Ubisoftは、タクティカルシューター『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』で2023年に行うアップデート「イヤー8」の全貌を公開しました。
2015年12月にリリースされ、あと2年ほどで10周年を迎えるシージですが、開発スタッフは(改めて)既に「次の10年」について考えているそうです。
シージの2023年度が本格始動
eスポーツ世界大会「シックスインビテーショナル2023」は、EUの名門団体であるG2 Esportsが王座を奪還するという劇的なエンディングで幕を閉じました。シージ界はこれより本格的に2023年度を迎えます。
2023年度(2024年2月頃まで)に行うアップデート「イヤー8」については、各シーズンの内容を記載したロードマップも既に発表されています。
現地時間3月7日にリリースされるイヤー8最初のシーズン「オペレーション・コマンディングフォース」では、ブラジル人の新オペレーターBrava(ブラバ)が登場。リロードのメカニズムがリワークされ、新たなアンチチート「マウストラップ」が実装予定です。
10年後も続くシージ、タクティカル性を強調
イヤー8の発表に関しては、開発スタッフから「次の10年」という気になる発言もありました。
クリエイティブディレクターのAlexander Karpazis氏は、配信の中で「我々は既にシージの次の10年を見据えています。皆さんがこのゲームに多くの時間や愛をかけてくれていることは承知しており、それを台無しにするつもりはありません」と発言。
また、新たに公開された動画「Rainbow Six Siege: Year 8 Overview」(英語)の中で、ビジネスストラテジー・ライブパフォーマンスディレクターのMohammed Benhenneda氏も、「数年前、我々は10年ここにいると約束しました。そして、我々は10年後もここにいると約束します」とコメント。今後のアップデートの方針として、シージのタクティカルな側面やクリエイティビティな側面を強化していくことに力を入れるともつけ加えました。
『レインボーシックス シージ』のルーツへ回帰
さらに、SiegeGGがKarpazis氏に行ったインタビューによると、イヤー8では「『シージとは何か』というルーツへ戻る」そうです。この方針は、先日公開されたばかりのシネマティックトレーラーの内容とも繋がっているのかもしれません。
トレーラーでは、新たなヴィランとしてDeimos(デイモス)なる正体不明の人物が登場。これまで数年間レインボー部隊を統括する「シックス」を務めていたハリーを殺害したことで、ストーリーは急展開を迎えています。
スポーツ色を弱めミリタリーへ回帰か
特殊部隊の「タクティカルシューター」としてデビューした『レインボーシックス シージ』ですが、eスポーツブームに乗って過去数年はスタジアムを舞台に観客の前でチーム戦を行うなどスポーツ色が強調されていました。しかしイヤー7ではこの路線を変更する意図がうかがえました。
現時点ではオペレーターたちは5つのチームに分割され、それぞれが独自に任務行動をするというミリタリーとしての趣が復活しています。
10年後にはついに100人オペレーター
シージには以前からオペレーター100人計画があり、来シーズン登場するBravaで67人目となります。1シーズンに1オペレーターとして、10年(40シーズン)後には既に100人を突破している計算になりますが、果たしてその日は本当に訪れるのでしょうか。
そして何より、2015年のリリースからあらゆる面がアップデートされ続けているシージの10年後、つまり2033年には、ゲーム全体やeスポーツシーンはどのような姿になっているのか。非常に興味深いところです。
コンテンツが増える一方で、ビギナーチャレンジなどの初心者向けコンテンツも充実させていく予定のシージですが、まずはイヤー8でどのような盛り上がりを見せるかに注目しましょう。
Source: YouTube, SiegeGG
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コメント
コメント一覧 (13件)
「シージとはなにか」じゃなくて「レインボーシックスとは何か」に立ち返って欲しい。
人口も離れて過疎なのわかってるのにわざわざ気になって書き込みにくるキッズ😂
10年後やってる人居るのか