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eスポーツトップランナー: ゲームキャスター OooDa 氏「何かしらの道やポジションを掴んでおかないと、絶対に生き残ってはいけない」

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e スポーツに欠かすことのできない、大人気 MC /ゲームキャスターの OooDa 氏に取材しました。今の e スポーツ情勢、今後の展望、ゲームキャスターになるための極意などをお話ししていただきました。普段あまり知られていない OooDa 氏の経歴や、実況以外で行っている業務などについてお話していただきました。

CONTENTS

OooDa 氏に聞く e スポーツの現状

まずは経歴を教えてください

OooDa氏:元々大阪出身で、現場仕事や鳶職などやっていました。20 歳を越えた時、何故か映画監督になりたくて東京に来ました。アパートに入居した際に、隣人に挨拶行くとアニメオタクのゲーマーがいて、その方とすごく仲良くなって遊ぶようになり、教えてもらったのが『Paperman』という FPS ゲーム。元々ゲームセンターにある銃で撃つゲームが大好きだったので、自分もノートパソコンを買ってプレイし始めました。パソコンゲームを始めたのはかなり遅いです。20 歳を越えて、仕事をある程度経験してから始めました。

そのあとクランに入隊し、初めて試合をして「面白い、こんな世界があるんだ」というのを知り、そこからずっとのめり込んで『Paperman』をプレイしてました。2009 年にクランの一人から「『Counter-Strike』が FPS の王道」であるという事を教えてもらい、オンライン版が NEXON さんから出るという情報を聞きました。そこから『Counter-Strike: Online (以下 CSO )』を 2009 年からやりだしたのが、色々なきっかけのスタートでした。

もう 1 ランク上手くなりたいという時期があり、そこで色んな情報を手に入れていくと『Counter-Strike 1.6 (以下 CS1.6 )』という世界があり、そこにはフラグ動画に出演しているような憧れのプレイヤーがいるということを知りました。『CSO』から 5 人で『CS 1.6』をプレイしたところ、初めて対戦する相手が当時最強クラスの面子でした。相手は明らかに本気を出していないプレイでしたが、フルボッコにされました

「こんな世界があるのか、こんな実力差があるんだ」というのをヒシヒシと感じて、もっと強くなりたいと思うようになりました。そこから更に競技シーンに踏み込んでいきましたが、当時『CS 1.6』の低迷期でどこもチームがいないという時期でした。チームに入隊し、グレネードの投げ方など練習して、たまに試合して、というのを繰り返していました。

その間に Survival of the fittest というコミュニティ大会があり、ボランティアスタッフ募集というのを告知で見ました。僕も大会を盛り上げる一人になりたいなと思い、応募しました。運営の方から何ができるか問われたところ、何もできないけど手伝いたいと伝えると「君、面白いね、今実況解説付きの配信を企画していて喋れる人がいないから喋ってみないか」と言われました。僕は配信もしたことがなかったのですが、一回やってみようとなりました。実際にゲームを操作しながら観戦し実況してみると「意外といける」という感じに。 2010 年の後半から実況を始めました。そこから毎週土日、お金も貰わずに好きで好きで実況をしていました。

今度は運営側が楽しくなってしまい、所属していたチームを辞めて、大会を開催していた方たちと一緒に盛り上げていこうと動き出しました。たくさんの方たちと実況解説させていただいた中で出会ったのが QoofooRin という方でした。彼との実況解説が一番上手くハマりました。一番驚いたのが、その頃大会配信など無く、チーム数も少ない中でどんどん『CS 1.6』が盛り上がってきて。チーム数も 40 チーム参加、同時視聴者数が 1,000 人を超えました。

その頃の 1,000 人というのは驚くべき数字です。他の有名プレイヤーたちも盛り上げてくれました。それを観てたイベント会社 株式会社 成から、『CSO』公式大会の実況者を探しているという話を頂きました。初めてお仕事として受けたのが 2011 年 CSOJC 福岡予選でした。

そこからプロとして活動を始めたのですか?

