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まさに正当進化な『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』先行プレイレビュー:戦闘・探索・親切設計・ファンサービス!

『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』先行プレイレビュー:戦闘・探索・親切設計・ファンサービス! 正当進化とはまさにコレ!
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  20. ヘッドセット

4月28日にElectronic ArtsおよびRespawn Entertainmentから『Star Wars Jedi: Survivor(スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー)』がPlayStation 5 / Xbox Series X|S / PC向けにリリースされます。

今回はPlayStation 5版を先行プレイし、前作『スター・ウォーズ ジェダイ: フォールンオーダー』から進化したゲーム内容を紹介します。結論から言うと「最高」です。

CONTENTS

『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』先行プレイレビュー

序盤から前作終盤の強さ!

『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』先行プレイレビュー:戦闘・探索・親切設計・ファンサービス! 正当進化とはまさにコレ!
スター・ウォーズファンにもそうでない人にも

前作『スター・ウォーズ ジェダイ: フォールンオーダー』では、主人公の「カル・ケスティス」が、映画『スター・ウォーズ』エピソード3で発令された「オーダー66」を生き残りましたが、その時のトラウマが原因でフォースとの繋がりが遮断されていました。

前作で繋がりを取り戻しジェダイ・ナイトに昇格したカルですが、5年後の『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』では、かつての仲間たちはそれぞれの道に進み、カルは相棒の「BD-1」 と新たな仲間とともに反乱活動を続けています。

ゲーム冒頭で前作のあらすじムービーが流れるので前作未プレイでも安心

『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』は、三人称視点でプレイする3Dアクションアドベンチャーゲームで、ライトセーバーとフォースを使った戦闘を中心に展開します。戦闘はパリィとブロックを活用し、敵に負けると経験値を失うソウルライクな作りですが、難易度はいつでも変更可能です。

続編モノによくあるリセットはされず、前作で習得したアビリティはほぼそのまま引き継がれ、最初から強力なアビリティを使用することができます。 なお前作のセーブデータ特典などはないため、今作から始めても全く問題ありません。

新たな3種の「スタンス」

また、前作にあった「シングル」と「ダブル・ブレード」に加え、二刀流の「デュアル」、カイロ・レンも使用していた「クロスガード」、そしてブラスター・ピストルとライトセーバーを同時に扱う「ブラスター」が追加。計5種類のスタンスを同時に2つまで使い分けることができます。

ブラスター銃も使えるからEAA!!で取り扱っても問題ないぜ!

ライトセーバーのカスタマイズ要素

「ライトセーバーのカスタマイズ要素」は前作の大きな特徴の1つで、今作でも継続しています。ライトセーバーの性能は変わりませんが、自分好みのデザインにできるのは最高のファンサービスです。

カスタマイズの選択肢が増加

さらに今作では、ライトセーバーで人間タイプの敵を部位を切断できるようになりました。前作でライトセーバーの切れ味に不満があった人も笑顔になります。 この機能は設定からオン・オフ切り替えることができます。

部位切断が追加されてライトセーバーらしさがアップ

カルはスキルツリーからスキルを強化できるほか、スキルリセットで新しいビルドを組み直すこともできます。 さらに、「パーク」という新システムによって、カルはより強力なジェダイに成長します。パークには種類があり、それぞれがカルの能力を強化してくれますが、一度につけられるパークの数には上限があります。

喋る!敵がとにかく喋る!

敵の種類も前作「スター・ウォーズ ジェダイ: フォールンオーダー」より増え、帝国のストーム・トルーパーやパージ・トルーパー、野生動物に加え、新勢力の「ベッドラム・レイダー」があらわれ、バンディットのほかに映画「スター・ウォーズ」エピソード1〜3に登場したドロイドも使役してきます。その結果、探索中に帝国とベッドラム・レイダーが遭遇戦を繰り広げ、野生動物がストーム・トルーパーたちを攻撃している光景を見ることがあります。

