これまでストックホルムが拠点のDICEのサポートスタジオとして、『Battlefieled (バトルフィールド)』シリーズや『Star Wars バトルフロント』シリーズのDLCの開発に携わっていたロサンゼルスにあるDICE LA。
そこに同じくロサンゼルス近郊にあるRespawn EntertainmentのCEOであるVince Zampella氏の指揮下に入り、新スタジオとして活動を始め新作ゲームを制作するとインタビューで明かされました。
これによりDICE LAは改名してDICEの名前を外すであろうとのことです。
新スタジオ始動
本日1月3日、海外メディアのLos Angeles Timesが『タイタンフォール』、『エーペックス・レジェンズ』、『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』を手掛けるスタジオ“Respawn Entertainment”の最高経営責任者(以下CEO)であるVince Zampella氏とのインタビュー記事を公開しました。
その記事にて2020年のEAの大きな発表の一つとして、Zampella氏がDICE LAを率いることになったと明かされました。
Respawn Entertaimentの躍進
2019年のゲーム業界において、Respawnは驚異的な活動を記録しました。 2019年2月4日に『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』をリリース。一時はバトルロワイアルの王者『Fortnite(フォートナイト)』を抑えて、Twitchで最も視聴されたゲームとなったこともあり、リリースから約1年が経過する現在も人気タイトルとして君臨しています。
通常、多くのスタジオは一つの作品をリリースしたらしばらくはその作品だけに専念するものですが、そんな慣例を破り、11月には『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』をリリース。
スターウォーズファンが求めていた要素を詰め込んだ、まさに「ファンのためのゲーム」となり、11月に2番目に売れたタイトルとなりました。
また、昨年の9月には約8年ぶりとなる『メダル・オブ・オナー』シリーズのVR向け新作“Medal of Honor: Above and Beyond“を2020年にOculusと共同でリリースすると発表しています。
この通り、1年で基本プレイ無料のマルチゲーム、ソロ向けオフラインゲーム、そしてVR作品の発表と目まぐるしい活動を続けたRespawn Entertainmentを率いたのがCEOのVince Zampella氏です。
DICE LAをクールなスタジオとして再出発
『バトルフィールド』シリーズを手掛けるスタジオ”DICE”はスウェーデンのストックホルムにあります。そのDICEを支えるスタジオとして、2013年5月にアメリカのロサンゼルスにDICE LAが設立されました。
それから6年もの間、DICE LAはサポートスタジオとして活動していましたが、Zampella氏はこのスタジオを率いるにあたりサポートスタジオというイメージを払拭しようと考えているようです。 以下はZampella氏の発言です。
“We want to give it a new image. We want people to say, ‘This is a destination you can go and make new content.’ I think they’ve kind of gotten the branding that they are the support studio for DICE Stockholm. I think rebranding is important for showing people, ‘Hey! Come work here. We’re going to do some amazing things.’”
(意訳)「新しいイメージを提供したいのです。人々に『新しいコンテンツを作りたいならここが目的地ですよ』と伝えたいのです。 (DICE LAは)DICE ストックホルムのサポートスタジオという印象があると思います。人々に『私たちは様々な素晴らしいことをするつもりですから一緒に働きましょう!』と見せる上でリブランディングは大切だと思います」
この考えのもと、DICEの名前を外して改名し、新スタジオの再出発を目論んでいるようです。 なお、新スタジオはRespawn EntertainmentともDICEとも別の独立したチームとして活動していくことになり、Zampella氏は新スタジオを率いながら、同時にRespawnの代表としても活動を続けると、KotakuのJason Schreier氏がツイートしています。
He's not leaving Respawn (and has been doing this for a while now)
— Jason Schreier (@jasonschreier) January 2, 2020
気になる新作ゲームですが、いったいどのようなゲームを作るのかは正式には発表されていません。
しかし、DICE LAは前身がDanger Close Gamesというスタジオであり、このスタジオこそが『メダル・オブ・オナー』シリーズを制作していたこと、Zampella氏も今年リリース予定の『Medal of Honor: Above and Beyond』の他にも、現在から遡ること18年の2002年に『メダル・オブ・オナー アライドアサルト』を制作していることから、新たな『メダル・オブ・オナー』を制作する可能性もあります。
新スタジオが軌道に乗ってから発表すると思われるのでまだまだ先のことになりそうですが、はたして、一体どのような作品を発表するのでしょうか。
Source: Los Angeles Times, @jasonschreier
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コメント
コメント一覧 (6件)
これまで培ってきたBFのノウハウが全て初期化されなきゃいいけど、、、
たのむぜ、、懇願
esports路線に行ったFPSなんかやらん
お、雑魚の遠吠えか?お前みたいな奴に限って初心者に当たってそうなのが怖いわ
まあ、BFプレイヤーは、EAがBFに力を入れなくなったと捉えるだろうね。でも、これは仕方がない。今は時期が悪すぎる。eスポーツの盛り上がりのせいで、BFにもeスポーツ路線が要求されて、結果として、ハードライン、BF1、BF5、と、中途半端にeスポーツよりものがリリースされてしまってる。
BF6は2021年初頭らしいけど、もうちょっと遅らせたほうがいい。eスポーツの盛り上がりが少し落ち着いて、BFはお祭りバカゲーでいいんだってことをみんなが思い出した頃に、従来どおりのお祭りバカゲーとしてリリースしたほうがいい。
DLC作成を担当してたスタジオってだけでBFとかには関係ないでしょ
単にSWもBFもDLC商法やめたから新スタジオとして再出発ってことでしょ
これでまたBFのチームは作り直しでBFのバランスも1からになりそうで怖い