Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』のeスポーツ競技シーンでは、日本時間2月8日より世界大会「シックスインビテーショナル2022(S.I.2022)」が開催中。今回はそのうちDAY5の8試合の結果をお届けします。
「S.I.2022」グループステージが完結
シージeスポーツ競技シーンでは現地時間2月8日より、世界のベスト20チームによる最大の世界大会「シックスインビテーショナル2022(S.I.2022)」が開催中。日本からもCYCLOPS athlete gamingがアジアの仲間たちとともに出場しました。
DAY5では20チームが4つのグループに分かれてのグループステージが完結し、プレイオフに進出する16チームと、敗退する4チームに明暗が分かれました。
DAY5の結果
- グループステージの流れ
- 出場20チームが、5チームずつ4つのグループに分かれ、BO3の総当たり戦を行う
- 上位4チーム、合計16チームが14日から始まるプレイオフトーナメントに進出。5位のチームは脱落
- さらなる詳細は、以下の記事や日本語版の公式イベントガイドをご参照ください。
- DAY5の結果
- Soniqs(アメリカ)vs MNM Gaming(イギリス):2-0
- Oxygen Esports(アメリカ)vs MIBR(ブラジル):1-2
- Elevate(タイ)vs TSM(アメリカ):2-0
- FaZe Clan(ブラジル)vs CYCLOPS athlete gaming(日本):2-1
- Team Empire(ロシア)vs SANDBOX Gaming(韓国):2-0
- Natus Vincere(イギリス)vs DAMWON Gaming(韓国):1-2
- DarkZero Esports(アメリカ)vs FURIA Esports(ブラジル):1-2
- Spacestation Gaming(アメリカ)vs Rogue(ドイツ):2-0
- (チーム国籍はLiquipediaに準拠)
CAGはグループステージ最後の戦いへ
3敗からのグループリーグ突破を目指すCAGは、第1マップ「山荘」で防衛からスタート。昨日のSSG戦のリベンジに挑むような形となりました。スタープレイヤーたちで構成されたブラジルのFaZe Clanが相手でも一切怯まず、逆にそのガンスキルを見せつけて3-3で攻防を折り返します。
攻撃ではBlackRay選手のエースで先取します。SSG戦では苦しんだ攻撃側の作戦ですが、今回はAnitun選手のMaverick(マーヴェリック)が機能し、SuzuC選手が土壇場での活躍を見せるなどして、6-3と先にマッチポイントに突入します。次の1ラウンドをFaZeの完璧な防衛で返されるも、CAGは1階キッチンへの攻撃を完結させ、7-4で第1マップを制します。
第2マップはFaZeのピックした「ヴィラ」で、スウェーデンメジャー優勝チームの真価がここで発揮されます。重要なエリアを爆発物で突き上げできるマップ構造を利用し、フラググレネードを多めに持ってきたFaZeは、遊撃を効率良く排除して数的優位を確保しながら、素早く囲い込んでCAGを翻弄します。
CAGはこのスピードに打開策を見出せないまま1-5で攻防を交代するも、その後もFaZeに何もさせてもらえず、最後はAstro選手のハイドも決まって1-7で第2マップは終了。マップスコアは1-1となり、この時点でCAGのグループステージ脱落が決定しました。
最低限の1勝を求めて第3マップの「カフェ」に挑んだCAG。防衛では何でもアリのおなじみの戦法でFaZeを翻弄することに成功しますが、やはり攻撃に回ってからは押し切れない展開が続き、4-6と先にFaZeにマッチポイントを取られてしまいます。
チャンピオン経験のあるチームが多く集まったこのグループBで、過酷な戦いを強いられたCAGでしたが、最後は4-7でFaZeに敗北しました。
20チームの全体成績で見ると、CAGはゼロ勝のままインビテーショナルを去った唯一のチームとなり、やはり日本トップレベルと世界トップレベルの差の大きさを痛感させられる大会となりました。
