2017年にリリースされた『Destiny 2(デスティニー 2)』ですが、2022年2月23日に5年目コンテンツの幕開けとなる「漆黒の女王」がリリースされます。 当記事では、「漆黒の女王」のストーリーや武器クラフト要素などの目玉要素に加えて、先立って行われた先行体験会で判明した内容とあわせて紹介します。
「漆黒の女王」 ストーリー
シリーズを通して敵対してきた種族の「ハイブ」の王である「オリックス」を前作『Destiny』の2年目コンテンツ「降り立ちし邪神」で討伐しました。 しかし、その頃からこれまでのストーリーの裏で暗躍をし続けていたのがオリックスの妹である「サバスン」であり、彼女こそがまさに当DLCの「漆黒の女王」です。
サバスンは2018年にリリースされた「孤独と影」ではユルドレンというキャラクターを誘導し、人気キャラクターのケイド6の死をもたらし、2019年の「影の砦」ではオリックスの血筋の生き残りを自分の代わりに根絶やしにさせ、2020年の「光の超越」では重要キャラクターのオシリスの体を乗っ取り、プレイヤーたちの拠点のシティに多大な犠牲者を記録する事件を引き起こしました。 ここに上げたのはサバスンが巻き起こした事象の簡潔な内容ばかりで、彼女の犯行は数え上げると枚挙にいとまがありません。
そんなサバスンが「漆黒の女王」ではプレイヤーたち「ガーディアン」のみが扱えた「光の力」を手にします。 光の力によりスーパーパワーと不死身という特性を持つガーディアンですが、サバスン自身のみならず部下たちにも同様の力をあたえ「ルーセントハイブ」として立ち塞がります。
ルーセントハイブたちはこれまでガーディアンたちが使ってきたアビリティを巧みに使いこなしてきます。 必殺技のスーパースキルを発動したときはガーディアン同様に専用のログが流れ、各スキルはガーディアンのものと同じサウンドエフェクトが導入されているなど、偽物ではなく本物の光の力を扱っているという表現がなされています。 これにより、ストーリーはこれまでの「光と暗黒」というシンプルだった話から、「光と光」という複雑な構造をなしていくことを表しています。
そしてルーセントハイブたちが守護するのが女王であるサバスンですが、彼女の拠点である「玉座の世界」が火星に現れます。 その火星で「漆黒の女王」の目玉コンテンツ「武器作成」が動き出します。
「漆黒の女王」 武器作成システム
『Destiny 2』はいわゆるルーターシューターという装備がランダムでドロップするジャンルのFPSRPGゲームです。この手のゲームは自分の理想の装備を求めて挑み続けるのが醍醐味ですが、運に左右されるために途方もない時間がかかることも。
そこで、「漆黒の女王」からは「武器作成」というクラフト要素が導入されます。 武器作成ではプレイヤーが自分の好みのパークを武器に取り付け、まさに理想の武器を作成できます。
キャンペーンクエストでプレイヤーは火星に発見された居留地という武器作成の拠点に辿り着きます。 まずはクエストで「グレイブ」という新しく追加されるカテゴリの近接武器を作成することになり、作成完了後からは、プレイヤーが望んだ武器を作成できるようになります。
ただし、作成にあたりいくつか条件があり、プレイヤーは武器の設計図となる「パターン」を解禁しなくてはなりません。 パターンはゲーム内メニューから解禁方法を確認でき、人気の武器タイプのパターンほど条件が難しくなります。また、武器を作成するための材料も集める必要があります。
さらに、「グレイブ」を作成してから「ディープサイトの共振」というスキルがついた武器がドロップするようになり、この武器でアクティビティを完了したり敵を倒して目標を達成することで、その武器についているパークを「抽出」できます。 抽出したパークはその後は作成したい武器に適用できるようになります。そのため、理想の武器を作るにはまずは理想のパークを集める必要があり、ここでルーターシューターらしい運要素が残されています。
なお、1つの武器から抽出できるパークは1つのみで、抽出できるのも1回だけです。 抽出後にその武器が分解されることはありません。
作成した武器にはレベル制度が導入されており、レベルを上げていくと武器の性能が向上していきます。 また、武器を作成した日付も刻まれており、これから長い間を共にする相棒としての愛着が湧きやすい仕組みが仕込まれています。レベルを最大まで上げることで、各アクティビティに用意された「記憶」という見た目のカスタマイズやトラッカーを導入できます。
一度作成した武器はその後に「再形成」でパークをカスタマイズできます。 そのため、試しに作ってみたものの気に入らなかったという武器も活路をひらけます。 武器作成には週ごとの製造上限はないので、素材さえ用意できればいくらでも作成できます。 また、武器形成では漆黒の女王で実装される4つのエキゾチック武器を作成できるようになります。
「漆黒の女王」 サブクラス調整: ボイド3.0
「漆黒の女王」からはこれまでのサブクラスに大きな調整が入ります。 これまでの光のサブクラスは3つのツリーにパークがセットされていましたが、昨年に登場した「ステイシス」という新たなサブクラスはプレイヤーがパークを自由に選べるカスタマイズ性がありました。 その制度を光のサブクラスに適用されます。その第一弾としてボイドのサブクラスへの調整「ボイド3.0」が実装されます。
「ボイド3.0」を制作するにあたり、Bungieのデザイナーたちの間では「クラスごとの垣根を無くそう」というテーマがあり、これまでではハンターのみ可能だった透明化をタイタンとウォーロックもできるようになるといった新しい試みがなされています。 ただし、垣根をなくしても特徴は残したかったので、特化ビルドを作るなら元々のクラスが一番性能が高くなるとのことです。
「漆黒の女王」で「ボイド3.0」はすぐに解禁される他、基本プレイ無料の「新たな光」のチュートリアルでも「ボイド3.0」に馴染めるようにまずはボイドのサブクラスが解禁されるといった変更も加えられています。
「漆黒の女王」 その他の要素
キャンペーンミッションでは各ミッションごとに「大規模戦」が導入され、クリアするたびに報酬がもらえます。 キャンペーンミッションには高難易度版の「伝説」も実装。「伝説」ですべてのキャンペーンをクリアすると、パワーレベルのソフトキャップの上限1500を超えた1520の装備や専用エンブレム、漆黒の女王での新エキゾチックアーマーといった報酬が用意されています。
キャンペーンをクリアした後も、6人向けマッチングアクティビティや、レイドも用意されています。
PvPの「クルーシブル」では旧マップが2種類復活し、各武器カテゴリごとに事細かな調整が適用されています。 PvPvEの「ギャンビット」も仕様が変更され、ソロプレイヤー同士でしかマッチングしないフリーランスも実装されます。また、「ストライク」、「クルーシブル」、「ギャンビット」はそれぞれ専用の装備のみをドロップするようになり装備を狙いやすくなりました。また、上記のアクティビティ中は、パワーが1500を超えたプレイヤーにレア装備がドロップしなくなり保管庫整理が捗るようにもなります。
このとおり、「漆黒の女王」の目玉要素を紹介してきましたが、まだまだ他にも追加要素が大量にあります。そんな「漆黒の女王」は2月23日午前2時から開幕します。
基本プレイ無料FPS『Destiny 2』の対応機種はPS5 / PS4 / Xbox Series X | S / Xbox One / PCで、5年目拡張コンテンツの「漆黒の女王」は2022年2月23日発売。
Source: Bungie
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