれたら買う