OooDa氏:今聞いても酷いものですが。その時は普通に仕事しながら、別に実況者になりたいと思ってなかったので。でもパソコンの知識は増えてきたので、パソコン屋で働きたいなと思い、電化製品屋でバイトとして働きながら土日は実況。あとはガラス清掃とかもやりました。ビルの上からゴンドラでぶら下がり、外側からガラスを清掃してました。その頃は 2012 年頃で、実況のお仕事を貰うようになりましたが、それでも年に 2 〜 3 回ほどでした。

本職に出来たタイミングはいつ頃ですか?

OooDa氏:喋りが上手くなりたいと思ったのもあり、パソコンショップの店員になりました。お客様対応などを行い、喋りも上手くなってきたと感じていました。ずっと喋りを鍛えて、2014 年に株式会社 成が、ゲームイベントに関われるし実況もできるという条件で就職しないかとお声がけいただき、二つ返事で入社することにしました。そこで頂いたのが『Sudden Attack』というタイトルの実況。2015 年からは地方で月に 2 回、それとは別に年に 2,3 回大きな大会の実況をし、活動していました。そこから本職とはいかないですが、月 1,2 回ほどで、かなり出演する機会が増えました。イベント会社に気に入っていただいたのはとても大きかったです。

その頃でも、例えば自分がフリーだったら食べていけていたかというと、まず食べていけないですし、単価も安いですし。ここ 2,3 年で e スポーツバブルでどんどん盛り上がっていて、今では有難いことに月 8 ~ 10 回の出演があります。もう来年(2019年)の話などのスケジュールを頂いていたり、良くも悪くも e スポーツのおかげだなというのもあります。自分も今までゲームを盛り上げたいと思ってやってきたので、ゲーム大会であろうが、e スポーツ大会であろうが、バラエティーだろうが、一緒にゲームに関わって喋れるのは嬉しいです。もっともっと盛り上がって欲しいなと思います。でも、いつまで続くのかはちょっとわからないですけどね。

どのくらい忙しいですか?

OooDa氏:週末は無いです。平日はイベント業務をやっていて、キャスティング、台本、機材の手配、BGM の選定、会場の手配などを行っている傍ら、キャスター業務、自分のスケジューリングと出演費交渉などやっているので、かなり忙しいです。また、新しいキャスターの発掘、スタッフ教育なども行ってます。色々な角度でゲームイベントを盛り上げていきたいと思って頑張ってます。社員も増えてきてイベントを任せられる人も増えてきたので、そちらは任せてます。僕は出来るだけ管理する形にしています。イベント出演も多くなってきたので、タスクが大分減ったでありがたい限りです。

いつ休んでいるのですか?

OooDa氏:この前まで月 1,2 日休めるかなという程度でした。今まではお食事などにお誘いいただいても「明日も仕事で…」という感じで、クタクタで外に出るのも嫌で、自分でゲームをプレイする時間も取れなくて。ただ最近になって、月 5,6 日は休めるほどになりました。ここから目指せ月 8 日ですね。

やっていて思うのが、出演者だけやっていたら出演者視点しか見えないですが、イベント運営もやりだすと場の雰囲気が見えてくるので、すごく役立ってます。受けれるタスク量も増え、現場の中での知識も広くなってるので、余裕を持って別の演者とやり取りができる。アンテナが非常に広くなりました。スタッフアサイン時の繋がりや、演者での繋がり、人の繋がりが本当に多くなりました。人の繋がりと自身の成長、そこが両方やっていて面白いなというところです。ですので e スポーツに関わりたいけど迷ってる人は、1 度全部やってみても良いと思います。

本職としてしっかりとキャリアは積んでいけますか?

