人気ゲーミングブランドの「HyperX」をHP(ヒューレット・パッカード)が買収したと発表がありました。
2020年はコロナウイルスにより、世界的な巣ごもり需要からゲーム人気が爆発的に上昇しました。 2024年にはPCハードウェアの全体売上が約700億ドル(日本円で約7.4兆円)に到達すると目されており、PC周辺機器の売上は122億ドル(約1.3兆円)と見込まれています。
PC周辺機器の中でもとくに人気なのがゲーミングヘッドセットやキーボードなどのゲーミングデバイスです。 キングストンテクノロジーが2002年に立ち上げた「HyperX」はゲーミングブランドとして名を知られており、ゲーミングヘッドセットの名機「HyperX Cloud II」を含むCloudシリーズは多くのゲーマーに支持されています。
HPは自社でもゲーミングブランド「OMEN」を展開しており、OMEN Gaming Hubといったソフトウェアの方でも力を入れています。 最近ではOMENブランドのゲーミングデバイスの販売も開始しましたが、そちらはあまり人気を得られていませんでした。 そこで、HPは「HyperX」を買収することで弱点を補い、ゲーミングPCの「OMEN」とゲーミングデバイスの「HyperX」という2つのゲーミングブランドでエコシステムを構築したと思われます。
今回の買収にあたり、HPはキングストンテクノロジーに4億250万ドル(約450億円)を支払ったとのこと。キングストンテクノロジーからHPへのHyperXの移行は今年の第2四半期に完了を予定。 今後もキングストンテクノロジーはSSD、メモリー、フラッシュメモリーの販売は継続していくようです。
近年はゲーミングデバイスブランドの買収ニュースを目にすることが増えました。 ロジクールは2017年にゲーミングヘッドセットで有名なAstroを、2018年にBlue Microphonesを買収しています。 Corsairも2018年にゲームキャプチャや配信向けツールを販売しているElgatoを買収しました。
ゲーミングデバイスはこれからも成長が見込まれる分野であるため、今後もゲーミングデバイスブランドの買収ニュースが舞い込むかもしれません。
今回の買収については、日本HPにコメントを求めていますので続報がありましたら追記します。
値下げ販売
なお、HyperXは2月22日にCloud Revolver S、Cloud MIX、Cloud Orbit S、Cloud Alpha Sの価格を値下げしています。 これを機に購入してみるのもいいかもしれません。
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コメント
コメント一覧 (3件)
HPのゲーミングノートは重量がやたら重たいから売れてないだろうなとおもってる
おまんちん
あんまりHPに良いイメージないけどHyperXはゲーミングヘッドセットじゃ定番だから今後も買うかな
値上げされたら二度と買わないだろうけど