DICEは9月6日より一般公開される『Battlefield V(バトルフィールド 5)』のオープンベータで向けアップデート内容を公開。日本語訳で1万文字を超えるボリュームとなっていますが、本作が目指す方向性を様々な点で確認できる貴重な資料となっています。
BFV オープンベータ アップデート
第一回目のクローズドアルファからオープンベータまでの変更内容が下記になります。かなり多岐に渡るため、公式も「何かしら見逃してるかも」とのことですが、変更の方向性は網羅されています。
変更の全リスト
武器の変更(全般)
リコイル
オート、セミオート武器のリコイルの減少方式を変更。最初のリコイル減少の開始は大幅に遅くなる。以前はリコイルの減少が最初のフレームから非常に早く発生していたのもあり、その武器の最大発射レートに近い頻度でタップ撃ちをすることで、リコイルを大幅に減少することができた。リコイルは減少するものの、発射レートの減少に対して妥当な結果となっている。
分散/拡散
分散(または拡散)の挙動を全面的に変更。プレイヤーにとって最も顕著な違いは、腰だめ射撃中のクロスヘアの挙動が変わっていることになる。その他にも、武器の細かなハンドリングがより素直になっている。
例として、ADSをする前かADSに移行している途中に射撃を行った時に、極端な拡散が継続されたままにならず、射撃中に動きを止めることで一定の精度を取り戻すことが可能に。また、単発射撃を早く連続で行いすぎたとしても必要以上に拡散が大きくなりすぎないようになっている。
これによりSMGの中距離での性能が上がっているが、中距離においてワースト武器であることは変わらない。ダメージ減衰を変更することで看護兵が中距離において一定の優位性が保てるようにしている。
武器の変更(詳細)
StG 44
この武器のポテンシャルのバランスを取るため、縦方向のリコイルを増加。SMG、セミオート、SLRに負けないためにダメージは変更なし。
- 初弾の縦のリコイルを0.45から0.57へ上昇
- 縦のリコイルの最大値を0.87から0.78に減少
Gewehr 43
StG同様に、威力との関係を適切にするために縦リコイルを上昇。加えて全距離でも頭部と胴体への1発でキルできていたのを廃止した。この措置はZH-29がGewehr 43に負けないために必要だった。
- 突撃兵用に移行
- 初弾の縦リコイルを1.0から1.2に上昇
- 最速レートで射撃したときの縦リコイルの上昇幅を0.25から0.4に上昇
- 縦リコイルの最大値を1.5から2.0に上昇
- 最大ダメージを34に低下。ヘッドショット1発と胴体1発でキルできる距離は50メートルに
EMP
ダメージ以外の変更点は少ない。武器のアップグレードが可能になるまで、少し扱いづらい武器になった。持続的な精度は多少上がったものの、この武器のアルファでの一番の問題は、射程距離が重要なマップにおいて1x倍率のサイトしかないSMGであったことに起因する。
- 看護兵用に移行
- 初弾の縦リコイルを0.38から0.46に上昇
- 縦リコイルの最大値を0.57から0.66に上昇
- 横リコイルを0.4から0.35に減少
- 6発キルの射程を35mから50mに上昇
- 7初キルの射程を50mから70mに上昇
MP40
ダメージ以外の変更点は少ない。武器のアップグレードが可能になるまでは、少し扱いづらい武器になった。
- 初弾の縦リコイルを0.34から0.40に上昇
- リコイルの最大値を0.51から0.60に上昇
- 6発でキルできる範囲を35メートルから50メートルに延長
- 7発でキルできる範囲を50メートルから70メートルに延長
Bren
初回のクローズドアルファでは、目に見えてパフォーマンスの低い武器だった。2回目のアルファでダメージの改善を行ったが、初回のアルファ時のダメージに戻し、代わりに精度と射撃の持続性を改善することに決定。より安定した、LMGにフィットする解決策となるだろう。
- ADSで動いていない時の拡散を0.3から0.2に低下
