本日2023年4月19日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 のニュースページを更新。健全なゲーム環境の整備とポジティブな体験の促進を目的に『オーバーウォッチ 2』より発足された「ディフェンス・マトリックス」構想の最新情報を公開しました。
約2か月ぶりとなる今回のアップデートでは、主に「オーバーウォッチ 2」を公平で友好的な場とするための取り組み、「ディフェンス・マトリックス」の最新アップデートについて紹介されています。
ポジティブな「オーバーウォッチ 2」を目指して
「ディフェンス・マトリックス」の第一の指針となる原理は、「フェアであることは、楽しいということ」。これは、「オーバーウォッチ 2」でチート行為は、決して認めないという信念に基づいて決定されました。
チート行為をするプレイヤーとプレイすることは非常にストレスがたまり、参加者は楽しく公平なマッチをする機会を奪われることになります。これに対し開発チームはチート行為の特定・対策を続けていくという声明と共に、チート行為の発見に最も効果的な手段として、プレイヤーによる「通報」を推奨しています。
チート利用者に対するペナルティの実行
オーバーウォッチ2のローンチ以降、「エイムボット」や「ウォールハック」を含む様々なチートを使用していた世界中の10万アカウント以上に対しペナルティが科され、ほとんどの場合そういったアカウントは永久BANされたと発表されています。
加えて、ハックを止めるための施策には、チート行為を行っているアカウントに対する定期的な一斉BANも含まれており、毎週5000アカウント程度のBANを実施。直近では、使用者が多く、広く使われていたハックに対して大規模な一斉BANが実施されたとのこと。こういったチート行為対策については、引き続き今後も実施し、さらに進化させていくと宣言されています。
ハッカーのチームにもペナルティー
また、過去のアップデートでは、ハック等のチート行為を行っているプレイヤーとグループを組んだ状態でキューに入っているプレイヤーに対してもペナルティを実行していくと発表されており、このポリシーの実施以降、毎週相当数のアカウントアクションが行われたようです。こちらの取り組みについても、引き続きの発展と必要に応じた更なるアクションの実行を発表しています。
インクルーシブな「オーバーウォッチ 2」のために
チート行為対策は「ディフェンス・マトリックス」の重要な要素ですが、悪質な行為への対策もまた、取り組みの柱です。悪質な行為に関しては、第二の目標にして指針となる原理、「『オーバーウォッチ 2』を安全で包括的な社会的体験の場に育て上げる」が定められました。
内容としては、「悪質な行為を探知、阻止、予防するためのシステムを実装」しつつ、プレイヤー自身も「すべてのマッチのチームメイトや対戦相手にフレンドリーでポジティブな態度で接するよう促す」とされています。
悪質プレイヤーは即通報を。でもウィーバーにはまだ優しく
アビリティの性能について度々危険視されているライフウィーバーですが、来週以降ライバル・プレイで使用可能となります。これについて、Blizzard側は妨害を目的とした悪用(利敵行為)をしないよう改めて注意喚起を促すと共に、他ヒーローのアビリティも含めて嫌がらせのために使用されていないか監視を続けていくと宣言。また、こちらもゲームを妨害する目的でアビリティを使用しているプレイヤーを見かけた場合は、できるだけ早期の通報が効果的であることを強調しています。
しかし、同時にライフウィーバーは登場から日の浅いヒーローであり、全てのプレイヤーが上手く扱えるわけではありません。アビリティの使い方を誤るプレイヤーも現れるかと思われますが、これはわざと味方を妨害しているわけではないため、できる限り寛大に、優しく見守ることを推奨しています。
配信者保護機能
加えて、悪質行為を防ぐための将来的な施策も進められており、前回のアップデートでは、クライアント上での配信者保護機能が追加されました。これは第一歩としては有効ではあったものの課題も残っているとして、現在は「同じロビーのプレイヤーに対してBattleTagを非表示にする方法を追加する」という方向性で検討されているそうです。
そのほか、当該記事ではボイスチャットのアップデートやポジティブなプレイの推奨などについても紹介されています。
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
Source: Overwatch 2
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