シーズン4「富を求める傭兵達」が間もなく開幕する『Call of Duty: Warzone(コール オブ デューティ ウォーゾーン)』では、次世代のアンチチートシステム「RICOCHET」が稼働しています。このアンチチートには「緩和処理」という複数の機能が実装されていますが、今回は新たな緩和処理「ディスアーム」が正式に紹介されました。
アンチチート「RICOCHET」の緩和処理
CoDシリーズのアンチチートシステム「RICOCHET(リコシェ)」には、リアルタイムでゲームが改ざんされた場合に備え、緩和処理という手段を採用しています。これは簡単に言うとチーターへの嫌がらせで、Raven SoftwareはCoD公式サイトにて「チーターに打撃を与えることで、“偽りの強者”となるその陶酔感を、愉快なほどに苛立たしい苦痛へと変えます」と述べています。
つまり、一般的な「チーターを発見したらBAN」はなく、次のような流れとなります。
- とりあえずチーターを弱体化
- 我々一般のプレイヤーを保護してゲームプレイへの影響を軽減
- チーターのデータを採ってその手口を分析
- 今後のセキュリティ強化に役立てることができるため、緩和処理には一石二鳥の効果
- ここでチーターは用済み。BAN。
こうした緩和処理にはこれまで、チーターが他のプレイヤーに与えるダメージをほぼ無効化する「ダメージシールド(詳細記事)」や、チーターの視界からプレイヤーを見えなくする「クローキング(詳細記事)」などが発表されていましたが、今回は新たな緩和処理「ディスアーム」が発表されました。
チーターへの嫌がらせ第3弾
「ディスアーム」とはその名の通り、チーターが検出された際にチーターの武器を没収するというもの。これは拳も含めた近接攻撃もすべて不可能にします。
Raven Softwareは「これに関する映像を目にすることは多くないと思いますが、きちんと機能していることを確認しました。チーターの反応は見ものです」とコメントしています。
チーター視点から一連の対策を見ると、お金を払ってチートツールを購入したのに、敵(一般プレイヤー)にダメージを与えられないわ、自分から敵(一般プレイヤー)が見えないわ、ついには自分から武器がなくなるわで、楽してキルを重ねたかったはずが、逆に自分以外が全員チーター状態となり一方的に狩られる結果に。その怒りはチート販売業者やチート制作業者に向かい、チート市場の縮小化にも貢献してくれるでしょう。
緩和処理はプレイヤーのストレス緩和にも効果あり
上記のデータは、青線が緩和処理の実施された対戦の数、赤線がチーター報告数、それぞれの推移で、緩和処理が実装されてからチーターの報告数が減少していることを示しています。これは「プレイヤーがBANウェーブで一掃されたり、もしくは彼らの悪質行為が皆さんの正当な楽しみの邪魔をしていないことが理由」と説明されています。
つまりチーター自体は今なお検出され続けており、「チートツールを買いたがる人」がいる限り根絶は難しいものの、緩和処理によってチーターを即座に弱体化させることでプレイヤーへの影響を減らし、あるいはチーターがいたことすら気付かないようにすることで、プレイヤーのストレスを軽減することに成功していることが分かります。
4月以降も18万アカウントがBAN
なおチーターのBANも継続して行われており、4月以降『CoD:ヴァンガード』と『CoD:ウォーゾーン』合わせて18万以上のアカウントがBANされています。
アンチチート「RICOCHET」は確実に効果を発揮しており、これからも進化し続けていきますが、プレイヤーの皆さんはチーターにアカウントを乗っ取られてしまわないよう二段階認証を必ず設定しておきましょう。
- タイトル:Call of Duty: Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)
- 発売日:2021年11月5日
- 対象機種:PS5 / PS4 / PC / Xbox One / Xbox Series X | S
Source: CallofDuty
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コメント
コメント一覧 (6件)
こうやって精神攻撃してそのゲームをやりたくなくなるってのはいいかもね
一般プレイヤーが何マッチに1回チーターに狩られて萎えて辞めるのに似てその逆をチーターに味合わせるのは気分がいいな
アクティビジョンかUBIのどっちか(どっちも?)がチート業者に対して訴訟してなかったっけ
アンチチート班ちょっと楽しくなってやってるだろこれ
もっとやっていいぞ
チート販売業者を法律とかで取り締まれないのか
取り締まったとしてもまた別のチート販売業者が出るだけでいたちごっこだから多分やっても意味ない。
というか普通に定期的に業者は訴えてる。