- 横のリコイルを0.6から0.38に減少
- スプリント後に射撃できるようになるまでの時間を400msから300msに減少
Kar98k
2回目のアルファテストでの弾道変更はKar98kには適していなかった。『BF3』や『BF4』のM98Bに良く似ている初回アルファ時の弾道を維持することにした。Kar98kとLee-Enfiledのような他のスナイパーライフルとの差別化要因は弾速にすることに決定。他のスナイパーライフルは2回目のアルファ時のKar98kと似た弾道になる。負傷中のプレイヤーを倒すのに必要なボディショット数を減らすために、最大ダメージとダメージの減衰が完了する距離を低下させた。
- 最大ダメージを80から75に減少
- ダメージ減衰が完了する距離を80メートルから60メートルに減少
P38 Pistol
発射レートが低すぎたため改善。ADS時の精度も改善されている。
- 発射レートを299から359に上昇
- ADSで動いてない時の拡散を0.4から0.3に減少
- ADSで移動している時の拡散を0.45から0.4に減少
オープンベータの新武器
Turner SMLE(突撃兵)
Gewhr43より発射レートが高いが、遠距離での威力が低い弾丸が使用されるセミオートライフル。
M1A1 Carbine(突撃兵)
威力が低い弾丸を使用しているが、非常に発射レートの高いセミオートライフル。50mでの使用が最適。
STEN(衛生兵)
コントロールが容易なMP40の双子。
Suomi KP/-31(衛生兵)
コントロールが難しいが発射レートが高いSMG。最初は弱いがアップグレードによる恩恵が他のSMGよりも大きい。看護兵の中では最もダメージが高い武器。
KE7(援護兵)
中程度の発射レートを持つLMG。
FG-42(援護兵)
マガジンは小さいが発射レートが非常に高いオートライフル。援護兵の中では最も高いダメージを誇る。
M30 Drilling(援護兵)
トリプルバレルを採用した柔軟性の高い銃。近接ではダブルバレルショットガンとして使用し、中距離ではライフルバレルにモード変更が可能。
Lee-Enfield No.4(斥候兵)
発射レートがとても高いスナイパーライフル。Kar98kと比べて弾速は大幅に低下するので、中距離での使用が理想的。
ZH-29(斥候兵)
2ショットキルが可能な高威力のセルフローディングライフル。
Ruby(共通)
発射レートが高く、切り替えもとても早いピストル。距離での威力の減衰が激しい。
ビークル
戦車
チャーチルクロコダイル火炎放射戦車を、より重装甲にすることで生存性能を上昇させた。戦車への最も大きな変更は、3人称視点でのドライバーカメラの分離となる。
- 3人称視点でドライバーが自由に戦車周辺を好きな速さで見回せるように。タレットは個別の回頭速度を持つことになる
- タレットはカメラと一列になるようにカメラが見ている方向を追う
- タレットの方向はズームキーを押すことでロックが可能。押している間はカメラを追わないようになる
- 1人称視点でのタレットの回頭速度は3人称視点と同じだが、最初は違っているように感じるだろう。3人称視点で索敵をして、1人称視点にて正確なエイムと射撃を行うことを検討すると良いかもしれない。3人称視点のレティクルは銃が向いている方向を正確に示しているわけではないので注意して欲しい
航空機
クローズドアルファで空中戦が全体の戦場からやや切り離されているように感じるというフィードバックが寄せられた。よって、航空機を様々な戦闘シナリオにおいてより多目的に使えるような改善を行った。
- 航空機のマシンガンとキャノンのダメージを大幅に増加。この変更で航空機がより効果的に歩兵を掃射可能になり、ドッグファイトの決着がつきやすくなっている
- 機動力を高めるため航空機の速度を増加
- ドッグファイトをするための空間を増やすために、マップの戦闘可能な最大高度を増加
- Stuka Bのエンジントルクを上昇させ、抵抗係数を減少。ゲームバランスにおいて他の航空機に近づくように変更
