5月13日、幕張メッセで開催された「DreamHack Japan 2023 Supported by GALLERIA」では、Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』eスポーツで活躍する日本チームVARRELと、韓国チームDplus KIAによるスペシャルマッチ「R6S Dream Showdown 2023」が行われました。
EAA!!も幕張メッセ会場に出向き、日本初のDreamHackイベントに名を連らねたシージだけでなく、国内ゲーミングコミュニティの盛り上がりの様子を取材してきました。
日本初「DreamHack Japan 2023 Supported by GALLERIA」開催
5月13日と14日に千葉県幕張メッセで開催された、日本初の「DreamHack Japan 2023 Supported by GALLERIA(以下、DreamHack Japan 2023)」。eスポーツやライブパフォーマンス、ゲームの試遊や、BYOC(※自分のPCを持ち込んで同志と交流すること)が合体したこの大規模なイベントには、雨がちな天候にも関わらず、国内だけでなく海外からも多くの人々が足を運んでいました。
『シージ』ブースも大盛況
Ubisoftの『レインボーシックス シージ』もブースを出展し、公式グッズの販売のほか、来日したシージ界のレジェンドPengu、RJLで戦うプロ選手たち、そしてキャスターやタレントの方々が、2日間に渡ってファンとのサイン会を開催していました。
野々宮ミカさんのAzami(アザミ)コスプレや、シスルさんのIana(イアナ)コスプレにも、その驚愕のクオリティの高さに、会場からは大きな歓声が沸き上がっていました。
「R6S Dream Showdown 2023」はDplusが制する
13日には会場内ステージにて、エキシビションマッチ「R6S Dream Showdown 2023」も開催。コペンハーゲンメジャーで世界の強豪と戦ってきた2チーム、日本のVARRELと韓国のDplus KIAがオフラインの観客の前で試合を行いました。
会場内の特設アリーナはは立ち見席まで満席。エキシビションとはいえ、世界レベルの戦いを間近で見られるということで、両チームの白熱の戦いには最後まで熱い視線が注がれていました。
試合は0-2でDplusの勝利となりました。第1マップ「高層ビル」では接戦となり、最終15ラウンドまでもつれましたが、わずかな差でDplusが7-8で勝利。第2マップ「山荘」では、Dplusが攻撃でリードを作ることに成功し、そのまま2-7で勝利。Dplusは韓国の筆頭チームとして、そのパフォーマンスの高さをオフラインの観客の前でも存分に披露していました。
試合後インタビュー
試合後のインタビューで、まずVARRELの皆さんに対戦の感想をうかがったところ、OkOmEsH選手は「Dplusは世界で色々な経験を積んでいるチームなので、丁寧なプレイが非常に上手だなと思いました」と語ってくれました。
「山荘」での戦いについて、Kawa選手は「自分たちの作戦が刺さるときは、相手のミスを拾えることが多いのですが、Dplusは(スクリムも行ってきているので)その点への警戒も強かったですね」と述べてくれました。第2マップでラウンド差がついた点については、第1マップを落としたところでのチーム内でのコミュニケーションに改善の余地があることに触れていました。
Dplusの皆さんに今回の「DreamHack 2023」についてうかがったところ、「Japan Invitationalのときはシージのみのイベントだったのですが、Dream Hackではさまざまなゲームタイトルに人が集まっているところが感動的でした」と述べてくれました。
また、コペンハーゲンメジャーでの激闘について振り返ってもらうと、「私たちが見せたかったものを、すべて見せることはできませんでした」としつつも、さらなるレベルアップに向けて、オフシーズン期間では「チーム内でのコミュニケーションや、合わせがまだ硬いので、その部分を綺麗にしていきたいです」と述べてくれました。
両チームともにチーム内コミュニケーションの重要性に触れている点が興味深く、それぞれの課題にどのように取り組んで行くのか、秋からのシーズン2(ステージ2)ではさらなる進化に期待したいところです。
「R6S Dream Showdown 2023」は比較的短いイベントではあったものの、最後まで大きな拍手に包まれながら閉演。日本初のDreamHackを彩る、思い出に残るイベントとなりました。
夏もシージが盛りだくさん、8月に都内でオフライン大会開催
世界のシージ競技シーンは秋までオフシーズンとなりますが、世界の各地域だけでなく、日本のシージ界でも独自の動きがあるようです。
「R6S Dream Showdown 2023」終了後、現在日本リーグである「RJL」を主催しているX-MOMENTより、2023年8月12日に都内でR6Sのオフライン大会を開催することが発表されました。詳細は6月下旬より明かされます。
CAGがサウジアラビアへ出陣
日本チームが出場する他のトーナメントとしては、7月にサウジアラビアで開催される世界最大規模のeスポーツイベント「Gamers8」に、日本チームCYCLOPS athlete gaming(CAG)が予選を突破し出場権を確保しました。
CAGは春のコペンハーゲンメジャーには惜しくも出場できませんでしたが、長らく日本のシージeスポーツをけん引してきたビッグチームです。eスポーツに国を挙げて注力しているサウジのステージで、CAGがどんな戦いを見せてくれるかに注目です。
新シーズンは5月30日スタート
ゲーム内は、日本時間5月15日の早朝に、次回のシーズンである「オペレーション・ドレッドファクター」の全情報が公開されました。アップデートは日本時間5月30日にリリースされます。
新オペレーターFenrir(フェンリル)や、リワークされた「領事館」など、新コンテンツ・新機能については以下の記事でご確認ください。
- イヤー8シーズン2新防衛オペレーターFENRIR解説 / 恐怖で敵を支配するクラウドコントローラー
- Y8S2新コンテンツ(1/2):新サブガジェット"偵察ブロッカー" / 防衛オペレーターバランス調整 / Grimの超強化など
- Y8S2新コンテンツ(2/2):"領事館"リワーク / 射撃練習場の新機能 / アーケードモード常設 / フリーカメラなど新機能が追加
Source: DreamHuck Japan, Twitter, In-Game
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