アビリティ
スキルはコンバット・サバイバル・アジリティという3つの基礎値にスキルポイントを振って習得条件を満たし、その後お金で習得・アップグレードを繰り返していく仕様になっています。大きく任意のタイミングで発動させられる“アクティブスキル”と、習得してしまえば自動的に効果を発揮する“パッシブスキル”に分かれています。
アクティブスキルは2つまでしかセットできないため、ゲームを進めていけばステージごとに適切なアビリティにすることが求められるでしょう。ちなみに序盤のオススメアクティブスキルは「セントリーガン」です。敵を勝手に攻撃してくれる上に、ヘイトまで取ってくれる優秀なアビリティです。敵に囲まれてしまうと流石に壊れてしまいますが、それを差し引いても優秀なスキルだと思います。
この「倒して強化して倒して強化して…」のサイクルもかなり良い出来だと感じます。特にスキルは、取得のための条件が基礎値と装備パワーだけになっている点が素晴らしい。ツリー形式のように、「本当は必要無いスキルだけど、前提条件になっているからしぶしぶ取らなきゃいけない」ということがありません。基礎値自体に強化効果があることもあわせて、ストレスフリーにスキルを選ぶことが出来ます。
面倒臭さが拭えないレイド
ただ、『シャドウガンレジェンズ』のPvEはクエストだけではありません。強力なネームド(名前持ち)ボスと戦うレイドも存在します。
ほとんどのプレイヤーが最初に触れることになるのは、ランク5になると解放される「雷拳Regis」のレイドだと思います。背面部に弱点があり、一定時間ごとに即死範囲攻撃を繰り出してくる大型ボスです。
このレイド、率直に言うと面倒なものになっています。通常のミッションと比べると広いマップに、比べ物にならない数のギミックが組み込まれています。それ自体は別に構わないのですが、マップ機能がない上にクエストマーカーも働かないため、どうしてもクリアに時間がかかりがちです。
特に最後のボス直前のギミックが面倒です。私の調べたかぎりノーヒントで4つの数字を順番通りにタイミングよく並べなければなりません。スムーズにクリアしたければ事前調査は必須でしょう
事前調査を要求する割には一度覚えてしまえば作業感あふれるギミック。ボスの仕様上1人で倒すのが非常に厳しいのに、なぜか1人PTで出発させてしまうマッチングの仕様。適正レベルを超えたプレイヤーには無用のアイテムを出すアイテムドロップ。レイドはまだシステムの根っこがしっかりと定まっていない印象を受けます。通常クエストが短時間で終わって爽快感が得られる仕様になっているのとは対照的です。
これは非常に惜しいです。レイドボス自体は高体力で高威力な技を持っている強敵である一方、攻略に必要な弱点も設定されていて、通常の戦闘とはまた一味違った楽しみ方の出来る敵です。それだけに、初見のプレイヤーをげんなりさせてしまうであろう妙な不親切さを残念だと感じてしまいます。
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