- すべての爆弾のダメージと範囲を増加。重量のある爆弾は以前より大幅に威力が増加している
- 航空機内から地上でのスポットが以前よりかなり遠くから視認できるようになり、ターゲットの補足が容易に。偵察兵のスポットはすべての航空機から確認できる。また航空機のアップグレードには機体に搭載可能なスポット設備も含まれている
マップ
Narvik
- マップでの兵士の視認性を改善。背景と敵の見分けがつきやすいようになった
- マップ全体のビジュアル品質を改善するために、ライティングの追加点検を実施
- 建築ロケーションを、クローズドアルファから得られたテレメトリデータを基に更新
- 補給基地のロケーションを、クローズドアルファから得られたテレメトリデータを基により良い場所に変更
- マップのドイツ側で、航空機がクラッシュしてしまう見えない当たり判定を発見し削除
- マップの英国側で、航空機がクラッシュしてしまう見えない当たり判定を発見し削除
- マップ内で歩行中にスタックしてしまう問題を複数修正
- 「Narvik Whale」に餌をやりオープンベータでもハッピーで力強くいられるように
Rotterdam
ほとんどのプレイヤーがこのマップを体験する機会がなかったものの、少し古めのバージョンをGamescomにて体験できたプレイヤーのためにアップデートノートを記している。
建築の全体的なフォーカスは、小隊がマップのオブジェクティブと戦略的ロケーションを押さえられるようにすることであり、下記のことを可能にすることである。
- 確保したオブジェクティブへの敵のアクセスをプレイヤーが遮断できること
- フラッグ以外で小隊がオブジェクティブを狙うための巨大な拠点を作り出すこと
- 対ビークル鉄条網によりビークルの進路を妨害すること
※訳注:確かに敵の侵入を防げますが、当然ながら建築したまま奪取されると取り返すのに苦労するはめになります(自分が組み上げた障害物をランチャーなどで破壊する必要がある)。
さらに、マップ全体の流れを下記の調整を通して変更。
- 様々な都市環境での戦闘を改善
- ストリート、高架線路、建物での高低差のある戦闘実現のためのレイアウト
- 高架線路「メトロライト」の直線的な歩兵の戦闘スペースを改善
- コーナーからコーナーへの戦闘と「歩兵アリーナ」的なフレーバーのある近接戦闘エリア
- 近接・中距離でのレーンに分かれた戦車戦
- バランスの取れた弾薬、ヘルス、ビークルの補給基地の配置
モード
全体的な改善
- ゲームモードをより理解しやすいように、オンスクリーンのメッセージを追加
- ラウンド終了後にフェードアウトし、勝利宣言が表示される前に、プレイヤーが反応して何が起きたかを理解できるように短い遅延を追加
- チームスコアバーの点滅アイコンに、なぜポイントが失われているか(敵が旗をとっているのか、チームメンバーがデスしているのか)を表示する機能を追加
※訳注:この「何が起こっているかわかりにくい問題」の改善は素直に褒めたいところ。
ソーシャルの改善
- マッチメイクからゲームに参加し、小隊に参加するまでの流れで複数のバグ修正と安定性の改善を行った
- 小隊のプライバシー(パブリックかフレンドのみか)設定における複数のバグを修正
- 小隊VOIPの改善とバグ修正。PCではプッシュ・トゥ・トークキー(デフォルトは左ALT)を押すことで、コンソールではヘッドセットを接続するだけでコミュニケーションが可能
- PCのチャットで侮辱的な言葉を削除し有害な言動を減らすために、ベーシックな有害表現のフィルターを追加。オープンベータではフィルターの効率をモニターし、今後のアップデートで調整を行う予定
HUDとスクリーン
ミニマップ
- リクエストの多かったコンパスをミニマップ上に追加
- プレイヤー位置に対応したロケーション名を追加
- ミニマップに高低マップを追加
- 小隊とチームメートに対してプレイヤーの方向を示すアイコンを追加
キルフィード