OooDa氏:経験値や実力というのは上がっていくと思います。ゲーム自体が無くなるという事はないと思うので、自分の立ち位置さえ見定めていれば、仕事は無くなることはないかなと思います。キャリアに関しては、フリーの人は特に大変だと思いますが、マネージャーや何でも相談できる仲の良い人を一人設けておかないと、キャスター業務が広がらないし、職が無くなったときに他に行けないです。セカンドキャリアがないと言いますか。なので、例えばどこかの一つのゲームタイトルの企業から凄いお世話になっていて、自分が苦しくなった時にそこに入社できるなど、幅広くやっていかないとフリーの人は辛いと思います。

僕は最悪実況でダメになったとしても、イベント業だったり他の仕事見つければいいという風にも思ってたり。でも、一番は実況していることが好きなので、それが出来なくなったら仕事はなんでもいいなと思ってます。ただ、e スポーツが廃れていって、色んな企業さんが撤退していって、チームも潰れたとしても、多分僕は喋っています。今お金をいただいて、自分が生きるために実況しているというよりは、始めた時から何も変わっていなくて。ゲームの大会を実況することが好きで、皆で「楽しかったね」って言っている場が好きなので、多分ずっとやってると思います。出演が年 1 回とかになっても喋っていると思うので、その先というのはあまり怖くないです。

辛かったこと、嬉しかったことを教えてくれませんか?

OooDa氏:キャスターやってて絶対通る道なのですが、初めてのタイトルだったり、いつもの実況者の方が不在で代わりに実況する時は、絶対叩かれます。叩かれるというよりは比較されてしまうので、あれはめちゃめちゃ辛いです。辛いけど乗り切れば、なんともないです。何か月後には、皆コメントで優しいので。

特に『Sudden Attack』は辛かったです。8 年ほど続けていた Yukishiro という有名な実況者がいて、そこからの僕って「誰お前」「Yukishiro を返せ」とかコメントがあって、それが続くときは仕方なかったですけど、辛かったです。皆さん経験すると思います。しない人のが少ないですね。

嬉しかったことは、参加者と視聴者の人が「盛り上げてくれてありがとう」「お疲れ様です」など言ってもらうと、とても嬉しいです。疲れも吹っ飛ぶし、お金とかそんなじゃなく、ただそれが嬉しい。コメントとか SNS とかめちゃめちゃ見てます。悪かったところは次に活かして、良い意見はそれ見てニヤニヤしてます。やっぱ嬉しいですよ。大会の盛り上がりに貢献できたというのは。

実況の極意

過去と現在の実況スキルの違いを教えてくれませんか?

OooDa氏:一番でいうと経験なんですが、特に意識したのは言葉選び。昔は勢い任せで、とりあえず叫んでればいい、とりあえず盛り上がれば良いと。今でも駆け出しの方とか結構多いですが...。僕もう何年か前からずっと抑揚をつけていますが、それもどんどん慣れてきて磨きがかかってきて、あえて凄い静かな時は「おっとここで...(小声)」、盛り上げるところはどんどん波を付けてあげる。序盤から最後までの流れというのはちゃんと付けています。聞いてる側もずっと同じテンションだと五月蠅いです。言葉遣いや勢いも大事ですが、一番大事なのは抑揚だと思ってます。抑揚で鍛えられた感じはありました。

意外と勉強になったのが、某アニメの次回予告です。声の抑揚が凄くて、声の出し方とか。あれは結構聴いてました。普通のスポーツ実況者を勉強して、それになりたいと思っていませんでした。どっちかというと競馬の実況や漫才を取り入れたり。抑揚が一番大事なんじゃないかなと未だに思ってます。

昔と現在の配信設備の違いなど感じますか?

OooDa氏:技術的なところでいうと、すべて変わっています。昔はゲームの観戦自体も自分でやるし、自分で喋るし、返しモニターやテロップもなかったです。テレビ業界では当たり前だと思うのですが、ゲーム業界は全然追いついてなくて。今はカメラの数、複数のゲーム内カメラマン、ワイプも当たり前のように出てきますし、予告ムービーやトライキャスターなどの機材を入れて映像を何個も出せたり。

この前の『Counter-Strike: Global Offensive』の 大会では、アナリストの導入、AR 機能を入れてみたりとドンドン進化しています。世界大会を見本にしながら、そこに近づいていこうとしている技術の発展というのは凄いです。それは結局お金が回ってないと出来ない事ですので、e スポーツを盛り上げようという各企業さんのおかげかなと思ってます。それも e スポーツというワードが広がったおかげかなと思います。未だに予算がないと出来ないです。そこを支援していただけるのはありがたいことですよね。

実況前、実況中に心がけていることはなんですか?

