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マルチプレイヤーとコンセプトアート
「バトルフィールド ハードライン」のアートスタイルについて説明してもらえますか? 最大限に印象に残るようなリアリズムを追及しています。重視しているのは本物に即していることよりも、本物に感じられることです。ゲームのマップは現実の場所を元にしていますが、無理に現実に合わせようとはしていません。あくまでプレイヤーにわかりやすく、目標に集中でき、それでいて細部まで作り込まれていて、マップを隅々まで探索することに意味のあるマップにすることが私たちの目標です。 「バトルフィールド ハードライン」のアートスタイルに影響を与えたものなどはありますか? 私達はマイケル・マン監督の作品を数多く観ました。『ヒート』、『コラテラル』、『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー』、『マイアミ・バイス』などですね。映像としてわかりやすく、そして映画としての枠組みの参考にできました。世界の雰囲気と色付けに関しては、作家・脚本家のエルモア・レナードと彼の原作を元にした映像作品『JUSTIFIED 俺の正義』や『アウト・オブ・サイト』、『ジャッキー・ブラウン』などから、強い影響を受けています。 「バトルフィールド ハードライン」のコンセプト立ち上げの際の思い出は何かありますか? これだというスタイルにたどり着くまでに長い時間がかかりました。現実を舞台にしたゲームを作るのは、作り物の世界を舞台にしたゲームを作るより簡単だと思うかもしれませんが、実際にはより大変でした。誰でも現実に対しては繊細な基準と感覚を持っていて、少しでも違和感があればそこで現実ではなくなってしまいます。ファンタジーやSFでは許される差異が許されません。 そのため、何度も描き、組み立て、そこにさらに描き、という試行錯誤を行い、そして現実との違和感を抱かせない正しいサイズや外観を持ちながらも、コンセプトとして使える様式性を持つ参考資料を集めて回りました。 プレイヤーをマップのストーリーに引き込む上でのアートディレクションの役割を教えてください。 ストーリーは本当に最後の工程となります。例えば「Bank Job」では、陽動として正面玄関が爆破されていたり、裏口の警備が既に倒されていたりする様子から、ラウンドの開始よりも前に襲撃の第一波が行われていたことがわかるようになっています。また、マップの各所に現代カルチャーを反映したアイテムや看板などを配置し、単なるマルチプレイヤーマップではない、現実の場所として感じてもらえるようにしています。 マルチプレイヤーマップで注目しておくべき細部の作り込みはありますか? 現代の街が舞台ということで、たくさんの看板やグラフィティアートが登場します。コンセプトアートを担当したアーティストの1人にストリートアートで活動していた経験があり、熱意を込めて限りなく本物のアートを目指してくれました。店の内装や外の壁のグラフィティアートには、制作チームにまつわるネタやジョークが散りばめられていて、特徴的なスタッフだったり、VisceralやDICEの過去作のキャラクターだったり、その他さまざまなものが取り上げられています。NACON
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コメント
コメント一覧 (11件)
まぁそりゃ戦争してないんだからリアルなんて求めなくていいわ
β版のグラフィックは少し直すレベルじゃダメな感じだったが大丈夫なのか?
開発の気合が空回りしたオブジェクトいっぱいマップより構造きちんと考えたコンテナしかないマップの方がずっと良いんだよなぁ。CSGOのワークショップとかみて少し考えを改めたらどうかと
言ってることはよく分からんが、質感のリアルさに関してはBF4に比べてかなり落ちてる印象
特に人、そして銃
なんか高級感出そうとして失敗した合皮みたいな質感だよね全部
マップのリアリティーなんて誰も気にしないから、強ポジよろしく
凄い家の中まで作り込まれてるからキャンペーンも期待できる!
リアルに作りすぎてしまうと、そこら中同じような建築物や印象に残らない景色ばかりで敵の場所どころか自分の今いる場所すら把握できなくなるもんね。
いかに本物に近く、それでいて戦場らしく作るかって相当大変なことだと思う。
コンビニ…またコンビニ…どうだけコンビニ置いてんだよクソマップ!てなるもんね
ヒートいい映画だよね
ザ タウンもいい映画だよね