- キルログの武器アイコンをON/OFFするオプションを追加
スポット
- 意図しない敵の自動スポットを引き起こしていた問題を修正
小隊員HUD
- 小隊員がプレイヤーの視界の外にいる場合、小隊員アイコンがスクリーンの端に張り付くようになった
- 小隊員のヘルスが100以下の場合、名前、アイコン、ヘルスバーが常に表示されるようになった
- スクリーン中央のUI要素を減らすため、ラストマン・スタンディング通知(最後の生き残りである通知)を小隊リストの上に移動
- 小隊の状態を戦略的に知れるようにするために、小隊リストに各メンバーのヘルスバーを追加
- 弾薬やヘルスが低下している時に、最も近い補給基地が常にマップでマークされるように。さらに補給基地がメインビュー外にある場合は、アイコンが常に画面の端に張り付くようになった
- 小隊長への反抗 : 過去作と同様、指令をリクエストした時にリアクションがない場合、小隊の所有権が引き継がれるように。アナウンスメントのログにもその結果が反映される
ソーシャルハブ
- アクティブではないプレイヤーがパーティーに居残り続ける問題を特定。リリースに向けて修正済み
コアゲームプレイ
ヘルスの変更
ゲーム内でのヘルスの配り方にいくつかの変更を適用。
- ヘルスが自動で全快しないように
- ただ医療品箱の範囲内にいるだけではヘルスが回復せず、医療品箱やステーションに近づいてインタラクトする必要がある
- 戦闘していない状態であれば自動的にヘルスが30ポイント回復するのは変わらず
- 兵士は包帯ポーチを1つ所持可能に(ヘルスバーの横に表示)。開始時に1つ所持しているが、もう1つは拾わなければいけない。包帯ポーチはPCでは「5」キーを、コンソールではアナログパッドの上を押して使用
- 包帯ポーチの補給とヘルス回復は複数の手段で行えるように
- 看護兵は包帯ポーチを投げることができ、他の兵士はそれを受け取れば包帯ポーチの補給とヘルスの全回復を開始可能(必要に応じて一方か両方)。回復を開始するには戦闘をしていない状態でなければならない
- 看護兵は装備していれば医療品箱を設置できる。医療品箱からは包帯ポーチの補給とヘルス回復を開始できる
- ヘルスの補給ステーションは医療品箱と同様の機能を持っている
- 小隊長が要請できるサプライドロップも医療品箱と同様の機能を持っている
- 看護兵は常に包帯ポーチを所持しており、配ったり使用することができる
- ガジェットとして装備され1キーで配ることが可能
- 包帯ポーチを自身に使用するのは他の兵士と同じ方法で可能
- 大量のポーチを連続で配る場合、投げる合間にわずかな遅延がある
消耗
『BFV』では武器とガジェットの弾薬は自動的に補給されない。ヘルスと同様に弾薬箱の範囲内にいるだけでは自動的に補給さず、弾薬箱や弾薬補給ステーションに近づいてインタラクトする必要がある。
- プライマリ武器とサイド武器の弾薬を入手する方法は下記
- 弾薬補給ステーションとインタラクトする
- 援護兵の設置した弾薬箱にインタラクトする
- 援護兵が配る弾薬ポーチを受け取る
- 倒れたプレイヤーが落とした弾薬ポーチの上をアルク(インタラクトは必要なく、自動的に拾われる)
- ガジェットの弾薬を入手する方法は下記
- 弾薬補給基地とインタラクトする
- 援護兵の設置した弾薬箱にインタラクトする
- 弾薬箱や弾薬補給ステーションにインタラクトすると、次にインタラクトできるようになるまでわずかなクールダウンが発生する
- 地上ビークルが弾薬を補給するには、ビークル補給ステーションに近づきセルフリペアのボタンが補給に変わるので、ボタンを押しっぱなしにすることで修理と補給を受けることができる
- 航空機の補給は補給アイコンが目印となる補給ポイントに近づくと行われる。修理はセルフリペアボタンを押すことで可能で、どこでも行える
兵科とコンバットロール
『BFV』では4つの兵科が存在する。それぞれの兵科には「コンバットロール」が存在し選択が可能。今回のベータでは各兵科につき1つのコンバットロールがあるが、ローンチではより多くの選択肢が用意され、自分のプレイスタイルに強みを持たすことができる。