OooDa氏:選手名、チーム名を間違えない。多少なりとも出演者、チーム、選手の情報は多少でも調べてくる。なぜなら大会を観ている人は、選手やチームの背景、ドラマを知りたいと思うのです。例えば「noppo さんは昔日本でプロチームで活動して、海外でも留学したことがある。日本一になったこともある。何年もブランクがあるけど、その noppo が勝った。戻ってきた、返り咲いた。やはり魅せた」というところに、視聴者は引っ張られる。選手もそれを言ってくれるから輝けるし、皆さんにその選手を知ってもらえると思っています。もちろん調べられない情報などもありますが、できるだけ分かる範囲で言おうとしてます。やはりドラマを作る。

あとは番組作りですが、クライアント様の意向は必ず聞くようにしてます。例えば「ウルト」と言わないで「アルティメット」と言ってくださいとか。「キル」と言ってくださいとか。ガッチガチに真剣な、上級者向けの大会にしたいですとか。そういったのは出来る範囲で合わせるようにしてます。出演者というよりは、MC や実況者やりたいという人は絶対そこは意識して、雰囲気づくりは重要なことかなと思います。

また、ゲームと選手に関する資料、四字熟語が載っている資料を、必ず持っていくようにしています。僕の場合、どうしても喋っているときに選手の名前や過去の情報が出ない時とか、マップ名称や武器名、ここでセリフを言いたいタイミングで何も資料がないと出てこなくて。出てくる時もありますが、手元に資料があった方が言葉になりやすい。資料を用意してたけど、全く使わないという時も多いです。ですが、資料を手元に置いたことによって、ここぞという場面で活躍してくれます。なので必ず持って行ってます。持って行かない現場はないです。

大失敗と思い出の実況

今までの大失敗があれば教えてくれませんか?

OooDa氏:生まれて初めて仕事として実況した時の CSOJC 2011、福岡予選。動画が残っているのでぜひ観てほしいです。「福岡の皆さんいくぞー‼カウントダウン 3,2,1 試合開始です‼」と大声で叫びました。僕はゲーム内の試合観戦枠に入らず、間違えて選手と一緒に出場枠で入ってしまい、 6 vs 5 の状態で試合が始まってしまいました。ロードが終わり間違えたことに気付き、「やばい、どうしよう、やばいっす」という声がマイクに入ってしまいました。一旦やり直しになりましたが、その時の自分の顔は今見ても笑い転げます。

伝説の実況があれば教えてくれませんか?

OooDa氏:思い出深いのは、noppo さんが出場していた Asia e-Sports Cup 2012。東京ゲームショウのとんでもないシーン。あの世界的プレイに携われたことも嬉しいですし、あの名台詞「とんでもないプレイが出てますよ今」というところにも携われたことが本当に嬉しいです。あとは、生まれて初めて仕事した時の CSOJC 2012 ファイナル。会場には 100 人以上のお客さんがいて、そんな大勢の人を目の前に実況したことがなかったので、伝説というか、必死に気持ちでやってる感が凄い出てて、思い出深いです。

今の e スポーツブームに対する印象を教えてくれませんか?

OooDa氏:嬉しいという感情しかしかないです。仕事が増えたからとかではなく、選手が輝け、また彼らの練習時間も設けられている状態です。国際大会でも徐々にではありますが爪痕を残しています。競技シーンで育っていくのは嬉しい限りです。ストリーマーの方もゲームを広めるために活躍しています。なので良い印象しかないです。

ただ、その中で一般企業さんが参入してきて、 e スポーツをやれば盛り上がると思い 1 回目を行ったが思ったより来場者が来なかった。そこで「うわ、駄目だね」と思って欲しくないのが 1 点。それを開催させるまでに「めっちゃ盛り上がるから、やりましょう」と言いすぎるのも、僕の中では正直やめてほしい。それが駄目というわけではないですが、今大会を誰かが行ってもそこに来場者や参加者を集めるのは難しいと思っています。始めは苦しくても継続してやることで、そこにファンが付いてくる。根気よく付き合っていかないといけないかなと思います。C4LAN や LJL もとても小さいところから始まりました。C4LAN も社長が自ら全国各地へ飛んで、チケットを手売りしていたイメージです。今の良い所だけを見るのではなくて「なんだ e スポーツって全然ダメじゃん」と 1 回目で思わないでほしい。そこをちゃんと話せるアドバイザーの方も頑張ってほしいと思います。

今後の e スポーツの展望を聞かせてくれませんか?

