つい先日、MicrosoftがActivision Blizzardを買収したというニュースがゲーム業界を駆け巡りましたが、今度はSONYがBungieを買収という衝撃のニュースが舞い込みました。
SIEがBungieを買収
アメリカ太平洋時間の1月31日午前10時、まだ1週間の始まりの月曜日の朝にゲーム業界を震撼させる大ニュースが発表されました。 SONYグループのビデオゲーム・エンタテイメント企業のSony Interactive Entertainment(以下SIE)が、Bungieを36億ドル(日本円で約4,142億円)で買収したと発表しました。
2001年、BungieはMicrosoftのもとで『Halo』シリーズを生み出し、後にMicrosoftとは袂を分かち、今度はActivision Blizzardと提携して2014年に『Destiny』をリリースしました。 2017年には続編となる『Destiny 2』をローンチしましたが、2019年にActivision Blizzardとも契約を解消して独立し、ゲーム業界最大のインディースタジオとしてこれまで歩んでいました。
『Destiny 2』は当初はフルプライスの製品でしたが、2019年10月からは基本プレイは無料作品に舵を切りました。 この手法がSIEのCEOであるジム・ライアン氏の目に留まり、今回の買収のキッカケに繋がったようです。 ジム・ライアン氏曰く「基本プレイ無料のSFシューターの『Destiny 2』は、PlayStationのIPポートフォリオを大いに補完するものでしょう」と語っています。
『Destiny 2』は今までと変わらずマルチプラットフォーム展開
今回の買収により、Bungieは『アンチャーテッド』シリーズで有名なNaughty Dog、新作が来月に発売する『Horizon』シリーズのGuerrilla、実写版も発表された『Ghost of Tsushima』のSucker Punch Productionsとおなじように、PlayStation Studios Teamに所属することになります。これにより、Bungie側の大きな利点としては、現在『Destiny 2』以外にも開発を進めている新作タイトルの開発体制がよりスムーズに進められるという点です。
一方で、PlayStationのみならずXboxやPCでもマルチプラットフォーム展開されている『Destiny 2』は、今後もこれまでどおりBungie主導で管理され、PlayStation以外のマルチプラットフォームでも継続してサービスが提供されていくとのことです。 また、開発中の新作タイトルもPlayStation独占タイトルとはならないとのことです。
Source: Bungie, SIE, GameIndustry.biz
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