アルファ版『CoD:BOCW』のTTK比較：『CoD:MW』より遅めで『CoD:BO4』より早めだがヘッドショットの重要性が上昇

アルファ版の限定的なプレイテストが行われた『Call of Duty: Black Ops Cold War（コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー）』ですが、プレイテストにて本作のTTKを測定し、過去作と比較を行ったプレイヤーが出現。分析の結果、とても興味深い事実が判明しています。

TTKとは？

TTK（タイム・トゥ・キル、キルにかかるまでの時間）は、プレイヤーが敵をキルするのにかかる時間を表す数値。FPSにとって重要な指標の1つであり、プレイヤーをキルするのが早すぎても遅すぎても、テンポの良い爽快なゲームプレイとはなりません。

『CoD:BOCW』のTTKを過去作と徹底比較

つい最近、アルファ版の限定プレイテストが行われた『CoD:BOCW』ですが、YouTuberのTheXclusiveAce氏が本作のTTKを分析。アルファ版に存在するすべての銃の発射レートを解析し、胴体への着弾を前提に、シリーズの過去作との比較を行うことで正確な数値を算出しています。

How Fast is the Time to Kill in Black Ops Cold War? (100 or 150 Health?)

CoD:MW

• アサルトライフル : 190 ms
• SMG : 175 ms
• LMG : 188 ms

CoD:BO4

• アサルトライフル : 355 ms
• SMG : 315 ms
• LMG : 360 ms

CoD:BOCW

• アサルトライフル : 321 ms
• SMG : 275 ms
• LMG : 344 ms

結果は『CoD:BOCW』のTTKは『CoD:BO4』に近いものとなり、『CoD:MW』と比較するとTTKは遅めの設定となっていることが判明しています。

特徴としてはアサルトライフルとSMGにおいては、『CoD:BO4』よりかなり早い設定となり、LMGは若干早い設定となっています。

アルファ版では一部の武器しか使用できないことを考えると、リリース版では『CoD:BO4』と同等となる可能性も高そうです。

ヘッドショットは？

しかし、ここで忘れてはいけないのがヘッドショットの存在。『CoD:BOCW』のヘッドショットはTheXclusiveAce氏によるとAK45で1.35 ~ 1.4倍の倍率となっていて、ほとんどのケースにおいてヘッドショットを決めることでキルに必要な着弾数が下がる値となっているとのこと。

一方で『CoD:BO4』では通常のヘッドショット倍率は1.1倍となっていて、この倍率だとアタッチメントをつけない限りは、キルに必要な着弾数が減るのはかなり稀であったと説明。

また、『CoD:MW』では通常ほとんどの場合、キルに必要な着弾数を減らすには、近距離でも2発のヘッドショットに加え胴体へのショットを組み合わせる必要があったとも説明。

これにより、『CoD:BOCW』のTTKは胴体へのショットのみであれば『CoD:BO4』より少し早めの設定だが、ヘッドショットを組み合わせると『CoD:MW』なみのTTKになるしています。

もちろん、ヘッドショット以外にも体力の自動回復の有無やその速度がTTKに関係してきたり、銃自体に異なったダメージ倍率が設定されている場合はTTKが大きく異なってくる可能性もありますが、総じて『CoD:BOCW』のTTKは過去作を踏まえて良いとこ取りをしようとしていることが見受けられます。

実際の戦闘シーンでは、『CoD:BOCW』では複数の敵を相手にするような場合や、1対1での出会い頭の戦闘などの早いTTKが求められる場面では『CoD:MW』より正確な射撃が必要になると言えそうです。

『CoD:BOCW』はまだアルファ版の状態ではありますが、今後の調整も踏まえると、直近のシリーズ作品と比べてユニークなテンポの『CoD』作品となりそうです。オープンベータへの期待がさらに高まります。

コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー 公開トレーラー

『Call of Duty: Black Ops Cold War（コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー）』の対象機種はPS5 / PS4 / PC / Xbox One / Xbox Series Xで、発売日は現地時間2020年11月13日（PS5版/Xbox Series X版は2020年末）。

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