- 突撃兵
- 機動性に優れ攻撃的
- ライフルグレネードを携行
- 遠距離対戦車武器と爆発物を使用可能
- コンバットロール「Battle Hardened」: 重傷を負った場合に自動回復するヘルスが30ではなく40に(0からカウント)
- 衛生兵
- 軽装ではあるがスモークグレネードでカバーを作れる
- 戦場のどの味方でも回復・蘇生が可能
- 他のプレイヤーに包帯ポーチを配れる
- 設置可能な医療品箱を装備可能
- コンバットロール「Syringe revive」 : 全員が小隊員を「バディ蘇生」で蘇生可能。看護兵のみが注射によって迅速に味方を蘇生可能
- 援護兵
- 強力なマシンガンとショットガンを装備
- 対戦車地雷を使用可能
- 弾薬ポーチを配れる。さらに、ガジェットの補給もできる弾薬箱を装備可能
- コンバットロール「Fortifications expert」 : 建築が可能で、機関銃巣や対戦車罠などの重厚なものも建築可能。建築自体も他の兵科より早く行える
- 斥候兵
- ボルトアクションのスナイパーライフルかセルフローディングの軽ライフルを装備
- スポット用のスコープやフレアを装備できる唯一の兵科。より遠くからスポットが可能になった航空機を含むチーム全体に対してスポット情報を中継できる唯一のアイテム
- 前線に小隊を出撃させられるスポーンビーコンを装備可能
- コンバットロール「Tactical retreat」 : 重傷を負った時にスプリントが早くなる
クローズドアルファでは第5の兵科である「マシンガンナー」が存在したが、削除され援護兵に統合された。マシンガンナーの特徴はシリーズ初となるプライマリ武器クラス「ミディアムマシンガン」で、前作品でお馴染みのライトマシンガンとは異なる武器になっていて、武器クラス自体はローンチ版にて登場する。
- ミディアムマシンガンは腰だめ撃ちは不得手としており、それは下記の強みがあるからである
- 伏せ状態かバイポッドを使用している時にその真価を発揮し、ブレやキックが完全に無くなる
- 全体的に高い発射レートと弾薬量を誇っている
ミディアムマシンガンはポジショニングと予測がすべての武器となっており、言うなればディフェンシブな武器となっている。とても強力な武器だが、動きながら撃つことができず、安定した射撃を行うには時間がかかってしまう。
ミディアムマシンガンの登場で援護兵に新たな役割が与えられたことにより、遠距離からの対戦車攻撃が突撃兵に移行された。
増援要請
ヘルスと銃弾の補給が可能になる「Supply Canister」を追加。コストは7500ポイント。
Rocket Strike(JB-2とV-1 Flying Bomb)
最初のクローズアルファ以降、「Rocket Strike」の威力を弱体化する意思があることを伝えてきたが、フィードバックの中に「Rocket Strike」の戦場の流れを変えるを能力を高く評価する声もあり、現状の威力を維持することを決めた。
「Rocket Strike」を含む増援要請のテンポをモニタリングし続けており、幅広いコストで幅広い増援要請を可能にすることも検討している。また、増援要請のコストとのバランス調整は現在も進行中である。
- V-1 Flying BomとJB-2 Rocketの範囲内にいるのにも関わらず、プレイヤーが生き残ることができたバグを修正
- Rocket Strikeに被弾するか、キルされた時にスクリーンが真っ暗になる問題を修正
動的なワールド
破壊
『BFV』のマップは前作よりも高度な破壊とワールド内の「因果」が存在している。マップ全体を変化させる1回限りのレボリューションイベントから離れ、プレイヤー同士の戦闘をベースにマップが変化していくという方向性にフォーカスしている。
天候
- 混乱を避けるため天候の可視性をオクルージョンかノイズを含んだ状態に変更。変更後もデフォルトの状態とは異なった体験となっている
