ただでさえ人知を超越した能力を持ち、血を吸えば吸うほどさらに強くなり、勝手気ままに振る舞い人間を家畜扱いする歪んだ貴族。『ジョジョの奇妙な冒険』、『D.Gray-man』や『HELLSING』に出てくるような強くて魅力的なダークヒーロー然とした吸血鬼に憧れた方も、ゲーマーの皆さんの中にはそこそこ居るのではないでしょうか。
そんな内なる吸血鬼を飼っている皆さんに朗報です:スウェーデンに拠を置くゲームスタジオSharkmobは、吸血鬼アクションTPS『Vampire: The Masquerade - Bloodhunt(ヴァンパイア:ザ・マスカレード - ブラッドハント)』を発表しました。7月2日(金曜日)よりクローズドアルファテストも行われる予定です。
吸血鬼無料バトロワTPS『Bloodhunt』
東ヨーロッパで最大最古の大学が築かれ、中世期より古く由緒正しい町並みや尖塔が多く残るのは、チェコ共和国の首都たる百塔のプラハ。人間に成りすまして活動するという「マスカレード(仮面舞踏会)の掟」を守り、プラハの裏側で密かに繁栄していた13血族の吸血鬼は、しかしある日唐突に秘匿が破られ、血なまぐさい権力闘争に明け暮れます。
本作『Bloodhunt』でのプレイヤーは、そんな吸血鬼ファミリーの一員として、文字通り血で血を洗う戦いに身を投じていくことに。最大44名もの他プレイヤーを出し抜き、殲滅し、最強のヴァンパイアとして君臨しよう。
クラス選択:個性豊かな血族と「アーキタイプ」
『Bloodhunt』の元となったテーブルトークRPG『ヴァンパイア・ザ・マスカレード』では、成り立ちもモットーも違う13の血族がお互いを牽制しつつ覇権を争っています。その設定を忠実に引き継いだ『Bloodhunt』でも、血族はそれぞれユニークなクランスキルを持っており、その上で血族出身のクラスごとにユニークスキルが与えられています。
テストプレイ時に用意されたのは3つの血族とそれぞれ2つのクラスで、スキルは以下の通りです:
- ブルハー家:最も奔放的で、好戦的な一族。クランスキルは前方に強力なジャンプ攻撃を行う「Soaring Leap」
- Bruteクラス:敵の弾丸をそらすことのできる衝撃波を前方に放つ
- Vandalクラス:敵の近くに居ると自身へのダメージが軽減され、クランスキルとは別に敵を吹き飛ばすジャンプ攻撃が可能
- ノスフェラトゥ家:最も醜悪で、ドブネズミとも揶揄されている一族。クランスキルは一定時間姿を消して移動速度が上がる「Vanish」
- Saboteur:しゃがむと半透明状態になったり、毒ガス爆弾を使うことができる
- Prowler:使い魔のコウモリによる索敵が可能なほか、深手を負った敵は自動で画面に表示される
- トレアドール家:最も美しいとされる一族。クランスキルは自身の幻影を前方に飛ばす「Projection」と、幻影と位置を入れ替える「Dash」のセット
- Sirenクラス:あまりにも美しいため、近くのNPC人間が逃げ出さなくなるほか、他プレイヤーの目を自分の美貌で眩ませることもできる
- Museクラス:範囲内の味方の体力を回復させるほか、自身がダウンした場合は即座にスキルを発動させる
吸血攻撃:「吸血鬼」としての力を高めていけ
現代社会を舞台にする『Bloodhunt』では、プレイヤーの闘争そっちのけで通行人が町中をうろついています。吸血鬼たるプレイヤーにとっては文字通り便利な血液パックですが、中にはプレイヤーの吸血鬼としての力を高めてくれる、優良な血を持った通行人も。
さらに同族である他の吸血鬼の血を吸ったら、自分の力の上限を引き上げることもできます。吸血鬼らしく、他者の命を糧に自身を強くしていくのが、『Bloodhunt』を征する道でしょう。
- プレイヤーは特別な血を持ったNPC人間を吸血することで、バフを1スタック獲得することができる。それぞれのバフは3スタックまで獲得できる。
- Cholericバフ:クランスキルのクールダウン短縮
- Melancholicバフ:クラススキルのクールダウン短縮
- Phlegmaticバフ:HPが自動回復
- Sanguineバフ:近接攻撃力が強化
- 初期状態ではプレイヤーは4種類合わせて合計3スタックまでしかバフを獲得できないが、ダウンした敵プレイヤーにフィニッシュ攻撃を行うと、合計スタック数の上限を1増やすことができる。最大合計7スタックまで伸ばすことが可能。
- またNPC人間や敵プレイヤーから吸血すると、体力が回復する。
仮面舞踏会の掟:闇に紛れてハントしろ
しかし新鮮な血液袋がそこらへんで歩いているからといって、好き勝手しても良いわけではありません。プレイヤーが吸血鬼の能力を使う場面をNPC人間に目撃された場合、「人間に成りすまして活動しろ」という掟を破ったとして、他の全プレイヤーに居場所が通達されてしまいます。
遮蔽物や建築越しでも身体の輪郭が真っ赤にハイライトされてしまうため、苦しい状態になることが予想されますが、それを逆手に取って戦うことも可能です。闇に紛れてコソコソ生きるか、傲岸不遜にライバルを待ち構えるか。吸血鬼らしさに満ちた、面白いシステムだと言えるでしょう。
3階建てもの家屋を一息に駆け上り、助走もつけずにストリート1つをスライディングで縦断しつつ、激しいガンアクションや殴り合いを繰り広げる。吸血鬼として縦横無尽に駆け回りつつ暴力を振るうアクションTPS『Bloodhunt』、クローズドアルファテストには要注目です。
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コメント
コメント一覧 (5件)
プラットフォーム書いてよ
もうアンチが居んのか、期待大じゃねーか
Apexよりは面白そうだな
最後に出てくる人霜降り明星のせいやにしかみえん
まーたバトロワか
さっさとチーターにまみれて廃れとけ