ゲーム中に“硝煙”や“女の子”の匂いなどが嗅げる最新VRデバイス「VAQSO VR」

PlayStation VR（プレイステーション ヴィーアール / PS VR）を筆頭にVR元年とも称された2016年ですが、今後のVR業界の発展を確信できそうな新たな「匂いVRデバイス」が誕生する模様です。リリースは2017年冬を目指しているとのこと。

香りVRデバイス

これはVRスタートアップVAQSO（バクソウ）の発表した、VRコンテンツを体験中に香りを届けるアタッチメント「VAQSO VR」。「VAQSO VR」は既存のVRデバイスPlayStation VRやHTC Vive、Oculus Riftなどへ装着できるカートリッジで、ゲームの状況に合わせた香りを届けることができます。

香りの種類

そもそもVAQSOは、香りを使ったマーケティングを行っている企業ZaaZから派生した、2017年1月に設立されたばかりのスタートアップ企業。そのためすでに300種以上の多彩な香りのノウハウが蓄積されています。試作品では3つのカードリッジをが装着されており、一例として以下のような香りを状況によって嗅ぐことができます。

• 銃を撃った後に硝煙の匂いが漂う
• お風呂上がりの女の子の香り（シャンプー？）
• 焼きたてのパンやお菓子、桃、カレー、うなぎといった食べ物の香り
• 下水や何かが腐ったような不快な匂い

香りのカードリッジは1日1時間の使用で1か月ほど持続。試作品では数秒間香りを出す機能のON/OFFしかありませんが、製品版では「距離に応じた匂いの強弱」も付ける予定とのことです。

FPSでは？

今は視覚と聴覚でのゲーム体験や状況判断を行っているFPSですが、いずれ「ひどい匂いだ」をまさにプレイヤー自身も体感でき、破壊された街の匂いや焼け焦げた戦車の匂いなどでもキャンペーンの臨場感が向上することが予想されます。決して良い匂いではありませんが。

マルチでは「硝煙の匂いが残っている...まだ近くにいるはずだ!」といった“匂いでの状況判断”もできるようになるのかもしれません。

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Source: GAME Watch, GamesIndustry, Engadget