PUBG： 配信中のプロゲーマーをキルしたら7日間のBAN、事件に5,000超のコメント

8月に賞金総額3,900万円の招待制の大会開催や新要素追加など、話題に事欠かない『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS（PUBG / プレイヤーアンノウンズ バトルグラウンズ）』。そんな中、とあるプレイヤーが配信中のプロゲーマーをキルしたところ、配信映像を見てプレイヤーを狙い撃つ行為「ストリームスナイプを行った」として7日間のBANを喰らったプレイヤーが登場。ところが、彼の友人が事実無根だとしてコミュニティーに訴えかけを行っています。

どっちが真実？

これは『CS:GO』のプロチーム「Cloud9」のメンバーであるShroud選手が『PUBG』のストリーム配信中に起きた事件。今回、彼をキルして7日間のBANを課せられたのは『PUBG』プレイヤーのLotoe氏です。

Shroud選手がLotoe氏にキルされた直後、ストリームを見ていたファンは「ストリームスナイプだ」と激昂。数多くの通報を運営側に送ります。通報を受けた開発元のBlueholeは、キルを行なったLotoe氏を7日間の期間限定BAN。

その後、Lotoe氏がDiscordを通して担当者にBANの原因を聞いたところ「ストリームスナイプが確認されたため」だとの返答。「Twitchなんて見ていない」と訴える氏に対しても、担当者は「BANが間違いだと感じるのであれば、抗議文を送って欲しい」と対応します。

事実無根のBAN？

Lotoe氏の友人は、今回の事態を受けてRedditへ経緯を報告するスレッドを作成。「Shroud選手が同じゲームにいるのはキル後に気づいた」と主張するスレッドはすぐに話題を集め、執筆時点で4,454件のコメントが寄せられる大型スレッドへと成長。

検証を行った動画では、Shroud選手がキルされるまでに少なくともLotoe氏以外の2組のチームが関与している点を強調。Shroud選手がオープンフィールドに飛び出した際に、たまたまとどめを刺したのがLotoe氏だったと主張されています。

Shroud and Summit Stream Snipers?

実際に動画を見ると、Lotoe氏の前にShroud選手と交戦していたプレイヤーたちは「お前のストリーム好きだぜ」とボイスチャットで発言するなど、ストリームスナイプを示唆する行動を取っています。

RedditのスレッドやTwitterには「Blueholeは事実確認なしでBANするのか？」や「ビークルの物理演算より、コミュニティー管理のほうが下手だったとは」など皮肉混じりのコメントが数多く寄せられています。

Blueholeは確証があったと声明

Regarding accusations that the @PUBATTLEGROUNDS community team falsely banned a player for stream-sniping... pic.twitter.com/zdAHF6hlUf

— PLAYERUNKNOWN (@PLAYERUNKNOWN) July 29, 2017

『PUBG』の公式ツイッターアカウントはこの事態を受けて公式声明を発表。該当のプレイヤー（Lotoe氏）はShroud選手のいるロビーへ「複数回に渡って参加しようとしていた痕跡が見られる」ことを報告し、今回のBANが正当なものであることを主張。

データによる確証がない限りはBANを行わないポリシーであるとし、そこには例外措置がないことを明確にしています。実際にストリームスナイプを行ったかどうかの証明は物理的に不可能ですが、Lotoe氏の友人の発言に嘘や誤認がある可能性も見え始めました。

今回の対応と声明には賛否両論が寄せられ、そもそもストリーマーの責任であるとする意見と、ストリームスナイプはチートの一種であるとする意見が真っ二つに分かれている印象を受けます。100%の証明が不可能な事件だけに、事態は泥沼化の一途を辿りそうです。

『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』の対象機種はPCで、現在Steamで早期アクセス実施中。

Source: Reddit