『エーペックスレジェンズ』シーズン16「大狂宴」：レイス・パス・ミラージュ・ライフラ強化、ブラハ・シア・ホライゾン弱体化 ７名の調整判明（先行プレイ時）

EAおよびRespawn Entertainmentは、『Apex Legends（エーペックスレジェンズ）』における大型アップデート・シーズン16「大狂宴」の情報を公開。この記事では、既存レジェンドのバランス調整内容を紹介します。

APEX S16 レジェンドのバランス調整

以下のアップデート内容は、開発スタッフによる紹介および先行プレイビルドで使用させてもらった際の情報です。数値などのより詳細な部分は、後日公開されるパッチノートおよびリリース版ビルドでご確認ください。

レイスとパスファインダー（強化）

クラス「スカーミッシャー」であるレイスとパスファインダーは、それぞれアルティメットで移動できる距離が増加。変更の背景には、2人がヴァルキリーに対抗できるように、という意図があるそうです。

• レイス：「ディメンションリフト」で移動できる距離が2倍に（150メートル）
• パスファインダー：「ジップラインガン」の有効射程が大幅強化（約200メートル）。ジップライン使用時の移動速度も上昇

スカーミッシャーのクラスにはチームの移動を支援するレジェンドがそろっており、中でもヴァルキリーのアルティメットのポテンシャルは他を圧倒しています。そこで、ヴァルキリー以外でもトリオ全体が一気に長距離を移動できる選択肢を持てるようにこのようなバランス調整になったそうです。

移動を支援するレジェンドは以前から人気がありますが、スカーミッシャーたちの重要度は今後もさらに高まり続けることが予想されます。

アビリティが便利な代わりに、クラス専用パークが「ケアパッケージの中身が見える」という比較的控え目なものあることで、バランスが取られているのかもしれません。

ブラッドハウンドとシア（弱体化）

• ブラッドハウンド：
  • 「全能の目」でスキャンした際、敵には菱形のマークだけが短時間つくようになる。シルエットは一瞬だけ表示され、持続しない
  • 「ハンティングビースト」の性能弱体化。これまでのようなペースで敵をスキャンし続けるようなプレイができなくなる代わりに、アルティメット使用時にブラッドハウンドからホワイトレイヴンが飛び出し、スキャンで見つけた近くの敵を追跡してくれるようになる
• シア：
  • 「ハートシーカー」で敵を見つけると、相手の方にも効果音が鳴り、見られていることが伝わるようになる
  • 「フォーカス・オブ・アテンション」は、スキャンした敵の体力とシールドのゲージだけを表示するようになる。敵そのものにはマークも何もつかない

大人数戦であるバトロワでは欠かせないスキャンですが、今回は明確な弱体化となります。スキャンして自ら攻撃的に詰めていくような使い方がしづらくなるそうで、敵のおおよその位置は分かりますが、その距離感や、複数の遮蔽物を挟む状況での前後関係が分かりにくくなります。

敵の正確な位置を掴むうえで推測しなければならない部分が加わるため、総じてスキャン情報を活用するチームメイト全員に要求されるスキルが上がったと言えるでしょう。

ミラージュ（強化）

• パッシブ「神出鬼没」で味方を蘇生した後、蘇生後も3秒間クロークが持続するようになる
• デコイを撃ったとき、発見されて追跡される時間が延び、敵の追撃がしやすくなる

これまでは蘇生完了と同時にクロークが解除される仕組みでしたが、今後は蘇生が完了した後も3秒ほど、ミラージュ自身と蘇生したチームメイトのクローク状態が持続します。またデコイを撃った際のペナルティも増えています。

透明状態のまま移動して別の場所に隠れられるだけでなく、詰めてきた敵の背後に回るような強気な動きも可能になるでしょう。

とはいえ、ミラージュは「スカーミッシャー」のクラスに入っており、ここにはレイス、オクタン、パスファ、ヴァルキリー、ホライゾンと強力なライバルがそろっています。「スカーミッシャーを1人連れて行こう」ということになった場合、彼はやや不利かもしれません。

ライフライン（強化）

• 味方を蘇生する際の遅延ペナルティを削除
• ケアパッケージが落ちてくるスピードが上昇

ライフラインは、「青サプライボックスの追加アイテムにアクセスできる」という能力がサポートクラス全体のパークになったことで、強みが1つ減ってしまいました。この点への埋め合わせのような形で強化が入ります。

味方への蘇生を開始する際の遅延ペナルティが削除され、倒れている味方のところに走って蘇生インタラクトをする際の動作がスムーズになるそうです。また、彼女のケアパッケージが落ちてくるスピードも上昇します。

ホライゾン（弱体化）

• 「グラビティリフト」の性能弱体化。使用時の弾拡散度が上昇

ホライゾンは移動を支援するスカーミッシャーということで、「どこでも高所を確保して攻撃できる」という、グラビティリフトの攻撃的な一面は弱めることにしたそうです。

他のレジェンドは？

今回解説されたのは以上の6人のレジェンドたちへの調整のみでしたが、他のレジェンドたちへの調整はあるのでしょうか。調整対象となる各アビリティの具体的な数字の変化なども含めて、気になる詳細は後日公開のパッチノートで明らかになるでしょう。

• 『エーペックスレジェンズ』シーズン16「大狂宴」：5種のクラス詳細、レジェントの区分けや専用パーク判明

引き続きシーズン16「大狂宴」の最新情報にご期待ください！