Treyarchは、『Call of Duty: Black Ops 3(コール オブ デューティ ブラックオプス 3)』の新リーグ「Call of Duty World League(CWL)」ステージ1、北米ファイナルがCoD史上最大の視聴数を記録したことを発表しました。
あわせて、ステージ1のファイナルと入れ替え戦の見逃せないダイジェスト動画も公開されています。
Stage 1 Finals: CWL esports Report - Call of Duty® World League
先週末にかけてカルフォルニア州バーバンクにあるESLのスタジオにて行われた北米ファイナルは、Twitch、MLG、YouTube、そしてPS4のライブイベントビューワーを通して放送されました。詳しい視聴数は公開されていないものの、Treyarchをインタビューした海外メディア「Verge」によると、このファイナルの視聴規模はCoD史上最大規模のものになったとのことです。
配給元であるActivisionは去年の10月にMLGを買収。さらにeSports部門を立ち上げ、eSportsの推進に本腰をいれていくことを発表していました。
その一環としても行われている新リーグ「CWL」ですが、新しい取り組みとしてTreyarchとMLGの協業により産まれたのがPS4でeSportsトーナメントをゲーム内から観覧できるライブイベントビューワー。両社の取り組みはMLGの買収が決定した数日後から始まっていたようです。
Treyarchのマルチプレイゲームディレクターのダン氏は「Twitchのストリームを見たければ、それを探しに行かなければいけない。Twitchの存在を知らなきゃいけないし、URLを知らなければいけない、そこに"ある"ということを知らなければいけないんだ。もちろんそれを知っているプレイヤーはたくさんいるけど、ライブイベントビューワーはそういった人たちのためだけではなく、eSportsに興味のあるオーディエンス層を成長させるために作られたんだ。」と語り、ライブイベントビューワーの目的を明確に指し示しました。
Treyarchは『CoD:BO3』のリリース当初からライブイベントビューワーを実現したかったようですが、それを実装するための最速で最良の手段を知り得ませんでした。しかし、ActivisionによるMLGの買収により経験豊富な人材と知識を利用することが可能になったとのこと。Treyarchの技術ディレクターのマーティン氏は「2,3ヶ月は容易にかかる仕事が、2,3週間で可能になった」とも語っています。
Activisionはこういった活動を通してeSports界のESPNを創出すると公言していますが、実際にスポーツ専門チャンネルのESPNやNFLネットワークのCEOを務めていた、スティーブ・ボーンステイン氏がeSports部門を率いていているところを見ると、高品質なeSportsコンテンツと配信手法を提供することで、堅実かつ高速にその実現に向かって前進しているように見えます。
豊富な資金と技術力、そして世界最大級のゲームブランドを持って本気でeSportsを推し進める彼らから今後も目が離せません。
Source: Charlie Intel
TESTをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント