先日、イースターエッグコミュニティを大きく刺激する『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の宝の地図が開発スタッフより投稿されました。本記事ではBF伝統のイースターエッグ文化を振り返りつつ、この「ソロモン宝探し」の今までを振り返って行きます。
BFシリーズのイースターエッグ
『バトルフィールド』シリーズで最も手が込んでいる要素は?と聞かれると、何が思い浮かぶでしょうか。破壊表現や戦略性が緻密に設定された膨大なマップ、弾道やリコイルが凝りぬかれているガンプレイ、個性豊かなガジェット、そしてイースターエッグでしょう(諸説あり)。
もちろん単にマップのどこかにサメが潜んでいるだけなら、他のゲームも似たようなことは大小問わずやっています。ただし『バトルフィールド』が面白いのは、本物の推理ゲーム顔負けの隠し要素が潜んでいるところです。
特に『BF4』や『BF1』の隠し武器解放任務は複雑を極め、一部には高度な専門知識までが必要とされたため、多くの推理ゲームファンを静かな熱狂に追い込みました。そんな「宝隠し」に使われた要素をざっと列挙すると以下の通りです:
- 『BF4』ファントム任務
- ゲーム内の隠し要素
- 点字文字
- 写真に隠された暗号
- モールス信号
- 外部ウェブサイト
- ソースコードに隠しファイル
- 音声スペクトル解析
- フィボナッチ数列
- 八卦
- ...など
- 『BF1』ピースキーパー任務
- ゲーム内の隠し要素
- モールス信号
- 1次大戦期の暗号表が数種類
- 論理パズル
『BF4』はお構いなしにIT技術をフル活用してファントムを隠していたため、解読するプレイヤーもやっきにさまざまな推理を打ち立てていたものです。『BF1』でほとんどの謎解きはゲーム内の捜索とモールス信号の解読に収まっていた事も、開発スタッフがちょっと懲りた結果なのかもしれません。
なんにせよ、プレイヤーたちが銃やガジェットを手に撃ち合いにいそしんでいる裏で、探求者たちが人知れずに謎を暴くため暗躍するもうひとつの戦いが、『バトルフィールド』シリーズでは常に繰り広げられてきました。
そんな探求者たちの集まりとなっているのが「Battlefield Easter Egg」(BFEE)コミュニティで、DICEスタッフも加入しているほぼ公認なBF謎解きコミュニティです(Twitter)。
Solomon Islandsの宝の地図
では本題の「Solomon Islandsの宝の地図」に戻りましょう。ことの始まりは2月8日、EA DICEのシニアデザイナーであり、歴代BFの開発に関わってきたNiklas氏の懸賞企画でした。
”There's something out there waiting for us, and it ain't no player. We're all gonna grab screenshots!”
I am giving away this #Battlefield tshirt to the first person who is lucky to find (not solve this time) one specific Easter egg on the Solomon Islands map.
1/2 pic.twitter.com/iSTTmNnDT7
— Niklas Åstrand (@NiklasAstrand) February 7, 2020
Solomon Islandsのとあるイースターエッグの目撃映像(音声付き)を始めて氏に送った方には、バトルフィールドのTシャツを1着贈呈すると言うのです。そこは今までさまざまな高難度の暗号を解読してきたBFEE、今回もなんなく発見すると思われたのですが…
Easter egg hint of the day:
(??)????0️⃣0️⃣Oh, and:
??Yeah, I know what I said. But still at 0% is just sad. Ok, that’s it. No more for that one. Until April at least... pic.twitter.com/scF6xz4pro
— Niklas Åstrand (@NiklasAstrand) March 22, 2020
なんと2カ月近い今となっても、いまだに発見者がいないのです。
BFEEといえば「新マップが実装されたらまず全てのドアを100回開け閉めするところからはじめるヤバいやつら」とも言われているプロの(?)解読集団、そんな彼らの頭脳と捜査力を持ってしても2カ月間進展ゼロというのは、歴代の裏の戦いを見てきた者からすると異常事態とも言えます。
焦ったのはDICEスタッフも同じなようで、追加で発表されたヒントがNiklas氏の上のツイート。絵文字がシンプルなヒントになっているそうで、さらに先日イースターエッグ開発担当者からも1枚の地図が公開されました。
ちなみに「宝の地図みたいな古いものがメートル法を使っているのはおかしいよね」とのヒントも追加でNiklas氏より添えられています。その他のSolomon Islandsの宝探しに関する詳しい情報は以下に並べておくので、皆さんも新型コロナで浮いた時間を宝探しに費やしてみませんか?
Solomon Islandsのイースターエッグの全て
以下は3月31日時点の情報で、Solomon Islandsにはイースターエッグが3つあるとされています。謎解きに関する大きなネタバレを含むのでご注意ください。
- ”Swedish" イースターエッグ
- 発見済
- マップのとある場所にいくと、DICEの職員がオウムをまねして録音した声が聞こえてくる。
- "Dutch" イースターエッグ
- 未発見、今回の懸賞目標
- マップ読み込み時にランダムに発生する、発生したら試合終了までそこに居る
- 謎解き系ではなく、単純に隠れ場所を探すだけのイースターエッグ
- 映画『プレデター』と関係のあるイースターエッグ
- 全ゲームモードで遭遇できる
- キーワードは「犬」、「ジャングル」、「暑い」
- 他ヒントはNiklas氏が公開した絵文字
- もし見つけたなら、ひと目で絶対にわかる
- "Tricky" イースターエッグ
- 未発見
- 確実に発生する
- 何個かの段階を置いて発生させるイースターエッグ
- 偶然プレイしている最中に発見するのはスナイパーでもないとほぼ無理
- タイミングが重要で、pingが高いとむずかしい
『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
[wpap service="with" type="detail" id="B07D85MDDM" title="Battlefield V (バトルフィールドV) - PS4"]
TESTをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント
コメント一覧 (17件)
正直難しすぎて普通のプレイヤーには無関係。
Bf4Bf1の解読班が辞めただけだよなw
こんなゴミゲーの解読してるやつってマジで人生の無駄だよ。
チーター対策もろくにしない、運営の自業自得
もう謎解きはウンザリだっつーの
やりたかったのは推理ゲームでも着せ替えゲームでもないんだよ
予定されていたコンテンツも実装せずこんな誰も見つけられないような物に時間を割いてたのか・・・
解読班がごっそり辞めたから見つけられないのでは…?
バグを放置して端っこのお遊び要素を拡充させるってゲームとしてどうなの?ねぇ?どうなの?頭おかしくね?
くだらね
単純にプレイヤー人口が激減して、相対的に探索する人も減ったからだと思う。この推理が間違っていることを願いたいけど…
プレデター関連って旗の上から血とかが垂れてくるやつじゃないの?
戦略性が緻密に設定された膨大なマップ…?