Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』国内eスポーツ競技シーンでは、プロ10チームによるリーグ戦「RJL 2022」のシーズン2が進行中です。この記事では、そのDAY6とDAY7の結果をお届けします。
「RJL 2022」シーズン2のDAY6、DAY7が終了
『レインボーシックス シージ』eスポーツ競技シーンでは、日本国内プロリーグRJL(Rainbow Six Japan League)が進行中。プロ10チームが日本チャンピオンの座を巡り、1年に渡る激闘を繰り広げます。
6月に完結したシーズン1でチャンピオンになったのはKAWASAKI SCARZでした。彼らはRJL初参加ながら、昨秋のRJCで見せたその実力をさらに磨き上げ、オフライン・プレイオフでは大観衆の前で見事な勝利を飾りました。
そんなRJLでは、6月12日からシーズン2が進行中です。各試合の配信ログはX-MOMENTのYouTubeチャンネルよりご視聴いただけます。
- シーズン2 DAY6結果
- IGZIST vs Sengoku Gaming:6-8
- FAV gaming vs REJECT:5-7
- PSG Esports vs CYCLOPS athlete gaming:0-7
- Crest Gaming Lst vs SCARZ:7-4
- DONUTS USG vs FNATIC:4-7
- シーズン2 DAY7結果
- Sengoku Gaming vs DONUTS USG vs :8-6
- REJECT vs SCARZ:6-8
- PSG Esports vs IGZIST:7-8
- FNATIC vs CYCLOPS athlete gaming:7-8
- FAV gaming vs Crest Gaming Lst:7-2
シーズン終盤、10チームによるポイント争奪戦
DAY6の初戦はIGZIST vs SG(山荘、6-8)。今シーズンまず一勝目が欲しいIGZISTは、Maavi選手が1v1の際どい場面を抜群のスキルで解決するなど、前半で10キルの活躍を見せます。SGが先にマッチポイント獲得しますが、公式戦の新顔Vbort選手が裏取りに成功し、IGZISTはオーバータイムに持ち込むことに成功します。
SGはこの日、ReyCyil選手が防衛ではAzami(アザミ)、攻撃ではMontagne(モンターニュ)でそれぞれチームを支える活躍を見せ、オーバータイムを連取します。どちらが勝っても不思議ではない試合でしたが、結果は6-8でSGの勝利となりました。
FAV vs REJECT(クラブハウス、7-5)。FAVはSmoke(スモーク)やGoyo(ゴヨ)、Azami(アザミ)ら時間稼ぎができるオペレーターと、Ramu選手の遊撃で堅実な守りを試みましたが、対するREJECTは時間をかけて防衛陣を揺さぶっていく柔軟なスタイルで、そこにSolty選手やCandy選手らの個人技も加わり、2-4でリードして折り返します。
攻防交代してからはFAVが手際の良さを披露しますが、REJECTはリードを活かして先にマッチポイントを獲得。オーバータイムが見えそうになりましたが、タイムアウトをしっかり挟んだREJECTは長期戦を却下。5-7のスコアで3ポイントを獲得し、今ステージの快調ぶり継続させました。
PSG vs CAG(クラブハウス、0-7)の一戦では、CAGがドローンワークによる情報収集スキルと、そこから素早く最適解を弾き出す知力の高さを披露しながら、防衛網をスピーディに粉砕していきます。
第6ラウンドではSuzuC選手が1v1を制し、0-6のスコアで試合をほぼ決定付けます。対応に追われるままとなったPSGは7ラウンド目も通されて、スコアは0-7。予想外なスピードでCAGが試合を終わらせました。
Lst vs SCARZ(ヴィラ、7-4)では、まずSCARZが挨拶代わりのラッシュを決めて1ラウンド先取した後は、Pyon選手のMontagne(モンターニュ)でLstの遊撃陣とのエントリー勝負を避けつつ、ディフューザー設置を目指します。しかしLstも事後対応が冷静で、前半が終わってみると3-3での攻防交代となりました。
後半で攻撃に回ったLstはEclair選手のYing(イン)を使った作戦でSCARZをかく乱し、LuA選手やRec選手ら、SCARZのキル獲り屋たちの力を抑えることに成功します。Eclair選手はこの日15キルの活躍でチームを支え、試合は7-4でLstの勝利となりました。