- ノイズかオクルージョンのために、デフォルトの天候状態を大幅に和らげた
- 煩わしい状態が数分しか続かないよう、天候変化のルールを変更。例外となるのは短いゲームモードであるAirbornとFinal Standモードで、天候がより大きなインパクトを持つ
- 時間帯などの変化しない状態を削除し、スムーズに変化する状態と交換
弾の貫通
- 現在の弾の貫通に関してフィードバックを非常に聞きたいと思っている。特定のオブジェクトを貫通すると思ったのにしなかった場合、混乱するような状態を見かけた場合は知らせて欲しい
- ビークルのマシンガン、固定マシンガン、スナイパーライフルの弾が大きく威力を減らした形で貫通するよう、建物、ドア、植物、バリケードのアセットを全面的に見直し
- ピストルがドアを貫通可能に、ただしダメージは大幅に減少される
- アップグレードされたショットガンとライフルの弾を新しい素材に。木の板などの薄い素材を貫通可能に
- 弾、グレネード、爆発物が貫通できるように窓ガラスを調整
炎ダメージ
- プレイヤーが大きなダメージを受けずに激しい炎を走り抜けられるように、炎ダメージが徐々に増大していくようコアシステムへ実装
- くすぶっている炎(ブーツの高さより下)は伏せ状態のときのみダメージを与え、立っている時は兵士にダメージを与えないように
- 爆発する燃料ドラムがお互いに近い位置にある場合、ドミノのように連鎖して爆発するように
- 漏れているオイルドラムへ引火する機能を実装
観戦
観戦モード
『BF1』にあった主要な観戦機能は『BFV』にも存在しており、特定の機能は大幅に改善がされている。例えば兵士を追跡するディレクター・カメラは、上半身/下半身を軸に限定的な柔軟性しかなかったものが、アニメーションの骨格を軸にするよう拡張されている
テーブルトップビュー
- 出撃スクリーンに似たマップの鳥瞰図
- ユーザーは特定の兵士やビークルを選択してテーブルトップビューで追跡可能
- (PCのみ)テーブルトップビューのマップでダブルクリックすることでカメラをその場所に落とすことができる
- カメラの自動追尾機能をON/OFFでき、選択したソルジャーやビークルへ自動的にズームしたり、画面内から外れないように自動的に動かすようにできる
- (PCのみ)リクエストに答え、マウスホイールでズームが可能に。キーバインドではクイックズームと呼ばれる
- キャプチャーするオブジェクティブがあるゲームモードでは、キャプチャーエリアをテーブルテップビューに表示。オプションで表示の有無を変更可能
プレイヤービュー
- ユーザーはプレイヤーを1人称視点と3人称視点で見ることができる
- プレイヤーを追っている時に、ユーザーは兵士/ビークルを軸としたディレクターカメラを設置でき、操作できる
- オービットコントロール - カメラを回転、上下左右へオフセット、ズームイン・アウトさせられる
- フリーコントロール – 1ヶ所でカメラを回転させられる
- チルト/ロール機能 – 上記のどちらのモードでもカメラをチルト/ロールさせられる
- 兵士やビークルが武器を発射した時に、様々な発射物にカメラをアタッチ可能に。この機能を有効化するキーをオプションで切り替え式か、押下式に変更可能
- 小隊リストのプレイヤーを数字キーを押すか、コントローラーのブロードキャスターモード(本記事のコントローラー/ゲームパッド対応の改善セクションを参照)で直接選択可能に。直接プレイヤーを選択するには小隊リストが完全に展開されている必要がある
フリーフライカメラビュー
- 観戦者はマップの戦闘可能エリアであればどこへでも移動ができるフリーフライカメラを使用可能
- フリーフライビューの時にカメラをチルト/ロールする操作を追加
- マップ内に存在できるフリーフライカメラは最大5つまで
- プレイヤービューから切り替えると自動的にフリーフライカメラが直前まで観戦していたプレイヤーがいた位置に設置される
