新規プレイヤーもベテランも楽しめる
EAA!!:制作で苦労した点と、モバイルへシージの魅力を上手く落とし込めた点はなんでしょうか?
Hildebrand:『レインボーシックス モバイル』はiOSおよびAndroidデバイス向けとして、最高のものになるよう一から注意深くデザインされており、それでいてレインボーシックスの体験を忠実に保っています。画面の広さや、プレイヤーの動作距離、デバイスの音、パフォーマンスなどを考慮に入れ、デザインでは以下の3点にチャレンジしています。
画面を最大限に使ってプレイヤーの動作距離を入れ込みつつ、オプションを提供してより触りやすくするために、UbisoftウィニペグのHUDチームは素晴らしいHUDカスタマイズ・システムを組み立てました。プレイヤーが画面の操作方法を調整できるようにし、ダブルタップのような挙動を変更し、特定のボタンを非表示にしたり表示させたり、さらには一部の操作方法を変更して、それぞれのプレイスタイルに合わせられるようにしました。
デバイスの音量や、画面と操作入力スペースを共有させるというチャレンジのために、モバイル版特有の機能が導入されています。これらの機能の1つとしてタクティカルフォーカスによる射撃モードがあり、これがあればプレイヤーはより集中できるようになっています。オーディオコンパスはデバイスがミュート状態でも不利にならずにプレイできるようにするもので、これらは社内のプレイテストでも非常に役に立つ機能でした。
マップにも調整が加えられ、より方向感が分かりやすく、マップ構造全般でかなり緻密になっている不要な部分を減らし、射線を調整してレンダリング・パフォーマンスを改善しています。これらのパフォーマンスの最適化によって、シージの最も象徴的な機能や、私の好きな機能であるマップ破壊を維持できています。
こうしたあらゆるディティールによって、シージはモバイル版でもとても楽しいものとなっており、プレイヤーが飛び込んでくるのを楽しみにしています。
EAA!!:モバイルゲームはライト層向けというイメージですが、eスポーツ競技シーンの展開は考えていますか。
Hildebrand:eスポーツに関しては今のところ共有できるものはありませんが、容易に学べて、それでいて完全攻略するのは難しい、素晴らしい対戦ゲームにすることに力を入れています。MMRやスキルベース・マッチメイキング、完全な権威サーバーでのゲームプレイ、公平性を担保するその他のシステムによって、『レインボーシックス モバイル』が、堅実かつ競技性の高いタクティカルシューターであることが分かるでしょう。
さらに、レインボーシックスの新規層や、往年のシージファンたちも、そのスキルに関係なく『レインボーシックス モバイル』を楽しんでプレイしてくれると思っています。私もカジュアルゲーマーの一人として、個人的にもこのゲームはとても手に取りやすいものなんです。完全に理解するとなると別の話ですけどね。
私がシージやモバイルFPSを始めたばかりで、さらにUbisoftで働き始めたばかりだった頃に、ゲーム内で起きたお気に入りの体験をお話ししましょう。私は残された最後のチームメンバーとともに防衛側をやっていて、制限時間は尽きかけていました。攻撃側はラウンド終盤で、壁を破壊して押し入ろうとしていました。きっと負けるんだと思いました。だから私は壊された壁にまっすぐ歩いていって、反対側にいるオペレーターをタイミングよく倒して、その部屋にいた他の2人を驚かせてやったんです。カバーに回ろうと爆弾部屋に戻ったとき、壁に空いた小さな穴を通じて、廊下の向こう側に最後のアタッカーがスニークインしようとしているのがちらりと見えたんです。なので私は壁を爆破して彼らを驚かせ、残り20秒で敵全員を倒せたんです。
今までプレイした中でも最高に楽しいものでした。もし皆さんがこのゲームの初心者でも、『レインボーシックス モバイル』のようなゲームなら、いかに容易に波乱を起こせるかという素晴らしい一例であると思います。
EAA!!:最後に日本のシージファンにひとことお願いします。
Hildebrand:レインボーシックス・ユニバースに新たに加わるこのゲームを、皆さんの手に取ってもらうのをとても楽しみにしています!新規の方もシージファンの方も、この新たなフリープレイ体験を好きになってくれるでしょうし、一緒にプレイするのを待ちきれません。
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絵画のおじさん残ってて草