エーペックスレジェンズ： ランページとセンチネルが一時使用不可に、グリッチ悪用者への処罰を検討

Respawn Entertainmentの『Apex Legends（エーペックスレジェンズ）』では、全てのゲームモードから、一時的にランページLMGとセンチネルを使用不可にするアップデートが配信されました。 理由はこれら2つの武器を用いた悪質な不正プレイへの対策のためです。

ランページLMGとセンチネルが一時的に使用不可に

ランページLMGは、シーズン10開始時に追加されたライトマシンガンです。 ヘビーアモを使用して、高ダメージの銃撃で中距離戦で特に利用される武器です。 ユニークな点として、テルミットグレネードを使ってチャージすることで、連射レートを上げられます。

センチネルは、シーズン4開始時に追加されたボルトアクション式の電磁スナイパーライフルです。 基本ダメージが70もあり、スナイパーアモを使う武器の中では一番の高ダメージを叩き出せます。 さらに、シールドセルを2個消費することでチャージをして基本ダメージを88まで引き伸ばせます。

このように、2つの武器にはそれぞれチャージというユニークな機能が用意されていますが、どちらも一定時間が経過するとチャージが終了するという仕組みです。 ところが、このチャージ機能を一度のチャージで無限に利用できる悪質なグリッチが発覚してしまいました。

そのため、本日1月6日にゲーム内の全てのゲームモードから、ランページとセンチネルを一時的に使用不可にする措置が取られました。

We've just pushed out a @Playapex update temporarily disabling the Rampage and Sentinel weapons in all modes due to an exploit.

The update also disables the MIL-SPEC Bangalore skin. It is, however, still purchasable from the store and will be present once fixed and re-enabled.

— Respawn (@Respawn) January 6, 2022

グリッチとRespawnのいたちごっこ

昨年12月に発見されたこの不正行為は、再現方法がとても容易であったことから、カジュアルマッチだけでなくランクマッチでも悪用されるなどゲーム環境に著しい影響を与えていました。 開発・運営元のRespawn Entertainmentは12月10日にホットフィックスを配信。 一時は落ち着きを取り戻したかに見えましたが、再び無限チャージグリッチが横行する事態に。 続く12月17日にはまた修正パッチが配信されるも、わずか24時間足らずで三度目の無限チャージグリッチを悪用する方法が拡散。まさにいたちごっこの様相を呈していました。

タイミングが悪いことに、Respawn Entertainmentはホリデー休暇に突入。 運営が手出しできない間に無限チャージグリッチを悪用するプレイヤーが増幅してしまいます。

処罰をチラつかせるRespawn

しかし、1月5日に『Apex Legends』のプロデューサーJosh Medina氏がホリデー休暇から復帰。Twitterにて、「翌日、つまり本日1月6日にランページの問題を解決する」とツイートで告知しました。

With today being the last day of our time off for the holidays… I can safely say I’m ready to get back to it and make some dope stuff come to life

we’ll address the Rampage issues tomorrow thanks to my homeslice @RSPN_JayBiebs @benbrinkman Imma be late in the morning lol pic.twitter.com/tVjMcnzhKV

— Josh Medina (@lowkeydbjosh) January 4, 2022

また、同じく1月5日にライブバランスデザイナーのJohn Larson氏も職場への復帰を報告。 さらに、休暇中に横行していたランページとセンチネルの無限チャージグリッチを使用したプレイヤーになんらかの処罰を与えられないか検討してみるともツイート。

Took a much needed break from working on and playing Apex and instead went outside for a couple weeks. IRL graphics go hard.

Infinite charge Rampage and Sentinel also go hard, but like, in a way less fun way. While I don’t personally carry a banhammer I’ll see what we can do… pic.twitter.com/ZU4TMzlQEm

— John Larson | JayBiebs (@RSPN_JayBiebs) January 5, 2022

残念ながら、グリッチを悪用したプレイヤーの数が多いことから一人ひとりをBANするというのは非現実的ですが、一体どのような処罰がくだされるのでしょうか。そして、今回のランページとセンチネルの使用不可措置の間にちゃんとグリッチを修正してくれるのかがなによりも重要です。

バンガロールの「MIL仕様」も無効化

なお、今回の修正に合わせてバンガロールの新スキン「MIL仕様」も無効化されています。このスキンはゲームをクラッシュさせてしまうグリッチを抱えていたためです。 ただし、現時点でも期間限定ショップでは「MIL仕様」を購入可能となっています。

Source: Respawn Entertainment, Carol Sung, @lowkeydbjosh, @RSPN_JayBiebs, Dexerto.com

Source: Pressrelease