OooDa氏:僕はこのまま盛り上がっていって、2019 年~ 2021 年の 3 年にかけて少し落ち着くと思います。チームが解散したり、企業さんも少しづつ撤退していくこともあるかもしれません。今ほど e スポーツの勢いがあるわけでもなく、少し落ち着いたところでまた何年か続くのではと思っています。このまま右肩上がりでグッと行くという事はないのでは。その中で自分たちの立ち位置をしっかりしておかないと、次の波に乗れないのではないかと思ってます。

各企業さんたちや出演者、選手たちも「今仕事あるから大丈夫」ではなくて、ちゃんと何かしら道やポジションを掴んでおかないと絶対に生き残ってはいけないと思ってます。昔は自分が生きていく、仕事を増やしていくことに精一杯でしたが、今は落ち着いてきて、少しでも業界を盛り上げたい。何より頑張ってる皆で、幸せになりたいと夢を持ってたりします。この業界は、出演者も選手も運営側も去る方は多いので、悲しいじゃないですか。

間近で選手のプレイを見ていると思いますが、どれくらい成長しているものでしょうか?

OooDa氏:成長はどんどん見えてると思います。国際大会でも成績を残していますし、昔は海外の選手が特に強いと思ってましたが、今の日本の選手を見ても「うわ、強い!化け物じゃん」というのを見れているので、間違いなく成長しているかなと思います。これから選手たちがもっと成長させるためには、しっかりと忍耐強くやり、みんなが自分のポジションを確立しながら力を合わせて団結力が固まれば、良いのではないかと。チームをサポートする皆様も今はバラバラなイメージが強いです。どこかでちゃんと e スポーツを考えてる人と繋がって、全体が円くなれば、選手はもっと成長すると思います。

自身の展望を教えてくれませんか?

OooDa氏:フリーになった方が圧倒的に生活しやすいですし、今より時間も作れるし良いことしかないですが、それは今だけだと思います。見えてくるアンテナ、人との交流という点でも、今の仕事を辞めてしまうと減ると思います。さっき言った通り e スポーツも終わってイベント運営が終わっても、工事現場で働きながら「OooDa さん、小さい大会やるんですけど、喋りに来て」と言われれば無償でいくので、声かけてください。

実況を仕事にするには?

今、実況者になりたいと思っている方へのアドバイスがあればお願いします。

OooDa氏:とにかく経験値が大事で、どんな小さいオンライン大会でも良いのでどんどん出演していく。もう 1 つ重要なのが、自分を導いてくれるような先輩を必ず見つけたほうがいいです。自分を俯瞰から見える人というのを絶対付けておいたほうが良いです。そういう人からお仕事の話を頂けたりしますので。ある意味コーチ的な人、実況者にも必要になっていくかなと思います。なので、自分で門を叩いて弟子入りしてもいいです。ちゃんと自分を俯瞰で見ないといけないです。これで食べていけなくなって辞めるようであれば、初めからやらないほうが良い。僕も好きでやってるので。好きな人だけ来てほしいと思ってます。

あとは自分が目指す人を決める。僕は絶対的にゲームの実況とはこういうものだと確立している部分があります。他のスポーツ実況とは違う目線で見てたりします。見せ方や面白さなど、異なるのではないかと思います。


e スポーツという言葉が根付く前から実況し、計り知れない努力で今のポジションを手に入れた OooDa 氏に、非常に貴重なお話を聞くことが出来ました。長文インタビューありがとうございました。

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