日本の公正取引委員会に相当するイギリスのCMA(競争・市場庁)は、任天堂、ソニーの両社とゲームのサブスクリプションサービスの課金方針を、ユーザーに優しい形で変更することで合意したと発表しました。
サブスク解約し忘れユーザーを保護
CMAによると、この方針変更は一定期間遊んでいないユーザーが無期限に自動課金される仕組みを改めるためだとしています。ソニー(SIE)についてはPlayStation Plusを対象にしており、まず長期間サービスを利用していない会員には連絡し解約方法を通知します。ユーザーがサービスの解約も使用も指定しない場合、サービスの使用が再開されるまで課金請求が停止されます。
任天堂に関してはNintendo Switch Onlineが自動更新されないよう、初期設定が変更されたとしています。
米マイクロソフトは2022年1月に同様の対応を終えており、ゲーム業界大手3社がいずれも不要な課金を課すことがなくなっています。
ただしNintendoを例にすると現時点では日本版の公式サイトの説明に変更はなく、いずれもイギリス国内のみでの措置とみられます。国内でも近く改善されることに期待しましょう。
便利だけど危険なサブスク
Appleも最初はサブスク解約方法が異常に複雑でした。ゲームに限らず、映像、車、おもちゃ、時計、服、果てはパンやお香とその対象範囲を広げ続けているサブスクリプションモデル。そのサービスを実際に使うなら便利でお得なこともあるサービスモデルですが、永久自動課金になっている場合もあるため利用には注意が必要です。こういった、「人間のミスや忘れることに付け込む」と言われても仕方ないモデルは当然改善されるべきでしょう。
皆さんも不必要なサブスクサービスを解約し忘れていないか、通帳や家計簿アプリなどで確認しておきましょう。
Source: 47news, VGC
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コメント
コメント一覧 (1件)
忘れると勝手に更新される系って結構前からあるよね 360時代でもゴールドでなった記憶あるわ 何時からなんだろうか