次回の世界大会は、過去に発表されたスケジュール通りであれば、5月にシックスメジャーが開催されることが予想されます。今大会で浮き彫りになった課題をいち早く分析し、CAGが次に向けてどこまで成長できるかに注目です。2020年シーズンでは他にも、CAGに刺激を受けた、日本の他のチームの進化にも期待したいところです。
世界大会は後半戦・プレイオフへ
その他の試合を見ていくと、アジア代表チームの1つである韓国のSANDBOXは、DAY5でロシアのEmpireに敗れてグループステージ最下位が確定。インビテーショナル敗退となりました。
タイのElevateはアメリカのTSMを2-0で破る大活躍を見せ、世界大会初出場でありながら、堂々とプレイオフ進出を決めています。
2位以下が混戦模様だったグループDでは、韓国のDWGがグループ全勝を達成。試合がなかったメキシコメジャー・チャンピオンTeam oNeが、他チームとのポイント差でDAY5を戦わずにグループステージから脱落してしまうという無念な事態も生じています。
日本時間2月14日からは、残る16チームによるプレイオフトーナメントがスタートします。
プレイオフは全試合BO3、グランドファイナルのみBO5(マップアドバンテージなし)のダブルエリミネーション形式となっており、アッパーブラケットで一度敗れたチームにも、ロアブラケットからの復活優勝のチャンスがあります。
- トーナメント表はグループステージでの順位に基づいて作成
- 各グループ1位の4チームは、アッパーブラケット準々決勝からスタート
- 各グループ2位の4チームは、アッパーブラケット第1試合からスタートし、対戦相手は各グループ3位の4チームの中から指名できる(同じグループにいたチームは選べない)
- 各グループ4位の4チームはロアブラケットからスタート
シックスインビテーショナル2022もいよいよ後半戦を迎えます。果たしてチャンピオンの座はどのチームが掴み取るのでしょうか。
なお13日は試合はありませんが、指定の配信者のTwitchチャンネルでシージの配信を4時間試聴することで、G36Cのインビテーショナル限定スキンを獲得できるキャンペーンが実施されます。こちらもお忘れなく。
対象の配信者リストはこちら(シージeスポーツ公式サイト)で公開されています。同じスキンは13日の他に、17日、18日~20日のウォッチパーティーでも獲得することができます。
配信情報
「シックスインビテーショナル2022」の配信は以下のサイトから、日本人キャスターによる実況・解説つきで行われます。なお英語ではA配信とB配信に分かれており、日本語で配信されるのはグループステージ全試合の半分となります。 ハッシュタグ「#SixInvitational」をつけてツイートし、各チームを応援しましょう。
- 配信サイト
- YouTube: レインボーシックス シージ ESPORTSチャンネル
- Twitch:レインボーシックスシージJP
- キャスター
- ふり〜だ( レインボーシックス シージ公式キャスター Twitter:@frieda0914)
- ともぞう ( レインボーシックス シージ公式キャスター Twitter:@tom85y)
- Okayama(シージeスポーツ・トーナメントディレクター Twitter:@TDokayama)
- Kemical( レインボーシックス シージ公式キャスター Twitter: @KemicaLr6s)
- CrazyPapiyoN (SCARZ所属ストリーマー Twitter:@CrazyPapiyooooN)
- ぴめん(UBISOFT公式コンテンツクリエイター Twitter:@pimenmenpimen)
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コメント
コメント一覧 (4件)
精神面とかいいから技術面を向上して勝ってくれ
ブラレイは通用してたぞ
マッチポイントとって煽りまくった結果負けてるんだよなぁ
ちゃんと勝てるような強さがあるなら精神面とかはどうでもいいんだけどね
今回の負け方はメンタルが問題に見えるわ
もう6年やって全然ダメなんだから競技シーンやめれば?
CAGの稚拙さがよく出た予選でしたね
全敗したことより、立ち振る舞いが酷すぎたことを反省して精神面を鍛えてほしいです
今回ちゃんと見て応援してたくれてた人からかなり落胆の声上がってますよ