DAY6最後の試合はUSG vs FNATIC(カフェ、4-7)。USGのプレイが印象的なNook(ヌック)をBANしたFNATICは、個々でスニークインしてくるUSGの動きにしっかり対応し、さらに第5ラウンドではChibisu選手が1v2クラッチでチームを支えます。
その後はシーソーゲームが続きますが、FNATICが先に4-6とマッチポイントを獲得すると、逆転の足がかりが欲しいUSGのリテイクの動きをsiru選手がおさえ、FNATICが3ポイントを獲得しました。
怒濤の連続オーバータイム、オフライン巡る苛烈な争い
レギュラーシーズンが残り3試合となった中、DAY7では5試合中4試合がオーバータイムに突入する激戦が繰り広げられました。
SG vs USG(山荘、8-6)。互いに譲らず6-6とオーバータイムに突入しましたが、最後はSGのA1kyan選手が1v2の中でもディフューザーを守り切ってチームに勝ち星をもたらしました。一方USGは、今シーズン2勝5敗。ここに来て、チームとしての試練のときを迎えているようです。
REJECT vs SCARZ(6-8、銀行)はお互いに作戦のあるところをアピールしつつ進行し、試合は拮抗したままオーバータイムに突入します。最終ラウンドではLuA選手とWqsyo1選手がしっかりクロスを組んでREJECTの攻撃を封じ勝利。好調チーム同士の対決はSCARZに軍配が上がり、SCARZはこれでシーズン3位を確保しました。
PSG vs IGZIST(7-8、高層ビル)。今シーズンの成績は振るわないものの、シーズン3を見据えて少しでもポイントを獲っておきたい両チームの対決は、オーバータイム最終ラウンドまでもつれこみました。最後はMaavi選手が相手のディフューザー設置を防いで7-8で勝利。IGZISTは念願のシーズン1勝目をあげることができました。
首位FNATICはCAGと対戦(カフェ、7-8)。防衛から入ったCAGは、情報戦の強さと積極的なピークを駆使して序盤をリードするも、FNATICもすぐに対応して3-3で攻防を交代します。攻撃ではGatorada選手がYingを使って効率良くエリアを確保しようとしますが、FNATICはLily選手やChibisu選手の活躍もあって決定的なリードを許しません。
オーバータイムではGatorada選手とSuzuC選手のコンビで2v4をまくり、試合はフルラウンドに。最後は削り合いの展開を通じてCAGが先に8ポイント目を獲得し、DAY7の試合を制しました。
この日最後の試合となったのはFAV vs Lst(山荘、7-2)。ここまでオーバータイムが4連続していたDAY7ですが、FAVはDAY6で欠場していたShin選手や、No2選手とRamu選手が暴れ回り、前目に当たろうとするLstのメンバーの防衛陣をことごとく破壊することに成功します。前半を5-1で折り返すと、防衛でも逆転のチャンスを与えず、7-2という大差で試合を早々に終わらせました。
DAY8は9日に開催、RJOトーナメントも進行中
この週では、RJLの各試合と並行して、誰でも参加できるオープントーナメントRJOも行なわれていました。RJOでは上位4チームに入ることでレギュラーシーズン終了後のシーズン2プレイオフ・ステージ1に出場できる仕組みです。
LAG、父ノ背中、NORTHEPTION、Quintetteといったコミュニティではよく知られたチームに、TRIDENT、HAX.CC、Serpens、Focus E-sportsといった実力未知数なチームが加わった今回のトーナメントでは、果たしてどのような結末が待っているのでしょうか。
RJL2022シーズン2レギュラーの試合も残り2戦、翌月7月9日にDAY8、10日にDAY9が開催されます。
DAY8では多くの試合が、現時点での順位が上の方のチームと、下の方のチームがそれぞれ激突する形となっています。シーズン終盤に向けて、少しでも多くのポイントを獲得しておきたいところです。
注目はUSG vs SCARZ。シーズン2では現在8位と苦戦しているUSGですが、RJLの同期とも言えるSCARZとの試合では、どのような戦いを見せてくれるのでしょうか。今ステージは意外にも勝ったり負けたりの展開が多かった両チーム、LstとCAGの戦いも見所です。
「RJL 2022」はX-MOMETの公式YouTubeチャンネルおよびTwitchで配信中です。次回もお見逃しなく。
Source: X-MOMENT
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