「ラジャ・ラジャ」でおなじみのB1ドロイドはとにかく喋る喋る

敵には膨大な量のセリフが用意されており、ストーリーで1度しか通らない場面にいる敵ですら、何種類もの会話が設定。時間制約があるレビュー中にもかかわらず、何度もロードしなおして会話を盗み聞きして楽しんでしまうほどです。

特にストーム・トルーパーとファンにはおなじみのB1ドロイドのセリフは、いくら聞いてもまだあるのかと驚くほどの量を用意。こうした敵の何気ない会話から、それぞれの勢力の立ち位置やスター・ウォーズの世界観が深堀りされていくため、ファンにとってはうれしい要素です。最高。

ボリューム満点の探索要素!

『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』は前作からあらゆる面が正当進化していますが、その中でもとくに大きく進化した点が探索要素。 先月に行われたメディア体験会で、日本人女性プロデューサーのシシド・カスミ氏にもっとも注力した点を質問したところ「探索要素」と回答をいただきましたが、間違いなく「探索」のボリュームが大幅にアップしています。

縦にも横にもマップが広い!

まず各惑星のマップがとにかく広い。とくにストーリーに大きく絡む惑星「コーボー」と映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にも登場した「ジェダ」が本当に広い。

惑星「コーボー」はとにかく探索要素が豊富!

あまりにも広大ゆえに前作にはなかった乗り物やファストトラベルが追加されたほどです。

「コーボー」で乗れる「ネッコー」は騎乗戦もできる

クリアまでは約19時間。まだまだ遊べる

ストーリークリア最優先でプレイしつつ、何度もサイドクエストや寄り道をしていましたが、それでも未到達のエリアがあるほど。ちなみに筆者は難易度5段階中3段階のジェダイ・ナイトでクリアしましたが、クリアに要したプレイ時間は約19時間

「コーボー」には「パイルーン・サルーン」という拠点が追加されており、カルは銀河を旅して新しい仲間たちを拠点にスカウトしていきます。 スカウトできるNPCたちの中には、カルの強化要素や見た目のカスタム要素を販売したり、強力な敵を倒してくる賞金稼ぎ斡旋者がいたり、映画のミレニアム・ファルコンにあったホロチェス風の「ホロ・タクティクス」というミニゲームや、屋上でガーデニングができるようになるなど発展要素も含まれています。

集めた敵のデータを駒にして戦うミニゲームの「ホロ・タクティクス」で貴重品をゲット

豊富なサイドクエスト

銀河中に点在しているNPCと会話をすると「噂」という名目でサイドクエストを提供してくることもあります。 噂の報酬は装飾要素のほかに、スキルポイントや回復アイテムの使用回数上昇といった、ゲームプレイに影響を与えるものまで千差万別。なかには強力なボスと戦う噂もあります。

最序盤で受けられる噂でいきなりランコアと遭遇!

他にも「エコー」やBD-1の「スキャン」など収集要素は膨大にあり、 全てコンプリートしたい人には探索だけでもかなり楽しめるかもしれません。 

親切なアクセシビリティ

探索する上でありがたい改善点が「マップ」。『スター・ウォーズ ジェダイ: フォールンオーダー』ではクセが強くて使いづらかったマップですが、『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』では使いやすくなっています。 

未到達のエリアや、現在のカルでは通行不可な場所などは色分けされて認識しやすく、次の目的地がわからない場合は、オプション設定から「ナビゲーションアシスタント」をオンにすると道のりを表示してくれます。

前作ではほとんど使わなかったマップを今作では活用しまくり

『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』をプレイしていて感じるのは、全ての人がプレイしやすくなるようにアクセシビリティ機能を徹底しているということです。 「ナビアシスタント」もその一例ですが、戦闘が苦手な人のために難易度調整できるだけでなく戦闘開始時に敵を遅くする「スロウ機能」があったり、足を踏み外しても落下ダメージを受けなくなしたり、クモの見た目が苦手な人向けのアラクロフォビア設定、字幕の読み上げ機能など、『スター・ウォーズ』は好きだけれどゲームはプレイしないという方でも楽しめるようになっています。 

字幕設定も便利

英語圏では需要が少ない「日本語字幕 / 英語音声」も設定できます。 この手のゲームにしてはめずらしくタイトル画面に戻ったり再起動する必要はなく設定画面で一発です。 これは本当に珍しい。 

タイトル画面に戻らなくても言語切り替えできる!

