トレーラーの公開を皮切りに着々と情報が公開されている『Fallout 76』ですが、海外メディアPC GamerによるとPC版はベータ版や製品版を含めSteamでは取り扱われないことが明らかになりました。
『Fallout 76』はSteamでのローンチなし
インディーズからAAAタイトルまで様々なPCゲームタイトルを取り扱う巨大PCプラットフォームSteam。その圧倒的な知名度と販売規模は他の追随を許さず、「大概のPCゲームは揃っている」という世界最大手の総合PCゲームプラットフォームです。
他のタイトルの例に漏れず、『Fallout』シリーズも初代『Fallout』から『Fallout 4』のDLC、『Fallout 4 VR』まで、数多くの商品がSteamで販売中です。
しかし、昨日ベゼスダ社の担当がメールで明かしたところによると、『Fallout 76』においてはβ版・製品版共にSteamで販売する予定は無く、Bethesda.netからのみ入手可能となるようです。
確かに『Fallout 76』の公式購入フォームを見てもプラットフォームにはPS4,Xbox One,PCとしか書いてありません。お馴染みのSteamのロゴも見当りません。
Steamなしの理由
前述した通りSteamは世界最大手のプラットフォームですので、ここを拒否するだけの理由があるはずです。思いつくのは技術的な問題ですが、長年培ってきたノウハウを持つため少し考えづらいでしょう。
あるいは、Steamのインフラと知名度に頼らずとも売れると判断でした可能性もあります。公式に明かされているわけではありませんが、一般にSteamで販売したゲームの取り分は開発者が70%でSteam側が30%だと言われています。
もちろんタイトルごとに変更されている可能性は大いにありますが、いずれにしろロイヤルティフリーだとは考えづらく、ベゼスダほどの規模の会社であれば、自前で賄った方が結果的にコストを抑えられる可能性は十分にあります。
メーカーのSteam離れ
Steamには大概のPCタイトルはあると冒頭に述べましたが、近年はその流れに変化が起きています。例えばEpic Gamesの『フォートナイト』、EAの『バトルフィールド』、そしてブリザードの『オーバーウォッチ』や前作『CoD:WWII』はSteamでリリースされていたActivisionの『CoD:BO4』もBattle.netへと移行しています。
もちろんベゼスダも独自路線に切り替えるだけの規模は持ち合わせており、今回の決定はベゼスダの「Steam離れ」となるのでしょうか。時間経過で配信される時限設定の可能性もありますが、今後が注目されます。
Fallout 76 – オフィシャルE3トレーラー
『Fallout 76』の発売日は11月14日で、対象プラットフォームはPlayStation 4,Xbox One,PC。
Source: PC Gamer
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コメント
コメント一覧 (2件)
まあ、買うんですけどね
ユーザー的にはどこかでまとまって売ってもらったほうが管理しやすくてうれしいんだが、あれだけ売れるゲームともなるとロイヤリティもバカにならないだろうししょうがないのかな…