大学のアートギャラリーに展示された数々の「アート作品」の中に、なぜかタクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』のゲームプレイ映像が。これこそが現代アートなのでしょうか。
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“芸術作品”となったヴァロラント
大学のアートギャラリーに赴いた投稿者の目に留まったのは、絵画作品ではなく、アートとして展示された『ヴァロラント』のゲームプレイ映像。投稿者はこのクリップを撮っただけで作者ではないようですが、「これが締切りに間に合わせる1つの方法だね」と感心しています。
映像は実際の配信なのか録画クリップなのかは定かではありませんが、プレイヤーがフェイスカメラを猫に変えてプレイしているのも、もしかしたらアート的に深い意味があるのかもしれません。
芸術とは。議論を生む
自分のゲームプレイ映像をアート作品として展示する。一見すると手抜きのようですが、世界のアートにはまさに、私たちには手抜きや落書き、意味不明としか思えないものに何億円もの価値がついているのを見たことがある方もいるでしょう。
意外性のあるこの題材に、コメント欄では驚きとともに芸術的な寸評が寄せられています。
- 「芸術の主観性について、真剣に議論をするときが来たようだ」
- 「どんな作品より芸術的だ。これは現代の闘争、そして逃避について表現している」
- 「幸福を描いているのさ」
- 「このアートは、長年に渡って人類文明がどれほど衰退してきたかを表しているのだと言いたい」
- 「現代社会の観点、つまり我々の興味や関心などから捉えると、本当にとても意義深い作品だ」
- 「(投稿者へ)これはきみの注意を引き、感情を引き起こした。つまりは芸術だ」
- 「これぞ現代アート」
- 「声が出たよ」
- 「みんな嫌ってるけど、自分はこういうのは本当に大好きさ。この展示会全体でいちばん記憶に残った」
- 「A評価をもらえることを願うよ」
- 「エースのクリップにするべきだったな」
作者は本当にこれを現代アートのつもりで展示したのか、それとも(ゲームをしていて)創作の時間がなかっただけなのかは不明ですが、他の作品を押しのけて投稿者の目に留まり、こうしてクリップとなって広まり、2000件以上のコメントを集めているように、作者の試みは成功したことが分かります。
アート作品として掲げられたヴァロラントのゲームプレイ映像を、皆さんはどのように感じられたでしょうか。コメント欄に感想をぜひお寄せください。
- タイトル:VALORANT(ヴァロラント)
- 発売日:2020年6月2日
- 対象機種:PC(Riot Games)
ポチップ
Source: TikTok
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コメント
コメント一覧 (4件)
大事なのは、どうしてこれを作品として展示したかだと思う。せっかく作者も生きてるんだから、作品として展示するに至るまでのコメントとかほしいなぁ。想像力を掻き立てられる事は無いけど…
俺美大卒だから分かるけど課題ギリギリの講義とかでこういう事する奴いるいるけど大した事考えてないぞ
こんなクソゲーにアートがあってたまるか
てかこのサイトデザイン変えたか?
みづらくなった
多くの人々に反応されなんらかの感情を呼び起こしたのならアートですよ。こうしてニュースとして取り上げられ、キミがそういう反応をした時点で、アートとして成功している。ただ上手なだけでなんの感情も引き起こさない絵画に比べれば。まあ「マルセル・デュシャン」がだいたい悪い。