Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では、イヤー8全体のアップデート予定を記載した「イヤー8ロードマップ」の更新を発表しました。
次回イヤー8シーズン2(以下、Y8S2)でのリリースを予定していた、防衛オペレーターFrost(フロスト)のリワークを延期し、代わりに新ガジェット「偵察ブロッカー」を予定よりも早くリリースするなどの変更点があります。
イヤー8ロードマップ更新
日本時間4月20日深夜、Y8S2の予定が一部変更されたことがシージ公式サイトより発表されました。なお、オリジナルのイヤー8ロードマップについてはこちらの記事でご確認ください。
Frostのリワーク延期
- 予定変更:Y8S2からY8S3に延期
Y8S2を予定していたFrostのリワークが、Y8S3に延期となりました。
このリワークは、当初の発表では「Frostのウェルカムマットに引っかかったオペレーターは、自分でマットから逃れられるようになる」というものでした。代わりに、そのオペレーターはおびただしい量の血痕をマップの床面に残し、防衛側は逃げたオペレーターの追跡が容易になるという仕組みです。
しかしインビテーショナル2023で発表された際、会場からは喝采やブーイングが入り乱れ、その直後にオペレーターの出血量の凄まじさにざわつくという光景が見られていました(動画)。
賛否ありましたが、こうしたコミュニティからのフィードバックを受けて、彼女へのリワークは再度調整の対象になったそうです。
6月に実施予定のY8S2ラボテストサーバーで、リワーク後のFrostのテストプレイができます。カナダ人オペレーターの効果性を維持しつつ、どのようにバランスを取るのか、プレイヤーと共に見ていくことになるでしょう。
新サブガジェット「偵察ブロッカー」が早めにリリース
- 予定変更:Y8S3からY8S2に前倒し
Frostの予定変更と入れ替わる形で、防衛側オペレーターに与えられる新たなサブガジェット「偵察ブロッカー」がY8S2で予定より早いリリースを迎えることになりました。
これは床面に設置するタイプのガジェットで、人間の目には何も見えませんが、ドローンなどの攻撃側のカメラ映像には視界を遮るスクリーンが表示されるというものです。防衛側を強化する、情報戦の新たな選択肢となるでしょう。
偵察ブロッカーは、Maestro(マエストロ)やMozzie(モジー)など、シナジーのあるオペレーターたちが手にするようです。
初見ではピンと来ない方も多いでしょうが、実装当初はほとんど見かけなかった「感知アラーム」も、その後の環境変化や研究によって、現在の競技シーンではごく当たり前に使われるようになっています。この偵察ブロッカーも、今後の対戦環境の変化を見据えつつ研究を進めておくとよいでしょう。
Grimの強化(2段階)
- Y8S2で第1段階の強化
- Y8S4で第2段階の強化
Y7S3で実装された攻撃オペレーターGrim(グリム)の強化が発表されました。
イヤー7の新オペレーターたちは、Azami(アザミ)やSolis(ソリス)が競技シーンでも即戦力となった一方、Sens(センズ)やGrimはニッチピックの扱いで、とりわけGrimは、ゲーム内のランクマッチでもピック率が最も低いのが現状です。
固有ガジェットの「カワンハイヴランチャー」は、防衛オペレーターへの索敵とエリア阻止が同時にできる多目的型のガジェットです。
しかし効果範囲が狭く、効果時間も設定されているため、索敵ができるJackal(常時起動可能で、ガジェットと武器を同時に使える)や、遊撃へのエリア阻止ができるNomad(効果が永続する)と比較したときの優位性に乏しく、武器(552 Commando)は相対的に強いとはいえ、ピックする意義を見出しにくいオペレーターでした。
そんなGrimの強化は2段階に分かれており、まずY8S2で1回、さらにY8S4でもう1回分の強化が入るようです。詳細は不明ながら、時間がかかりそうな点を踏まえると、少なくとも各種の数字を変えるだけのシンプルなリワークではなさそうです。
多目的型のガジェットを強くし過ぎると、今度はどんなシチュエーションでもGrimさえいれば十分となる恐れがありますが、そもそもガジェットを強くするのか、それとも効果や役割自体を大きく変えるのかも気になるところです。
その他の新コンテンツ予定
ロードマップの他の部分に変更はありません。Y8S2では、主に以下のコンテンツがリリース予定です。
- 新オペレーター(スウェーデン出身)
- シーズンバトルパス
- イベント
- 射撃練習場の新たなターゲットモード
- アーケードプレイリストの常設
- 「領事館」のマップリワーク
注目はもちろん新オペレーターで、ウェブコミックでは先に登場しているものの、素性を含めまだまだ詳細不明です。
他の新コンテンツとしては、現在は検証機能が充実している射撃練習場に、より練習に向いたメニューが追加されます。さらに競技マップから外れていた「領事館」のリワークが行われる予定です。クイックマッチよりもさらにカジュアルなルールでプレイできる、アーケードモードのプレイリストもいよいよ常設されます。
なお、例年であれば各季の世界大会と並行して新シーズンの発表も行われていましたが、4月24日よりスタートする世界大会「BLAST R6 Major Copenhagen 2023」のイベント情報には、新シーズンの公開パネルについての記載がありませんでした。今回はメジャーの日程とは別に新シーズンの発表が行われるのかもしれません。
いずれにせよ、新シーズンY8S2の続報は、シージ日本公式Twitterをチェックしておきましょう。
Source: R6S Official
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