- プレイヤー選択キーを押すと、カメラと画面中央に最も近いプレイヤーのプレイヤービューにモードが変更される
- プレイヤーを選択すると兵士かビークルの上にアイコンが表示される。プレイヤー周辺の選択可能エリアに対して、ピクセル単位での正確な操作が不必要に
コントローラー/ゲームパッド対応の改善
- 観戦オプションメニューでで2つの異なるコントローラーのレイアウトを選択可能に。両レイアウトとも状況に応じた入力が可能で、1つのボタンが果たせる機能数が増加している
- ブロードキャスターモードはトーナメントなどでゲームを放送したい人に向けて設計されている。操作面ではプレイヤーとモードの切り替えが容易にできるよう設計されている
- シネマトグラファーは動画撮影やスクリーンショットを行いたい人に向けて設計
- 現在使用しているコントローラーのレイアウトで可能な操作を表示する観戦UIにて、ヘルプスクリーンへアクセスが可能
オプション
- (PCのみ)コミュニティーのフィードバックに応える形で、観戦用のカメラ全てにマウス感度を設定する機能を追加
- 発射体を追うカメラをキーを押すことで切り替えるか押下で発動できる場合、調整を行うように
- プレイヤーのデス時の遷移オプションへ「ドロップカメラ」か「同じプレイヤー」の選択肢を追加
- ドロップカメラは観戦しているプレイヤーがデスした場所で、フリーフライモードに切り替え
- 同じプレイヤーはフレンドなどを観戦していて、蘇生不可能な状態になったとしてもそのプレイヤーを観戦し続けたい場合に最適。プレイヤーのリスポーン待ちのときは、カメラはそのプレイヤーがスポーンするであろうプレイヤーかオブジェクティブを追う。リスポーンしたときは元のプレイヤーを追う
UIの再設計/改善
- スクリーンにより多くの動きを表示させるため、観戦のUIを最低限のデザインに
- 全てのモードでプレイヤーカードを改善
- ボタンに入力のヒントアイコンを追加
- 観戦オプションのUIが開かれている間、全てのモードでカメラを移動可能に
キーボード入力の改善(PCのみ)
- 小隊の特定のプレイヤーを選択したあとに、小隊内のメンバーがメンバー間を素早く切り替えられる専用のキーバインドを追加
使い勝手の向上
- コミュニティーのリクエストに応え、プレイ時のビデオオプションとは別に観戦モードでビネット、フィルムグレイン、モーションブラー、色収差、レンズ歪、解像度スケール(PCのみ)の設定を保存するように
- 観戦オプションからシネマティックのオプションがアクセス可能に。メインメニューのビデオオプションまで戻る必要がなくなった
膨大な変更となっており、DICEのやる気を感じることもできるのではないでしょうか。以下の映像ではこれらのアップデート内容の一部を確認できます。
BFV | バトルフィールド 5 “Rotterdam” 先行プレイ映像 | BF5
『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
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Source: BFV
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コメント
コメント一覧 (7件)
とにかく早くやらせろ
某実況者は発売延期が“重大なバグの発見説”を提唱していた。だが、ここまで完成していてそれはないだろうと思うわ
BFに重大なバグがないと...?
僕は重大なバグの発見説を肯定できませんね。
まず、そんな重大なバグがあるのにベータなんて開けるわけないじゃないですか
作品跨いでも同様のバグを普通に出す上に修正もする気がないので、よほどのことがない限りそのまま出すかと。
5に対してのやる気は感じる
しかしいくらやる気があってグラがきれいでもマップやゲームバランスがクソならゲームとして楽しくないからそこだけはほんとに頼む
細かいことはよくわからんがもう待ちきれねえぜ...