クリア後も無料で楽しめる!

珍しい点でいえば、昨今の3Dアクションアドベンチャーはゲームを発売したあとに、クリア時のアビリティや装備を持ち越せるいわゆる「強くてニューゲーム」をDLCで配信することが多いのですが、『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』には最初から「新しい旅+」があり、ストーリーをクリアしたら選べるようになります。

「新しい旅+」ではカルも敵もほぼ一撃死の超火力設定や新しいライトセーバーのカラーといったお遊び要素もあります。しかも、「新しい旅+」のデータと通常のクリアデータは共存ができ、上書きされる心配はありません。 

2つの大きな不満点

このように、戦闘、探索、アクセシビリティ機能など全方位で正当進化を遂げたのが『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』です。 ところが何もかもがうまく進化できているわけではありません。

パフォーマンスの問題

とくに顕著なのがパフォーマンスの問題。 本作には画質重視の4K/30fpsの「クオリティモード」1080p/60fpsの「パフォーマンスモード」があります。 筆者は最初はパフォーマンスモードでプレイしていましたが、いくら1080pと言えど画質がとても悪く、それでいて60fpsに張り付くどころかフレームレートが安定しません。 敵の攻撃をパリィやブロックするゲームで、フレームレートが不安定でタイミングがズレるのは致命的でストレスがたまりました。 レビュー期間中にパッチが配信されたことで改善はされましたが、それでも完全とはいえません。

途中から「クオリティモード」に切り替えましたが、画質が大きく向上しフレームレートは30fpsで安定しているのでストレスは軽減。 ただし、30fpsは今どきのゲームに慣れた身としては厳しいものがありました。 

PC版をプレイしていた他のレビュワーたちにも話を聞いたところ、PCの方はもっと致命的な不安定っぷりだったそうです。  EA / Respawn側もこの事態を把握しており、レビュー期間中にパフォーマンス改善パッチを配信。 さらに発売日にPC向けに別パッチ、今後も全プラットフォームで最適化パッチを配信予定と告知をしています。 

日本語版の問題

この他に、日本語版では時々気になる誤訳があります。 筆者はクリア前は英語字幕・英語音声でプレイして、クリア後に日本語字幕・日本語音声に変えましたが、少しプレイしただけでもいろいろなおかしな点が目につきました。

英語の「Training(訓練)」が「Train(列車)」に翻訳されてしまっている笑えるミスもあれば、『スター・ウォーズ』の重要な用語の「ハイ・リパブリック」が「高共和国」という言葉に置き換えられていてファンとしては見過ごせない点がありました(ルーカスフィルム監修なので今後日本では高共和国が正式用語の可能性あり)。 敵の会話もおもしろい本作で、翻訳クオリティに不安が残るのはとてももったいない。

右下の訓練開始の決定ボタンがまさかの列車!

このように不満点もありましたが、パフォーマンスと翻訳の2点はそう難しくはないパッチで改善できるのでそこまで不安ではないでしょう。

総合的には大満足の買って損はないクオリティ!

とはいえ、このような不満を消し飛ばしてしまうほど、ゲームとしては非常に高い完成度を誇っています。スター・ウォーズファンであろうとなかろうと、アクションゲームやアドベンチャーゲームが好きな人はもちろん、ソウルライクなゲームの初心者という方にもオススメできる堅実なゲーム、それが『スター・ウォーズ ジェダイ: サバイバー』です。 プレイしてもきっと後悔しないであろう、高い完成度を誇るタイトルとなっています。

正統進化!『STAR WARS ジェダイ:サバイバー』 先行プレイ映像

 

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 最近前作クリアしたばかりだからタイミングええわ
    けどPC安定してないのか…迷うところだけども…

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